タグ別アーカイブ: 音

音楽や音声など「音」について

年の瀬と友だち

別にゆっくりの曲が苦手なわけでもないということに改めて気づいたりします。 「大切にしたものだけが残る」 とすれば、なんだかんだで友だちが残るような気もします。 年の瀬に、友だちと夜の商店街を歩いたり、公園に行ったりするのが一番楽しいような気もします。 「寒いから、少し歩こう」 と、そんな感じが、一番自然です。 関連しているかもしれない記事です: ray 未だに大人にはなったのかどうかはわかりませんが、彼らの音を聞くといつでも少年に戻れる気がします。 どちらかというと、「周りは全て敵」みたいな中学生のような気分ではな

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春の兆しの鼓動

なぜか思い出したように、PE’ZのAkatsukiを聴きだして、聴き込むうちに案の定楡原氏がかっこよすぎて思わず新しいベース弦を買ってしまいました。 春の兆しの鼓動の如く、春の息吹の鼓動のごとく僕はポコポコとウキウキしてしまいました。 「そうか、今、自分はこんなベースラインを弾きたかったのか」 ということに気づきました。 聴きながら勝手に手が動いて通販サイトを覗いていた僕は「ウッドベースを買ってやろうか」とも思いましたが、「今のところはやめておこう」という折衷案で、ひとまずベース弦を新調するという程度に

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おばあちゃんとの思い出の曲

最近やたらとおばあちゃんの顔を思い出します。 理由は簡単で、最近スマートフォンを持ち始めた母が、母の幼なじみから生前のおばあちゃんの写真と動画を送ってもらい、母経由で僕のもとにやってきたからです。ということで、亡くなる数ヶ月前のおばあちゃんの姿を見ることになりました。 そして思い出したのは坂本九氏です。 おばあちゃんの家で暮らしていた時に一緒に聞いた、坂本九氏の歌声をかなりの頻度で思い出してしまいます。 ― 病中で、おばあちゃんの家で2ヶ月ほど暮らしていた19歳くらいの頃ですが、ある日、一緒に大型スーパーにでも買い

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シューベルト「魔王」について

シューベルト氏の「魔王」という曲は、父と子が森で魔王に出会い、子が魔王に誘われ、父は気づかずというような詩のあるような曲のようです。 一応作詞はゲーテ氏、というより詩の方が先にあり曲が後でついたという感じのようですが、中学校一年生の時、この曲がテストの問題として出されたことがあります。 どのようなシーンを思い浮かべますか? その時の問題が、テスト中にこの曲が流され「この曲を聞いてどんな感じがしますか?どのようなシーンを思い浮かべますか?」というようなものだったので、原作は無視して魔王というタイトルを元に思うままに書

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雉鳩 キジバト 山鳩 ヤマバト 鳴き声

雉鳩(キジバト)・山鳩(ヤマバト)の鳴き声

家の裏によく山鳩くんがやってきます。片足を悪くしているのですが、どうやら元気そうです。最近若いメスを連れてやってきたりしています。 さて、この山鳩(ヤマバト)こと雉鳩(キジバト)の鳴き声についてですが、様々なところで見かける音の表記やリズムについて少し違和感を感じていますので、個人的に観察した結果を記しておきます。 雉鳩(キジバト)・山鳩の鳴き声は、ホーホーホホー、ホーホー ホッホー系なのですが、本来は数種類あります。そしてこの鳴き声の「音声・音韻表記的な点」についてもちらっと触れておきます。 なお、鳩は鳩ですが、

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祝七周年

本ブログも七周年を迎えることになりました。ちなみにこれで1942記事目になります。今回も祝六周年の時と同様に、単純に祝七周年というタイトルです。 祝六周年の時は1775記事だったのでこの一年で170弱の投稿をしたことになります。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。コメントを寄せていただいた方やcontactからご連絡を頂いた方、また、ひっそりと読んでいただいている方々、いつもありがとうございます。 アクセス状況 この一年でこのブログにやってきた人の数は、170,737名ということのようでした。その前の

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声の奥にある意味

先日コンビニに行ったときのことです。 ラーメンコーナーなどをぐるぐるしつつ、焼きそばでも買おうかなぁと思っていたところ、店内のスピーカーからファルセット、つまり裏声を多用、というより乱用するような歌声が飛び込んできました。 その瞬間に、多少のムキムキ感がありつつ、脇毛とスネ毛を剃ってタンクトップにハーフパンツの同性愛者が、声を利用し、喉で自慰に耽っているような絵が出てきたので、何も買わずに帰ることにしました。 勝手な感想ですが、 「文化系に侵食してくんな。生活に侵食してくるな」 と思ってしまいました。 裏声を出すと

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音の形状と分子構造

音には形があり、形をしっかり捉えられると楽曲はキレイにまとまります。 また形状や構造を捉えると「どうもフィーリングが合わないな」という共同演奏者同士の息の面も整ってきます。 昔指揮を担当していた時に次のようなことがありました。 四分の三拍子となっている8小節がどうも合わないということなので、息を合わせるためにどのように説明すべきかということを考えました。 その箇所は、スコア上の表記は3/4ですが、音符的な並びは6/8であり、かつ、小節ごとに3/4と6/8が交互に入れ替わるような感じでした。 さらに6/8に関しては、

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耐えられる程度の微妙な暑さによる混乱がもたらした気付き

最近は日中が暑く夜はまだ若干涼しいという感じの気候が続いています。昼間の暑さは日差しの強さに依存しているというフシもあるため、曇り空ともなれば「耐えられる程度の微妙な暑さ」といった感じになったりもします。 気づけば脇に熱がこもっており、若干脇毛が絡まっているという感じの暑さです。 そんな微妙に耐えられる程度の気温の中、しばらく暑さをあまり気にかけずにいると、どんどん「回転」を含め頭の調子がおかしくなってきます。 つい昨日は、鳴滝と清滝を間違えたまま話を続けていたり、ミスタービーンと言っているつもりがミスターベーター

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家の前で遊ぶ子供がうるさすぎたので注意すると子供の親が怒鳴り込みに来た

「家の前で遊ぶ子供がうるさすぎたので注意すると子供の親が怒鳴り込みに来た」ということで、先日実家に帰った時に向かいの家の子どもたちが騒ぎまくりながら遊んでいて、お互いを呼ぶ声などがうるさすぎたので注意した時のお話です。 感覚でいうと、となりのトトロの「メイ」が最高にテンションの高い時×6人だと思ってください。 「キャー!」「きゃあん!」と叫ぶ子供の奇声への対処で触れているような奇声は既に対処済みなので奇声は発しませんでしたが、余りあるエネルギーに加え歪んだ自己都合的「叱らない教育」によって情動を抑制する神経回路が発

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急速に轟音が近づいて

「急速に轟音が近づいて」といえば、最近では数が減ったものの暴走車両の出す排気音やスキール音ですが、大きな音というものは注目を集めるため、映画のコマーシャルなどにおいても大きな音で驚かせるという手法が蔓延するようになりました。 そして性や死、そして死を連想させる生命的な危機の描写が、人の注目を集めるのに効くということで、より一層の効果を期待してか、破壊音や叫び声などが多用されていたりします。 これらは生理的な反応を利用して焦らせ、注意を引くというものですが、「数字を逆に数えて」で触れていたように、時間的な焦りを利用す

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猫を抱上げながら

あまり猫には詳しくないのですが、茶トラ猫は人への抵抗感が薄いということを比較的最近知りました。 たしかに真鍋島の島猫代表のお兄ちゃんや沖縄にて突然膝に乗ってきた猫も皆茶トラ猫系です。 この手の猫は、突然膝に乗ってきては、モミモミを始めます。 人と共に暮らす動物の代表は犬や猫ですが、個人的には鳥や草食の方が相性がよく、基本的に家にいたのは、鳥やうさぎであり、猫と暮らしたことはありません。 しかし、以前にも触れていましたが、どこからやってきたのか、自分の部屋に白猫がいたことがあります。 メスの茶トラ猫との絡み だいたい

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別誂えで取り付けた

カスタムパーツ等々、純正の状態から個人の好みに合わせて改造していくというのは、各種分野よくありますが、僕個人としては、高校生の時に経験した二つの出来事によって、結局「純正もしくは、ほぼ純正」を好むようになりました。 ひとつは、「レコードを置き、針をのせた」で触れていた低音ブームの中のフラットな音です。本体がある程度の能力を持っているのなら、変に弄るのは逆効果であるというような感じです。 もうひとつは、高校生の時に乗っていた原チャリです。高校一年生くらいの時にこぞって同年代の人が原チャリを買いだしたりして、既に働いて

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そんな穿鑿をしてちゃ、味が悪くなるよ

「そんな穿鑿をしてちゃ、味が悪くなるよ」ということで、何事も気にしすぎることは効用を半減させてしまうことにもなりかねません。 しかし一方で、ある程度気にしないと、ロクでもないものが出てきたり、騙されたりもするので厄介です。 特に海外に行くとそれは顕著で、ある程度気をつけておかないとぼったくりバーの被害に遭うということもありますし、ちょっと道を聞いただけでガイド料として結構な金額を請求されたりもします。 ただ、気をつかうということは、それだけ楽しみが半減するので、楽しみのためになるべく気にしない方が良いということにな

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体験する主体としての一人称感覚

好き嫌いの範疇になりますが、幼少期の頃から「浅いもの」が嫌いであり、浅い付き合いも好きではありません。 「人馬一体」という言葉がありますが、人馬が一体になろうと思えば、相手のことはもちろん自分のこともよくわかっているという状態でなければなりません。その上でいかに信頼し、双方が自己開示するかというところが、人馬一体を叶えるものであると思っています。 それは相手が人でも動物でも機械でも同様です。 人馬一体感 自分が相手を操るという感覚、一方的に自分が相手を利用して楽しませてもらうというという感覚では、「浅いもの」になり

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生理的に嫌だったせいだ

少なからず生理的に嫌なものはあると思いますが、ある程度の慣れによってそれら生理的に受け付けないようなものが多少平気になったりもします。 自身の慣れから慣れていない人が感じるであろう生理的な不快感というものを見落とすということもありますし、客商売において「自分は大丈夫だから」ということで放置していたり気付いていなかったりすると自分では理解し難いような形で客足が遠のいてしまうということが起こります。 音響機器の不具合によるノイズ ある時、店の中で有線か何かを流しているはずの音響機器に不具合があるのか店内がノイズ音で満た

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ただ心配なのは音色である

聞こえる音の範囲というものは人によって異なっているようで、本当に周波数レベルで高音域が聞こえていないということもありつつ、「目には映るが見えていない」のと同様に、注意が向いていないためにその音が鳴っている事自体に気付いていないという場合もあります。 年齢とともに高音域が聞こえにくくなるということはよく聞きますが、高音域が聞こえにくくなるということは、倍音の関係で音色自体もちょっと異なって聞こえているのではないかと思ったりします。また逆に年齢が若すぎるとまだ聴覚が発達しきっておらず、聞こえにくい音域があるという感じで

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レコードを置き、針をのせた

僕が自発的にレコードを置き、針をのせたのは、高校生くらいの時だったでしょうか。 基本的にはCDで、微妙にカセットテープ世代でもあり、思春期にMD、デジタルオーディオプレーヤーといったものに変化していった世代ではありますが、「ベースをくれた英会話の先生のお兄さん」が使っていたパワーアンプを自宅に持って帰ってきた際、家にあったレコードプレーヤーと接続して父の持っていたレコードを再生したのが一番最初だったと思います。 洋楽のレコードがたくさんある中、何だかんだで一番最初に再生したのは確かチューリップの「心の旅」でした。

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主人公の最後の叫び

人体の構造上、「いえあおう」の順番で音の出る部分が奥に入っていき、軽々しいものから重々しいものへと変化していきます。 これは、そのまま情報空間に対するもの~物理空間に対するものというバロメーターを示すという感じになっています。「い」なら情報的で意識寄り、「う」なら物理的で肉体寄りといった感じです。 「いえあおう」の順でわかる意識的な叫び~肉体的な叫び 母音が「い」から始まるということは、いわば意識的なものであるという感じになり、「う」から始まれば本当に肉体的な叫びということになります。 腹を殴られて「いっ」とは言い

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空気を引き裂く弦の音

あまり街中に行かないので今ではどんな感じになっているのかはわかりませんが、音楽において、特にライブ会場においてある時から劇的に盛り上がることよりも「怪我人を出さないこと」の方が重視され、不完全燃焼感が増してきました。 個人的には、十代の時にダイブして肩から落ちて怪我をしたりもしましたが、自己責任なのでまあいいかぁという面もありつつ、その一瞬は他では代えられないというようなことを思っていたので、誰を責めるわけでもなくという感じでした。 以前はそうした共通認識のほうが大多数であり、それが叶っていたということになりますが

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初秋の風

初秋の風を感じると無性に桂坂の公園に行きたくなります。 できれば単車がいいですね。 ― 18歳くらいからこの季節には必ず消化器系が不調になり、体は痛いのですが爽快というよくわからない体調になります。  何だか体は痛くても…風が美しいこの時期を逃すものかと思い立ったものの単車仲間がつかまらず、誰かを後ろにでも乗せて旅立とうかと思った日。 「ポンポン山に行こう」 以前にコンビニで地図を参照しているときに目を引いたその名前だけを根拠に、意味なくその場所まで向かうことにしました。 桂坂の公園で一休み。 そんな夜がよく似合

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青い夜道をゆく

10年くらい前になりますが、ある時大阪市内で京都までの電車を逃し、 無理やり上本町で降りて夜の大阪を歩いたことがあります。 どうせ始発を待つのならということで、「梅田まで歩いてみよう」と思い、上本町から梅田まで夜道を歩きました。 「夜の向こうへ」がまだ世に出ていない頃の思い出ですが、その時に歩きながらビールを飲みつつthe band apartを聴いていたので、何となくその時のことを思い出してしまいます。 確かamplified my signなんかを聴いていたと思います。 先日背中にカナブンが乗ってきたことからD

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足音や振動など隣の家の騒音への対処

足音や振動など隣の家の騒音への対処ということで、隣人がもたらす騒音への対処について触れていきます。 二ヶ月ほど前、直接注意に行ったりしましたが、最近また調子に乗り始めているので、そろそろ本格的に対処しようかなぁと思います。 この騒音についてですが、一般生活レベルの騒音ではなく、親が煽ることで子供が走り回る時に生じる強烈な足音というか振動という感じです。 まあ単純には親が「えーい!うぇーい!」などと煽り、子供が「あーあー」などと騒ぎながら「ドドドドドドド」と走り回るという感じです。 「公園でやれ」 ということになりま

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極めつけのまとまり

結構な頻度で旅のお供に持っていく曲「自由へ道連れ」ですが、改めて聴いてみると極めつけのまとまり感があり、奏者たちの技量がモノを言う感じがするなぁと思ったりします。 技量が追いついていない場合、安いグルーヴになるという意味で、コピーするのが難しい曲だと思います。 各パートをコピーすることはできても、バンド単位でまとまることは極めて技量がいるという感じです。 そういった極めつけのまとまり感を感じると、かつて観たシャガールの絵を思い出したりします。 ベージュの全体の中に三原色が置いてあって、普通ならそれらはっきりした色は

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Sleep

かなり個人的な感覚ですが、雨の日に山盛りの本を目の前に積んで読み耽るような日にぴったりな曲です。 20代の時、特にやることもなく、外も雨で一人時間を満喫したい時によく読書のお供にsurvival of fattestを聴いていました。 その中の5曲目がこちらLagwagonのSleep。 お供と言いながらも聴きながら読むことはなく、聴いて読んで寝てまた聴くという感じです。 なので雨の日にこの曲を聴くと当時の感覚が蘇り、ひとまず読書に耽ったりしてしまいます。 独りの贅沢 特に人と一緒にいたいともいたくないとも思いませ

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