「過去は変えられないが、未来は変えられる」は根本的に論理が破綻している

「過去は変えられないが、未来は変えられる」は根本的に論理が破綻している、なんてな感じで、久しぶりに哲学カテゴリで書いてみます。 なんだか体育会系に多いじゃないですか、こういう「過去は変えられないが、未来は変えられる」というようなことを言いたがる人。 徹底的に哲学的というか論理的に書いてもいいのですが、あんまり難しいのも

» 「過去は変えられないが、未来は変えられる」は根本的に論理が破綻しているの続きを読む


視力が戻ったり利き目が変わったり

不思議な感じなのですが、視力が戻ったり利き目が変わったりということが起こりました。 bossuよりひとことで触れていますが、6月ごろ長時間西陽に向かって走ったせいか、雪目(紫外線による目のやけど)になったようで、トマトジュースを点眼したレベルの充血が2日ほど続きました。 雪目(雪眼炎)は、紫外線の浴びすぎでなるようで、

» 視力が戻ったり利き目が変わったりの続きを読む


園芸家と庭園

日本のわびさびはなんですか?と外国人に聞かれたら、 「庭園の朝顔が満開だということで、それを見たいという人がいた場合、朝顔を全て刈り取り、居間の一輪挿しにだけ朝顔を残しておくこと」とでも説明しましょう。 千利休と秀吉の逸話ですね。 さて、園芸家と庭園です。 そんなに育てることが難しくないとされている植物でもすぐに枯らし

» 園芸家と庭園の続きを読む


彼の「個々の物」を知る

はじめてわれわれを見る知らない人の眼には、われわれが自分自身そうであると考えているものとは全く違って見えることを、われわれはあまりにも忘れやすい。印象を決めるのは大ていは目につく個々の物以上の何物でもない。 曙光 381 前半 以前、「優美さがない」の「パーカーとスーツ」で少し書いたことがありますが、見た目で判断する人

» 彼の「個々の物」を知るの続きを読む


マッサージでうさぎの斜頸&片足不随を治す

うさぎの斜頸の時ほどの首の曲がりは無いのですが、うちの養子も高齢になってきたことから、体力がないときはどうしても斜頸気味になり、片足が不随状態になっている時があります。 そういうわけで「うさぎのツボとマッサージ」のときのようにマッサージで対処しています。 先に結論から言うと、斜頸も片足不随も良くなってきています。もちろ

» マッサージでうさぎの斜頸&片足不随を治すの続きを読む


確かな助言

慰めを必要とする人々にとって、あらゆる慰めの手段の中で、君たちの場合には慰めになるものは何もないという主張ほど快いものはない。ここには、彼らが再び頭をもたげるような栄養がある。 曙光 380 正確な助言ではなく、慰めや協調のほうが重視されることがよくあります。 基本的には、真っ当な意見よりも相手が落ち着くような意見の方

» 確かな助言の続きを読む


ありそうでもあり、ありそうでもない

ある女性が密かにある男性を愛し、彼を自分よりも高いところに祭り上げ、全く内密に百度も自分にこう言った。「あんな方が私を愛して下さるとしたら、それは恩寵のようなものであり、私は恩寵にひれ伏さなければならないでしょう!」― 男性の方でも全く同じことが、しかも余人ならぬこの女性に関して起こった。そこで彼は全く内密に、やはりほ

» ありそうでもあり、ありそうでもないの続きを読む


夢と責任

「夢は人を狂わせる」 いつもそんなこと言っています。 ただ、すこし注釈を加えると、そうした狂いのもととなる「夢」は他人によって設定されたものであり、他人によって誘導されたものであり、また、たった数回味わった情動の記憶によるものであり、同時に、少ない情報源の中から設定し、夢を設定したからこそその周りが見えなくなっていると

» 夢と責任の続きを読む


きれいな手

きれいな手ときれいな壁

神も悪魔も壁に描いてはならない。そうすれば壁や近所を台無しにすることになる 曙光 378 曙光の注釈によると「悪魔を壁に描いてはならない、すなわち『縁起の悪いことはいうものでない』という格言がある」ということのようです。誰の格言であるかは明記されていません。 さて、きれいな手ときれいな壁です。「きれいな手」に限定される

» きれいな手ときれいな壁の続きを読む


空想的な理想は何を推測させるか

われわれに欠点がある場合われわれの熱狂は生まれる。 曙光 377 序 特に○○観戦というものに熱狂する場合、それは宗教の礼拝のような構造に近いものがあります。 単純に何かと同化して現実以外の所に意識が持って行かれているのですから宗教にハマった人とそうたいして変わりません。 さて、「空想的な理想は何を推測させるか」という

» 空想的な理想は何を推測させるかの続きを読む


目的に従って

あらゆる行為の中で、おそらく最も理解されないのは、目的に従った行為であろう。それはいつも最もわかりやすい行為として認められてきたからであり、われわれの意識にとって最も平凡なものであるからである。重大な問題は巷にある。 曙光 127 行動をせき止めているもの、現実の流れを堰き止めているもの、それは思考です。 できるかでき

» 目的に従っての続きを読む


多く眠る

くたびれて自分自身がいやになったとき、自分を元気づけるためにはどうしたらよいか?ある人は賭博場、他の人はキリスト教、第三の人は電気療法をすすめる。わが親愛なる憂鬱病者よ、一番よいことはやはり、実際的にも比喩的にも多く眠ることである!そうすればまた自分の朝をもう一度もつだろう!生活の知恵の芸当は、あらゆる種類の眠りをちょ

» 多く眠るの続きを読む


あまりにはっきりと物をいう

完全で軽快な文体は、完全な聴き手に対してのみ許される。曙光 375 末文 僕は特に「尊敬する人」がいないのですが、「すごいなぁ」と思う人はたくさんいます。 そのうちの一人は、合気道の塩田剛三さんです。またもや故人ですね。おそらく一般に認知されている人の中では、人類史上最強の武道の達人ではないでしょうか。 塩田剛三氏 女

» あまりにはっきりと物をいうの続きを読む


雑な首尾一貫性

われわれは特筆大書していう。「これこそ特色のある人物だ!」― そうだ!彼が雑な首尾一貫性を見せるとき、それが、どんよりした眼にも明らかであるとき!しかし、一層鋭く、一層深遠な精神の持ち主がいて、高級なやり口で首尾一貫して見せるや否や、観客は、特色のある人物がいるということを否認する。そこで狡猾な政治家は、一般に雑な首尾

» 雑な首尾一貫性の続きを読む


忘却

忘却が存在するということは、まだ証明されていない。われわれが知っていることはただ、回想ということはわれわれの力の及ぶところではない、ということだけである。さしあたってわれわれは、われわれの力のこの割れ目にあの「忘却」という言葉を置いた。 曙光 126 前半 なんだか「われわれだらけで読みにくい」と国語の先生に酷評される

» 忘却の続きを読む


赤黄色の金木犀

赤黄色の金木犀

なるべく独りで聴きたい曲というものがあります。 フジファブリックの赤黄色の金木犀もその一曲です。 で、さらにこのライブ版はすごい熱量です。 10年位前のときのパワーが欲しい時はいつもこの曲を、さらに言えばこのライブ版の赤黄色の金木犀を聴くことにしています。 仮に自分がギタリストで普段はすごく「ギターソロを弾きたい」とい

» 赤黄色の金木犀の続きを読む