時代に適した美

時代に適した美ということで「平安美人」という言葉が、現代では侮蔑に使われることもあるように、時代時代で美しさの基準は変化していきます。ある程度の「調和」という意味で一定の傾向はあるものの、一応変化していきます。

つい先日も触れましたが、間違っても80年代だけは繰り返してはいけません。いつまでも美しいとされるようなものはたまにありますが、時代時代の流行りが組み込まれたものは、やはり扇動されていることは否めません。

目や顎の好み

ところで、僕は昔から、男女ともに目がパッチリした人や多少顎が出ている系の美人とされる人をそんなに美しいと思えません。何故かはわかりませんが、好みからは外れてしまいます。

十代の時などは、「目は大きい方がいい」、「多少顎がくっきりしている方がいい」と同級生なども言っていましたが、なぜか若い時から僕はそんなことは一度も思ったことがありません。目を大きくすることによってバランスが崩れるのであれば、やはり違和感を感じます。

どうせなら猫村さんくらい「目がちょん」くらいでいいでしょう。

よくみると猫村さんはうちの母方のおばあちゃんに少し似ています。やはり遺伝子的に安心するのでしょうか。

遺伝的な顔の傾向

僕は顔を見ただけで、だいたいどこの都道府県の遺伝子が濃いか言い当てられたりします。もちろんたまに外れます。

「あなたは奈良出身か、ご両親のどちらかが奈良出身ですね?」

「なんでわかるんですか?」

と言った具合です。

以前、知り合いの会社の従業員さんに第一声で「滋賀の子?」と聞くと「なんでわかったんですか?」ということがありました。「だって滋賀顔やもん」と答えました。方言によって判断せずとも顔だけでわかります。

以前、越前町に行った時には、うちのお父さん近い風貌の中年男性が多く見受けられました。越前DNAが入っているのだから当然かもしれません。

実は京都はあまり言い当てられません。おそらく元々は首都だったので、遠い昔に移住してきた人たちが多いという傾向があるのでしょう。東京などもそうかもしれません。東京顔というものは当てられません。

ただ、その土地にずっといるご当地DNAが濃く反映されている方は、やはり顔の傾向があります。普通は同級生を見渡しても、ほとんどみんなバラバラなのだから、そんなことはないだろうと思いがちですが、ドンピシャの滋賀顔、奈良顔、というものはあります。バラバラに見えて、全員とは言いませんが、多数の方に共通している顔の特徴というか傾向があります。

それは他府県からやってきた学生を元にその傾向を見抜いたものなので、結構当たったりします。ただ、関西圏以外はあまりサンプルがないので外れます。

例えばミス・ユニバースの各都道府県予選の出場者の顔をよくよく見ていったりするとわかります。もちろんみなさんは同じ顔というわけではないのですが、傾向がわかってきます。

小さい時はあまりわかりませんでしたが、最近のまいんちゃんを見た時に「あ、埼玉顔!」と思ってしまいました。

試しにこちらに表示される埼玉出身のアイドルさん達の顔をとりあえず100人から200人くらい見てください。

しかしながらどうして埼玉に縁もゆかりもなく、また、行ったこともないのに埼玉顔だとわかったのでしょうか。それはなぜか惹かれてしまう人のプロフィールを調べると埼玉周辺出身だったからという傾向があるからです。その理由もよくわかりません。逆に、苦手だと思って検索するとほとんど九州以南でした。その理由もよくわかりません。顔だけですが。

時代に適した美 曙光 161

Category:曙光(ニーチェ) / 第三書

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