ちくま学芸文庫より出版されているニーチェ全集7「曙光」の各節題目表よりタイトルを拝借し進めてきました特別企画「曙光(ニーチェ)」がついに全て完了しました。
本シリーズは575項目ありますので、投稿数はすごい量になっています。ということで一覧ページを設けておきます。
「曙光(しょこう)」とは、夜明けに差してくる太陽の光を意味します。暗い夜から一筋の強烈な光が差し込んでくる時のイメージです。ということで、ちくま学芸文庫の曙光の訳者である茅野良男氏による本書の解説文(曙光の裏表紙)を掲載しておきます。
また本ページ文末に、「曙光」について書いておきましょう。
それでは曙光一覧です。
曙光 第一書 1~96(96)
- つけ加えられた合理性 2014.10.27
- 学者の偏見 2014.10.28
- 物には時がある 2014.10.29
- 夢想された天体不調和に反対 2014.10.29
- 感謝しなさい! 2014.10.30
- 奇術師とその反対 2014.10.30
- 空間感情の学び直し 2014.11.02
- 変容 2014.11.03
- 風習の倫理の概念 2014.11.04
- 倫理の感覚と因果関係の感覚との相互運動 2014.11.05
- 民間道徳と民間療法 2014.11.06
- 付加物としての結果 2014.11.07
- 人類の新しい教育のために 2014.11.08
- 道徳の歴史における狂気の意義 2014.11.09
- 最も古い慰めの手段 2014.11.10
- 文明の最初の命題 2014.11.11
- よい自然と悪い自然 2014.11.12
- 自発的な意志による苦悩の道徳 2014.11.13
- 倫理と愚化 2014.11.14
- 自由行為家と自由思想家 2014.11.15
- 法の履行 2014.11.16
- 仕事と信仰 2014.11.17
- われわれのどこが最も精巧であるか 2014.11.18
- 命令の証明 2014.11.19
- 風習と美 2014.11.20
- 動物と道徳 2014.11.21
- 超人的な情熱に対する信仰のもつ価値 2014.11.22
- 論拠としての気分 2014.11.23
- 徳の俳優と罪の俳優 2014.11.24
- 徳としての高尚な残酷さ 2014.11.25
- 精神に対する誇り 2014.11.26
- 輪止め 2014.11.27
- 原因や結果や現実の軽蔑 2014.11.28
- 道徳的な感情と道徳的な概念 2014.11.29
- 感情とその判断からの由来 2014.11.30
- 底意ある馬鹿げた畏敬 2014.12.01
- 効用からの誤った推論 2014.12.02
- 道徳的な判断によって変形された衝動 2014.12.03
- 「純粋な精神」の偏見 2014.12.04
- 習慣の穿鑿 2014.12.05
- 観想的な生活の評価のために 2014.12.06
- 観想的な生活の由来 2014.12.07
- どれほどの力が現在思想家の中に集まらねばならぬか 2014.12.08
- 起源と意義 2015.01.10
- 認識の悲劇の終幕 2015.01.29
- 懐疑の懐疑 2015.01.31
- 言葉がわれわれの妨害になる 2015.02.07
- 「汝自身を知れ」は学問の全体である 2015.02.07
- 新しい根本的な感情 2015.05.01
- 陶酔への信仰 2015.05.04
- われわれがやはりそうであるとおり! 2015.08.17
- 新しい魂の医者はどこにいるのか? 2015.09.04
- 良心的な人々の悪用 2015.09.08
- 病気に対する思想! 2015.10.01
- 「道。」 2016.01.16
- 自由精神の背教者 2016.12.26
- 恐怖が変われば、安全も変わる 2017.06.24
- キリスト教と感動 2017.08.05
- 清涼飲料としての誤謬 2017.08.05
- あらゆる精神は結局肉体的にあきらかになる 2017.08.18
- 必要な犠牲 2017.08.31
- 宗教の起源について 2017.09.02
- 隣人憎悪 2017.09.04
- 絶望する人々 2017.09.05
- バラモン教とキリスト教 2017.09.05
- 幻想能力 2017.09.05
- 信者の値打ち 2017.09.07
- 最初のキリスト教徒 2017.09.07
- 模倣できない 2017.09.08
- 粗雑な知性は何に役立つか 2017.09.08
- ローマに対するキリスト教の復讐 2017.09.09
- 「死後。」 2017.09.14
- 「真理」のために! 2017.09.14
- キリスト教徒の底意 2017.09.14
- ヨーロッパ的でなく、高尚でない 2017.09.15
- 悪く考えることは、悪くすることを意味する 2017.09.15
- 魂の呵責について 2017.09.15
- 罰する正義 2017.09.16
- ひとつの提案 2017.09.20
- 同情的なキリスト教徒 2017.09.28
- 聖者の人間性 2017.10.02
- 聖職者の襲撃 2017.10.09
- あわれな人類! 2017.10.12
- キリスト教の文献学 2017.10.23
- 不足の中にある精巧さ 2017.10.26
- 肉体のキリスト教的な解釈者 2017.10.27
- 倫理的な奇蹟 2017.11.02
- 偉大な慈善家ルター 2017.11.02
- 罪としての懐疑 2017.11.03
- 利己主義対利己主義 2017.11.11
- 神の誠実 2017.11.15
- キリスト教の臨終の床で 2017.11.21
- 真理とは何か? 2017.11.30
- 不機嫌な人々の治療法 2017.12.09
- 最終的な反駁としての歴史的反駁 2017.12.12
- 「この印において汝は勝つであろう。」 2017.12.13
曙光 第二書 97~148(52)
- 道徳的になるのは、道徳的であるからではない! 2014.12.09
- 道徳の変化 2014.12.12
- われわれのすべてが非理性的である点 2014.12.18
- 夢からさめて 2014.12.24
- 気づかわしい 2014.12.25
- 最も古い道徳的な判断 2014.12.26
- 倫理の否定者には二種類ある 2015.01.11
- われわれの評価 2015.01.12
- 見せかけの利己主義 2015.01.19
- 道徳的な目標の定義に反対 2015.01.21
- われわれの愚弄さに対するわれわれの要求権 2015.01.22
- 若干の主張 2015.01.26
- 自制と節制とその究極の動機 2015.01.27
- 逆らうもの 2015.02.04
- 客観性の賛美者に 2015.02.04
- 義務と権利の博物学のために 2015.02.05
- 優越への努力 2015.02.06
- 病人の認識について 2015.02.09
- いわゆる「自我」 2015.02.17
- 「主観」の未知の世界 2015.03.10
- 刑務所の中で 2015.04.02
- 一体隣人とは何だろう! 2015.05.02
- 体験と創作 2015.05.04
- 懐疑家を安心させるために 2015.08.20
- 「原因と結果!」 2015.09.07
- 自然における目的 2015.11.30
- 理性 2016.12.26
- 願望とは何だろう! 2017.06.11
- 「自由の国」について 2017.06.24
- 忘却 2017.07.09
- 目的に従って 2017.07.13
- 夢と責任 2017.07.13
- いわゆる動機の戦い 2017.08.05
- 目的か?意志か? 2017.08.05
- 道徳的な流行 2017.08.11
- 道徳におけるキリスト教的なものの終わり 2017.08.14
- 「もはや私のことを思わない。」 2017.08.19
- どの程度まで同情を警戒しなければならないか 2017.08.22
- 同情されること 2017.09.04
- 同情の中の幸福 2017.09.07
- なぜ「自我」を二重にするのだろう! 2017.09.14
- 一層やさしくなること 2017.09.16
- いわゆる高級! 2017.09.20
- 賞讃と非難 2017.10.02
- より美しいが、価値は劣る 2017.10.26
- 共感 2017.11.03
- この衝動が荒れ狂いさえすれば、禍いなるかな! 2017.11.11
- 悲惨に耳をふさぐ 2017.11.20
- 「利己的でない!」 2017.11.21
- 隣人をもこえて 2017.11.25
- 「利他主義」の原因 2017.12.01
- 遠くへの展望 2017.12.12
曙光 第三書 149~207(59)
- 小さな逸れた行為が必要である 2014.12.27
- 結婚の偶然 2015.01.08
- ここで新しい理想がつくられる 2015.01.08
- 宣誓のひな型 2015.01.09
- 不平家 2015.01.09
- 危機に瀕した者の慰め 2015.01.11
- 消えた懐疑 2015.01.12
- 不遜ゆえの悪 2015.01.19
- 「自然音」の礼拝 2015.01.22
- お世辞屋の風土 2015.01.23
- 死者を復活させるもの 2015.01.26
- 見え坊で、けちで、賢くない 2015.01.27
- 時代に適した美 2015.02.03
- 現代人の皮肉 2015.02.05
- ルソーに反対 2015.02.05
- 多分早すぎる 2015.02.08
- いかなる道徳が退屈させないか 2015.02.09
- 去就に迷う 2015.02.18
- 無条件の忠誠の誓い 2015.03.12
- ひとつの模範 2015.04.07
- われわれが極めて疎いギリシア的なもの 2015.05.02
- 感情の別な見通し 2015.05.05
- 近代人の養育 2015.08.18
- 悲劇と音楽 2015.09.05
- 労働の讃美者 2015.09.07
- 商業社会の道徳的流行 2015.12.12
- 商人文化の根本思想 2016.05.23
- 祖先に対する批判 2016.05.23
- 孤独を学ぶ 2016.06.24
- 日々使い古される人々 2016.12.26
- 国家をできるだけ少なく! 2017.02.16
- 戦争 2017.06.13
- 支配する 2017.06.24
- 雑な首尾一貫性 2017.07.12
- 老いも若きも 2017.08.05
- 無政府主義者の産物としての国家 2017.08.05
- 乞食 2017.08.10
- 実務家 2017.08.14
- 考えうる将来から 2017.08.20
- 陶酔と養育 2017.09.04
- 大政策について 2017.09.09
- かつてのドイツ人的な教養 2017.09.14
- よりよい人間たち! 2017.09.16
- 申し分のない相手を望む 2017.09.20
- エスプリと道徳 2017.10.10
- 道徳教師の虚栄心 2017.10.14
- いわゆる古典教育 2017.10.23
- 最も個人的な真理問題 2017.10.26
- 啓蒙主義に対するドイツ人の敵意 2017.10.30
- 序列をその国民に与える 2017.10.31
- われわれの方が高貴である 2017.11.03
- 貧困に耐える 2017.11.11
- 貴族の将来 2017.11.13
- 健康保護のために 2017.11.16
- 悪い食事に反対 2017.11.21
- ダナエーと黄金の神 2017.11.30
- イスラエルの民族について 2017.12.01
- 不可能な階級 2017.12.12
- 道徳に対するドイツ人の態度 2017.12.17
曙光 第四書 208~422(215)
- 良心問題 2014.12.28
- 最も厳密な理論の効用 2015.01.05
- それ「自体」 2015.01.06
- 不死を夢見る人々に 2015.01.06
- どこで自分を知るか 2015.01.08
- 人生に失敗した人々 2015.01.11
- 何という寛大さ! 2015.01.13
- 生贄の道徳 2015.01.20
- 悪人と音楽 2015.01.22
- 芸術家 2015.01.24
- その弱点を芸術家として処置する 2015.01.24
- へりくだりの欺瞞 2015.01.28
- 威厳と恐怖心 2015.02.03
- 犠牲の道徳 2015.02.03
- 狂信が望まれる場合 2015.02.06
- 恐れられる眼 2015.02.08
- 隣人の不幸で「心を高める」こと 2015.02.10
- 急速に軽蔑される手段 2015.02.10
- 知名の士との交際について 2015.02.10
- 鎖につながれているもの 2015.02.10
- 讃辞の中の復讐心 2015.02.10
- 誇り 2015.02.10
- 「効用的。」 2015.02.11
- ドイツ人の徳について 2015.02.11
- ある討論から 2015.02.11
- 「良心的」な人々 2015.02.11
- 名声を憚る 2015.02.11
- 感謝を拒絶する 2015.02.11
- 罰 2015.02.12
- 党派の悩み 2015.02.12
- 優美への努力 2015.02.12
- 道徳学者への忠告 2015.02.12
- 舞台の道徳について 2015.02.12
- 恐怖と知性 2015.02.14
- 自主 2015.02.15
- 二つの方向 2015.02.15
- 現実的なものを喜ぶ 2015.02.16
- 力の感情の鋭敏さ 2015.02.20
- アリストテレスと結婚 2015.02.20
- 悪い気質の由来 2015.02.21
- 誰が一体いつか孤独になろうか! 2015.02.21
- 義務としての偽装 2015.02.22
- 夜と音楽 2015.02.24
- ストア主義的 2015.02.24
- 考慮せよ 2015.02.25
- 実見 2015.02.28
- 先取りする人々 2015.03.01
- 音楽についての対話 2015.03.03
- 悪人たちの幸福 2015.03.03
- われわれの心に浮かんでいる言葉 2015.03.05
- 犬にお世辞 2015.03.06
- かつて讃辞を述べた者 2015.03.07
- 従属的な人々のお守り 2015.03.08
- なぜこのように崇高なのだろう! 2015.03.08
- 力の魔物 2015.03.08
- 具体的で生き生きとした矛盾 2015.03.08
- 思い違いをしたがる 2015.03.09
- 演劇はその時をもつ 2015.03.09
- 優美さがない 2015.03.10
- なぜこのように誇り高いのだろう! 2015.03.10
- 演説家のスキラとカリブディス 2015.03.11
- 病人と芸術 2015.03.11
- 外見上の寛容 2015.03.11
- お祭り気分 2015.03.12
- 種族の純化 2015.03.12
- 賞讃 2015.03.13
- 人間の権利と特権 2015.03.14
- 変装した人 2015.03.14
- 何としばしば!何と思いがけない! 2015.03.15
- 暖かい徳と冷たい徳 2015.03.16
- 親切な記憶 2015.03.17
- われわれが芸術家になる点 2015.03.18
- 子供らしい 2015.03.30
- 自我は一切を持とうとする 2015.04.08
- 美しさのもつ危険 2015.04.11
- 家庭の平和と魂の平和 2015.04.12
- 新しいものを古いと申し立てる 2015.04.13
- 自我はどこでおしまいか? 2015.04.15
- 家畜、愛玩動物、およびその同族 2015.04.19
- 二人の友人 2015.04.20
- 上品な人々の悲劇 2015.04.21
- 美徳に反対のことを言うことが禁じられる場合 2015.04.22
- 浪費 2015.04.23
- 不遜 2015.04.25
- 一種の誤解 2015.04.27
- 感謝する 2015.04.27
- 聖者 2015.04.28
- 奉仕の如才なさ 2015.04.29
- 決闘 2015.04.30
- 駄目になる 2015.04.30
- 英雄崇拝とその狂信者 2015.05.01
- 英雄主義の見かけ 2015.05.02
- お世辞屋に寛大 2015.05.02
- 「性格が強い。」 2015.05.03
- 一度、二度、三度正しい! 2015.05.03
- 人間通の気晴らし 2015.05.04
- 世界の破壊者 2015.05.05
- けち 2015.05.05
- ギリシア人の理想 2015.05.08
- 事実!そうだ虚構の事実! 2015.05.10
- 商売に精通していないのが高貴である 2015.05.14
- 恐怖と愛 2015.05.18
- 善良な人々 2015.05.21
- いわゆる心 2015.05.23
- 忘れっぽい人々 2015.05.25
- もはや望ましくない友人 2015.05.30
- 思索家の社会から 2015.05.31
- 放棄する 2015.05.31
- 弱い宗派 2015.06.01
- 夕暮れの判断 2015.06.02
- 体系家に注意! 2015.06.04
- 歓待 2015.06.05
- 天気について 2015.06.06
- 無邪気の危険 2015.06.07
- 多分医者なしで生きる 2015.06.08
- 空が暗くなる 2015.06.09
- 俳優の心理学 2015.06.11
- 離れて生き、そして信じる 2015.06.12
- 自分の環境を知る 2015.06.23
- ひとつの寓話 2015.06.24
- 理想主義的な理論は何を推測させるか 2015.06.28
- 快活さをそしる者 2015.07.04
- まだ十分ではない! 2015.07.04
- 正しさと限界 2015.07.05
- 高慢ちきな様式 2015.07.09
- 「人間性。」 2015.07.11
- 慈善家 2015.07.18
- 愛が愛として感じられるために 2015.07.25
- われわれは何ができようか? 2015.07.26
- 「自然のまま。」 2015.07.27
- うめあわせの良心 2015.07.27
- 義務の変化 2015.07.28
- 実見は歴史家に逆らう 2015.07.30
- 誤認の利益 2015.08.01
- 取り違えてはならぬ! 2015.08.02
- 道徳的と自称する 2015.08.03
- たくみな誤り 2015.08.04
- われわれの幸福は賛否の論拠ではない 2015.08.05
- 女ぎらい 2015.08.06
- 雄弁家の学派 2015.08.12
- 力の感情 2015.08.15
- そんなに重要ではない 2015.08.19
- 最もよい約束の仕方 2015.08.30
- 普通は誤解されている 2015.09.06
- 中心 2015.09.17
- 言論の自由 2015.09.27
- 苦しみへの勇気 2015.09.27
- 崇拝者 2015.10.13
- 幸福の効果 2015.10.15
- 道徳的な刺蠅(さしばえ) 2015.10.30
- 理由と、それが理由にならぬこと 2016.01.21
- あることを是認する 2016.02.03
- 功利主義者ではない 2016.05.19
- 醜くみえる 2016.05.19
- 憎悪のいろいろ 2016.06.24
- 偶然の人間 2016.08.15
- 環境の選択 2016.08.15
- 虚栄心 2016.11.25
- 犯罪者の悲哀 2016.11.25
- いつも幸福そうに見える 2016.12.03
- 多くの誤認の理由 2016.12.03
- 自分のみじめさをこえて高まること 2016.12.26
- 思想家はどこまでおのれの敵を愛するか 2017.02.13
- 強さの悪 2017.03.21
- 専門家の名誉のために 2017.03.21
- 秘密をもらす非難 2017.06.11
- 犠牲の価値 2017.06.11
- あまりにはっきりと物をいう 2017.07.12
- 多く眠る 2017.07.12
- 空想的な理想は何を推測させるか 2017.07.13
- きれいな手ときれいな壁 2017.07.13
- ありそうでもあり、ありそうでもない 2017.07.15
- 確かな助言 2017.07.15
- 彼の「個々の物」を知る 2017.07.28
- 園芸家と庭園 2017.07.28
- 同情のお芝居 2017.08.05
- 奇人 2017.08.05
- うぬぼれの強い人々 2017.08.05
- 悲壮な人々と素朴な人々 2017.08.10
- 結婚前の熟慮の見本 2017.08.10
- 良心の疚しさのない悪事 2017.08.11
- すこし重すぎる 2017.08.11
- 才気を隠す 2017.08.11
- 悪の瞬間 2017.08.12
- 礼儀の条件 2017.08.12
- 危険な美徳 2017.08.12
- 虚栄心をもたない 2017.08.12
- 観想 2017.08.13
- 狩猟 2017.08.19
- 教育 2017.08.19
- 短気な人間はどこでわかるか 2017.09.04
- 自己弁護する 2017.09.15
- 道徳的柔弱 2017.09.16
- 一番危険な忘却 2017.09.16
- 同様に寛容 2017.09.18
- 誇りのさまざま 2017.09.18
- 正しく評価されることが珍しい人 2017.09.20
- 贅沢 2017.09.26
- 不滅にする 2017.09.28
- われわれの性格に反して 2017.09.28
- 寛大がひろく必要なところ 2017.09.30
- 病気 2017.10.02
- 小心者 2017.10.09
- 憎しみをもたずに 2017.10.23
- 利巧だが狭量 2017.10.26
- 公私の告発者 2017.11.02
- 自発的な盲人 2017.11.03
- 愛の治療法 2017.11.11
- 最悪の敵はどこにいるか? 2017.11.13
- あらゆる謙遜の限界 2017.11.15
- 誠実な遊戯 2017.11.21
- 党派の中の勇気 2017.11.25
- 生贄の狡猾 2017.12.02
- 他人を通して 2017.12.12
- 他人を喜ばせる 2017.12.17
曙光 第五書 423~575(153)
- 大きな沈黙の中で 2014.12.28
- 誰のために真理は存在するか 2015.01.09
- われわれ追放された神々 2015.01.09
- 思想家の盲目 2015.01.10
- 学問の美化 2015.01.10
- 二種類の道徳学者 2015.01.12
- 新しい情熱 2015.01.15
- やはり英雄的 2015.01.20
- 敵の意見 2015.01.23
- 探求者で実験者 2015.01.24
- 新しい眼で見る 2015.01.26
- とりなす 2015.01.27
- 気づかれないままでは破壊しない 2015.02.02
- 決疑論的 2015.02.02
- 特権 2015.02.06
- 人間と物 2015.02.08
- 幸福の目印 2015.02.13
- 諦めるな! 2015.02.13
- 身近なものがますます遠くなるわけ 2015.02.23
- 規則 2015.02.23
- 教育のために 2015.02.23
- 抵抗に驚く 2015.03.05
- 一番高貴なものが当て外れをするところ 2015.03.13
- 順位 2015.04.07
- 師と弟子たち 2015.05.03
- 現実を尊敬する 2015.05.07
- 精神を必要とする者たちはどこにいるか? 2015.05.09
- 認識の誘惑 2015.05.11
- 道化師が必要な人 2015.05.11
- 短気 2015.05.13
- 道徳の空位時代 2015.05.15
- 傍白(わきぜりふ) 2015.06.06
- 第一の天性 2015.06.09
- 成長しつつある徳 2015.06.14
- 最後の寡黙 2015.06.27
- 一番籤(くじ) 2015.07.28
- 思想家の寛容 2015.08.01
- その危険な時を利用する 2015.08.04
- ここはロードス島だ、ここで踊れ 2015.08.05
- 緩慢な療養 2015.08.12
- 第七日に 2015.08.14
- 贈る者の恥ずかしさ 2015.08.14
- ある出会いに際して 2015.08.16
- 名声の中の損失 2015.08.18
- 二度の忍耐 2015.08.21
- 美の国は一層大きい 2015.08.22
- 賢者の非人間性 2015.08.22
- 大勢の饗宴で 2015.08.30
- 別の隣人愛 2015.08.31
- 弁明しない 2015.09.01
- 人はどこにその家を建てるべきか 2015.09.03
- ただひとつの道 2015.09.03
- 重くなる 2015.09.04
- 精神の収穫祭にて 2015.09.05
- 懐疑から救済されて 2015.09.06
- 通り過ぎよう! 2015.09.06
- 愛と真実 2015.09.08
- さけがたい 2015.09.09
- 二人のドイツ人 2015.09.24
- 自己の交際を求める 2015.09.24
- 人間嫌悪 2015.09.25
- 自分の道 2015.09.28
- 遠い視野 2015.09.29
- 黄金と飢餓 2015.09.30
- 恥辱 2015.09.30
- 愛の浪費に反対 2015.10.01
- 逆境のときの友人 2015.10.04
- こんな小さな真理! 2015.10.10
- やはりそのために孤独! 2015.10.17
- 南風の風下で 2015.10.18
- 自分の木で 2015.10.24
- 勇ましい人の最後の論拠 2015.10.31
- われわれの師 2015.11.04
- 悪い原理 2015.11.07
- 純粋にする眼 2015.11.09
- 要求するな! 2015.11.11
- 悪者 2015.11.14
- 性に合わない 2015.11.21
- 死すべき魂! 2016.01.24
- 二つの異なった状態のために一言 2016.02.11
- 友情 2016.04.07
- 和解させる 2016.05.19
- 実際家たち 2016.06.24
- よいものすべてに必要な乾燥 2016.08.09
- 真なるものの専制政治に反対 2016.08.15
- 勿体ぶった振る舞いをしない 2016.12.04
- 第三の眼 2017.02.15
- 自分の美徳から逃亡する 2017.06.24
- 誘惑者 2017.08.05
- 物に対して勇敢 2017.08.05
- 制限と美 2017.08.13
- 強い人たちに 2017.08.13
- 美の増大 2017.08.13
- 自分の内的な力を身近な人たちの中に放棄しない! 2017.08.13
- 誘惑して愛させる 2017.08.15
- 諦め 2017.08.15
- 欺かれる 2017.08.17
- 永遠の葬式 2017.08.18
- 例外で虚栄心が強い 2017.08.18
- 耳をもたない賢明さ 2017.08.19
- 背後の問題 2017.08.19
- 孤独な人たちの嫉妬 2017.08.19
- 賞賛の効果 2017.08.19
- 象徴であることを望まない 2017.08.19
- 隠れた人たち 2017.08.19
- めったにない節制 2017.08.19
- 人間と国民は何によって光沢[ツヤ]が出るか 2017.08.21
- 思索家の廻り道 2017.08.22
- 芸術を別様に感じとる 2017.08.22
- 「愛は平等にする。」 2017.08.31
- われわれ初心者! 2017.08.31
- 僅かな服用量 2017.09.04
- 真理は力を必要とする 2017.09.04
- 拇指じめ 2017.09.04
- 老練 2017.09.04
- 天才の道徳的な狂気 2017.09.04
- 諸君は自分が何を望んでいるか実際に知っているか? 2017.09.05
- 習得 2017.09.05
- どのようにして化石になるか 2017.09.06
- 哲学者と老齢 2017.09.07
- 情熱を真理の論拠にするな! 2017.09.08
- 現今の人々の哲学研究法 2017.09.08
- しかしわれわれは諸君を信用しない 2017.09.09
- 奴隷と理想主義者 2017.09.14
- 精神の暴君たち 2017.09.14
- 力に対する勝利 2017.09.14
- 「自己逃避。」 2017.09.15
- 認識と美 2017.09.16
- 将来の徳について 2017.09.16
- 理想的な利己心 2017.09.16
- 廻り道をして 2017.09.16
- 前進 2017.09.18
- 最も些細なものでもすでに十分である 2017.09.20
- すぐれた四つ 2017.09.26
- 敵に向かって 2017.09.28
- しかしその徳もまた隠すな! 2017.09.28
- 過度を避けよ! 2017.09.30
- われわれの自由になること 2017.10.09
- その幸福もまた輝かせる 2017.10.16
- 定住している人々と自由な人々 2017.10.21
- 倫理的世界秩序の妄想 2017.10.26
- 経験のすぐそばで! 2017.10.27
- 威厳と無知の同盟 2017.10.30
- 安価に生きる 2017.11.02
- 戦場で 2017.11.02
- 詩人と鳥 2017.11.11
- 孤独な人々に 2017.11.13
- 損失 2017.11.20
- 魂の野戦薬局 2017.11.21
- われわれは人生に安心を望む 2017.11.25
- 脱皮する 2017.12.07
- 忘れるな! 2017.12.12
- われわれ精神の飛行する者! 2017.12.17
「曙光」と注釈
「ちくま学芸文庫より出版されているニーチェ全集7「曙光」の各節題目表よりタイトルを拝借します。第一書から第五書まであるので、一書ずつで一旦区切りをつけることにします」
本特別企画は、サイドバーに示していたとおり、ニーチェによる「曙光」の各節題目によるお題拝借による投稿です。スタートしたのは、2014年10月27日で、完了は2017年12月17日でした。
数が575ありましたので、書きがいがありました。もちろん本シリーズは単なるお題拝借であり、「曙光」に関する書評でも学術研究でもありませんが、追々注釈をここに書いていくこととして、セクションを設けておきます。
ニーチェについて書いてもいいですが、そういうことをしたところであまり意味がないと思っています。
確かにニーチェが使っていた用語を解釈するにあたり、「キリスト教やヨーロッパ文化という背景の理解が必要になる」であるとかそうしたことは彼の意図を理解することに役立つかもしれません。しかしながら、彼は彼なりにそうした文化の中で、「そうした枠組みの中から考えるのをやめよう」とした人物だと思っています。
現代に置き換えた場合でも、大学教授等々「ニーチェ研究者」というような肩書がないとニーチェについて語ることを許されないというような風潮があります。
いくら正しいことを言っていても、ただの譫言であると判断されるのがオチです。ということで聞いてもらう前に、「素人じゃないですよ」ということで相手の気を惹くことが必要になるというマイナススタートから始まっています。
それが彼でいうその時代のキリスト教への懐疑や批判ではないでしょうか。そうした枠組みと彼のいた時代のキリスト教前提の哲学という背景は近いものがあると考えています。
1881年6月に発表されたニーチェの曙光は、原題で「Morgenröthe」と表記され、現代では「Morgenröte」と表記されるようです。初版の出版はケムニッツのシュマイツネル書店
副題を合わせると「Morgenröthe. Gedanken über die moralischen Vorurtheile(Morgenröte. Gedanken über die moralischen Vorurteile)」ということで「曙光 道徳的な偏見に関する思想」という感じで訳されたりしているようです。
その後1886年に追記された「序」の序文には、次のような前振りが書かれています。
「この本の中に見出されるのは、仕事中の『地下的なもの』、穴をあけ、堀り、掘り崩すものである」
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