困難を乗り越えることについて
「困難を乗り越えること」についてでも触れていきましょう。いきなりですが、困難は、困難を欲した時にしか生じません。「何かしらの困難を乗り越えることで、何かを叶えたい」というものであっても、「こんな困難はコリゴリだ」という場合でも、いずれにしても、それらは「作り上げれたもの」にしか過ぎません。 困難というものは、それを支える「因」と「縁」が無いと生じません。ということで、困難というものも、「今、形成されているもの」です。 この因縁は、世間一般に捉えられている因縁、つまり「原因と諸条件」よりは一段階抽象的なものとなります
木漏れ陽が灼く影
この8月、なぜか昔お付き合いしていた方に二人も会いました。共に「ばったり」です。今でもキレイでしたね。でも、それぞれの方に特に思い入れはありません。 思い入れは無いのですが、やはりそれら方々に共通して「なんで?」という疑問がありました。 なぜか「ふっ」と気分が変わるんですね。 気持ちの上で何が変化するのかということがわかりませんし、分かる必要もないと思っています。 何かが足りないというわけでもないのでしょう。 何かが嫌だというわけでもないのでしょう。 では、「なんでですか?」と言いたくなる態度に、急になるのはなぜで
力が抜ける季節
このシーズンは、力が入らない感じが続きます。 毎年毎年、こんな感覚です。 全般的に、これらの曲が分かるのはきっと同世代前後の方でしょう。このシーズンになるとふいに聴いたりします。 友だちと遊んでいて楽しいはずなのにその場はそれほど盛り上がらない。でも、振り返ってみると楽しかったなぁという感覚が残る感じです。 松本人志氏に「鬼のキーホルダー」と呼ばれてしまったAKIO氏。 懐かしさが残ります。 腹さえ壊れなければ、良い季節です。 頭の内側が痒かったりもしますが(多分軽い頭痛なのでしょう)、日々平穏です。 近年は腹が「
アフォリズム 871-880
アフォリズム 871-880 871.やる気がない時 872.頑張りについて 873.鼻息の荒さ 874.自己愛の視点 875.証拠について 876.友だちの条件 877.「いつか」と「今」 878.断定の幸福論 879.勝手に決めた「特定の条件」 880.いかなる時も訪れる安穏と幸福 871.やる気がない時 やる気がない時は、「やる気がないのは何の問題もない」ということを受け入れた方がいい。やる必要がないからである。 そりゃあやる気があって、明るく楽しいというのも良いだろう。 でも、別にそうじゃないからって、どう
許せない相手を許すこと
新約聖書をはじめ、「相手を許しなさい」というようなことがよく言われたりします。自分のために相手を許しなさい、むしろ相手に感謝をしなさいというようなことまで言われたりします。ただ、巷にあふれるものは、結局聖典や偉人の言葉の引用ばかりで胸にも頭にもスッキリ入ってきません。ただのゴリ押しです。 普通の感覚でいくと、何でもかんでも相手を許していたら「人を傷つけたやつがやったもん勝ちじゃないか」ということになってしまいます。なので、到底受け入れられません。 ということで、こうした許せない相手を許すことについてでもふんわり書い
アフォリズム 861-870
アフォリズム 861-870 861.不完全な判断 862.頭の使い方 863.付き合う相手から学ぶもの 864.超人の真意 865.自由な振る舞い 866.想定の十倍 867.その仕事の最後の日 868.「気遣いの効果」からの抵抗 869.「なんとかなる」 870.現実を見破る 861.不完全な判断 自我による判断は不完全な判断である。不完全なものが不完全な判断をしているゆえに、まともな悩みではなく、悩みとして論理が破綻している。逆に完全なのであれば悩みはない。 862.頭の使い方 頭を使うにしても良いことに使う
起業により得た絶望と現実
「起業により得た絶望と現実」ということで、創業当初のことについてでも振り返ろうかなと思います。 もう既にどの職歴よりも長く社長業をしていますが、もちろん最初から順風満帆だったわけではありません。ただ、思い出を振り返る程度で、特に苦労話をする気はありません。 主に創業一年目の頃について思い返してみようと思います。 なぜ僕は会社を作ろうと思ったのだろう? なぜ、自分は会社を作ろうなどと思ったのかというところを考えると、それにはたくさんの要因がありました。 思いつくところでいうと、脳筋体育会系上司や人は良いものの何を言っ
固定観念への態度
「思い込みを外す」ということの続編でも書いていきましょう。思い込みとはつまり観念であり、ある程度固定化されているものは固定観念と呼ばれたりします。こうした固定観念への態度について触れていきます。 固定観念が様々な「苦」つまりドゥッカを形成しています。 「いやいやそんなことはないだろう。嬉しさ楽しさも固定観念に依る場合があるよ」 というのはわかりますが、前回の流れでいうと、「『うまくいかない…』『だからこそ以前はこうだったのに』という思いによる苦が生じる」ということになります。 その場をダイレクトに感じればそれで良く
「思い込みを外す」ということ
「思い込みを外す」ということについてでも触れていきましょう。世の中ではいたるところで「思い込みを外しましょう」ということが言われたりします。経営論を始め、メンタルケア的な分野、人生論的なところまで様々なところで、思い込みを外すというような点について語られています。 ただ、「思い込みを外す」ということについて、世間的な目線で近視眼的に捉えてしまうと、本当の意味での「思い込みを外すこと」は難しくなってしまいます。 無理をしたり、抑え込んだり、あげく洗脳されたりというようなことにもなりかねません。 ではどうすれば本質的な
アフォリズム 851-860
アフォリズム 851-860 851.結局落ち着くところからの逆算 852.焦燥と行動 853.汎用性や再現性のある「理由」の獲得 854.見えない本当の理由 855.見栄の滑稽さ 856.一人の孫として 857.愛の垢取り 858.「何かが違う」という印象 859.自分の責任 860.結局は安心 851.結局落ち着くところからの逆算 「結局、あのような生活様式に落ち着くのであれば」という逆算から、消極的で消去法的な選択がなされる。 多大なる負債を抱え、「負債を安定的に返済するには」というような飼われたような生活に
アフォリズム 841-850
アフォリズム 841-850 841.密かな憂い 842.たまにうまくいくこと 843.法則への固執 844.憐れみ乞い 845.「力強く、そして大きく」の極み 846.世界と私 847.視野ともたれ掛かり 848.コントロールの放棄 849.嘔吐く感覚 850.因果の関係性 841.密かな憂い 変性意識の生成と情動コントロール、端的には情報空間の操作、突き詰めればそれだけで人間社会は方向づけられている。 そんなことをして、生きて、社会が回って、何になる? 842.たまにうまくいくこと たまにうまくいってしまうとい
アフォリズム 831-840
アフォリズム 831-840 831.金銭感覚 832.山登りのたとえ 833.承認と土壌 834.返答の練習 835.最適化を阻害するもの 836.青年漫画による目安 837.勇気と評価 838.「おかしい」と思った時の行動 839.「眼力」の面での反省 840.人間への評価 831.金銭感覚 概ね金銭を稼ぐことよりも使うことが下手という場合が多いような印象がある。そして使うことが下手ということは、もっと稼げる機会を失っているということにも繋がる。 832.山登りのたとえ 車で5合目まで行ってから頂上まで登った者
思考と勢い
古今東西、たいてい社会でうまくいっている人、うまくいっている風に見える人は、少し変わっています。稼ぎの上で、ある程度稼いでいたりするような人ですね。 それで、世間ではある程度稼ぐとか、社会でうまくいくにはどうすればいいかという面で、知識とか思考の方を重視しようとしています。 その原因は、それである程度会社で出世できるというような雰囲気があるからです。でも、その範疇を超えている人たちは、少し変わっていながらも、もっと稼いでいます。 ただ、そうしたもっと稼いでいる人たちは変な人達なので、世間的な感覚からすれば参考にした
アフォリズム 821-830
アフォリズム 821-830 821.風刺の要請 822.本当の計算 823.生活上の修行 824.個人主義的な風潮 825.罵声と器 826.短期的な逃避 827.人の好み 828.リスクに対する評価と多段の構え 829.おどろおどろしいもの 830.猶予期間 821.風刺の要請 個人的な感想としては、即時的で直接的な非難がしやすい社会環境故に風刺を用いた昇華の機会が減っているような印象がある。 あらゆる方面においてより一層風刺を多用し、笑いに変えていって欲しいと願うところである。 822.本当の計算 物事を本当
アフォリズム 811-820
アフォリズム 811-820 811.図体が大きい相手 812.個人的偏見と個人的一般化 813.めでたき驚愕と感心 814.チグハグな距離感 815.吐出口を求めているエネルギー 816.実際の使用感 817.非モテの思考回路 818.反抗の意義 819.姿勢と腹 820.理や集中への態度 811.図体が大きい相手 図体が大きい相手だからといって臆することはない。たいていは勤め人であり保身に走る。 ただ、駄々をこねるだけのやり方では通用しない場合が多い。 その代わり、しっかりと考えて、調べて、考え抜いて、きちんと
おじいちゃんが守ってくれていた環境
思い返すと、僕が中学二年生くらいの時におじいちゃんとおばあちゃんが家を出ていってから、我が家は様々な部分で狂い出しました。 父は事業破綻し、弟は少しの間不登校になりました。家計を支えるためにと母は勤め先をもう一つ増やして、おかげで夕食もまともに食べられない日もありました(冷蔵庫に何も入っておらず、遅い時間まで母の帰宅を待つような時期もありました)。 それまでは、世間で言うところの「小金持ち」くらいの裕福な家庭でした。 それがおじいちゃんたちが出ていってから一年か二年でダメになりました。三年も経つと、金融業者からの督
アフォリズム 801-810
アフォリズム 801-810 801.他人への干渉 802.常軌を逸する 803.本能的満足 804.愛の性質 805.消えていったあいつ 806.乗り越える対象として 807.すぐに本質が露見する環境 808.道の途中 809.学びを阻害するもの 810.感情と思考の整合性 801.他人への干渉 他人を通じて何かを学ぶということはできるが、あまり他人の人生に干渉することは避けた方がいい。 求められもしない助言によって相手を動かした、自分の意見が通ったという実感を得たいがために、前のめりになることも避けるべきである
アフォリズム 791-800
アフォリズム 791-800 791.最低限の「点」程度の説明 792.生活上の苦痛 793.時間を剥奪するもの 794.女の可愛さ 795.恐れるもの 796.惨めさについて 797.思い出を大切に 798.社長業 799.裏切らないものを求めて 800.どうせ嘘になる 791.最低限の「点」程度の説明 目に見えない存在等々の説明をするのならば、せめて面積を持たないものの円の中心には必ずある「点」程度の説明をしてみてはどうかね? 物理的に示し得なくても、指し示すことができなくとも、それであれば印象としては誰にでも
アフォリズム 781-790
アフォリズム 781-790 781.軽視されてしまうこと 782.構成員の都合と目的 783.門外不出 784.放棄の許容 785.社会生活において最も重要な点 786.男の自信について 787.読書の効用 788.実家の本棚 789.嫌悪をもたらす自信家への態度 790.「そのまま観る」の「そのまま」 781.軽視されてしまうこと 相手に軽視されてしまうことは、相手にとっても悪いという面がある。 相手の慢心を生む上に、時に女が女でいられなくなる。 782.構成員の都合と目的 何かしらの集まりというものは、何かし
アフォリズム 771-780
アフォリズム 771-780 771.すぐに実行すること 772.改良する前提 773.許すための妄想 774.誰かでいることを放棄する 775.低年齢向けのもの 776.軽視を避ける 777.これぞ強運 778.善良な市民として 779.高みのために 780.心にとってのごまかし 771.すぐに実行すること 「本当に効果があるかどうかは分からないが、それほど負担にもならないことなのであればひとまずやってみよう」というような実行の早さが、「運」につながる。 772.改良する前提 何度も改良する前提で事を始めると、一
断捨離や掃除で環境を変える
意外と「断捨離」や「掃除」といったキーワードがいつもサイト内検索上位にあります。ということで、断捨離や掃除で環境を変えるということについて触れていきましょう。 世の中では「気分が落ち込んでいます」という人に対して、精神的なアドバイスをしたりはするものの、どのような生活をしているのかの確認、改善案の提案などはパスされています。基準が各々で異なり、下手に提案すると喧嘩になるからです。 本来は、「考え方」から、住環境、職場環境や学校環境、食生活等々多岐にわたって確認してから、それぞれを良い方向に持っていくというのが正しい
アフォリズム 761-770
アフォリズム 761-770 761.力を抜く 762.浮つきと落ち着き 763.責めることが難しい嘘 764.悪徳業者のような声 765.未経験者の推測 766.湖面に映るもの 767.状況の変化への期待 768.この先を見切る 769.敬いを求めること 770.まやかし 761.力を抜く 「力を抜く」ということは、「力が入らない」とか「力が抜けてしまう」ということとは全く別物である。 762.浮つきと落ち着き 心が浮ついている場合は、下腹に意識を向けると落ち着く。 向けるのは意識であって、力を込めるということと
アフォリズム 751-760
アフォリズム 751-760 751.ちょっとした実行 752.そうかバカにされてたのか 753.異性への期待 754.倍トレ 755.マニュアル車 756.人間と機械 757.普通と常識破り 758.異常の種類 759.同行二人 760.我を構成するもの 751.ちょっとした実行 妄想ばかり膨らませるよりも、ちょっとした実行によって歩みを進める方がいい。 752.そうかバカにされてたのか 思い返すと「そうか、あれはバカにされてたのか」と思うこともちらほらある。 753.異性への期待 異性というものに過度な期待をし
店員さんへの接し方
よく店員さんへの接し方で、その人の人格がよくわかるというようなことが言われたりします。これは特に自分が利用するお店の店員さんに限ったことではなく、自分がお客であるとか世間的には社会的立場が上だとかそういう局面においてどのような態度を取るかというところになります。 ひどい人は本当に酷い態度を取ります。 では、どのような態度が普通で、どのような態度が素晴らしく、逆にどのような態度が酷い態度なのか、ということについては、レジで並んでいたりするときに観察できる「自分より前にいる人たちが取る態度」が、「普通の態度」ということ
アフォリズム 741-750
アフォリズム 741-750 741.何度言っても伝わらない相手 742.共生 743.100日間丁稚奉公 744.内発的奉公 745.助走 746.これでダメなら終わらせる 747.大きすぎるマイナス 748.「少しは関係あるかもしれない」という視点 749.「関係ないのかもしれない」という視点 750.凡夫の期待 741.何度言っても伝わらない相手 何度言っても伝わらない相手というものは、物事の要点を整理したり、相手に響くポイントを探したりすることに一役買う。 742.共生 「私の体」とは言いつつも、ミトコンド