タグ別アーカイブ: 心理

心理・意識・精神について

いい人願望 改

本当の意味で陽気でいられるということは、だれに対しても無責任でいるということです。たとえ、悪い人と言われようとも気にしない鈍感さです。 いい人願望を持つ人は多いですが、いい人と呼ばれ続けようとしても必ず「偽善者」「八方美人」という言葉がついてまわります。 「いい人になろう」と思うのはいいですが、「いい人だと思われよう」というのはやはり奥に助平心を感じてしまいます。 また、実際に自分がいい人かどうかはさておき、相手に合わせて「いい人だと思われよう」「いい人と呼ばれ続けよう」とすると苦しさを生み出します。 そして、「い

» いい人願望 改の続きを読む


すべてを謳歌してくブーム 改

「すべてを謳歌」ということは「完全燃焼している」という状態が常にあって、常に相当の集中力を注ぎ込んでいるというようなことになるでしょう。 今では、大抵のことが予測できていまいち楽しめるのか疑問だったりしますが、それでも、やはり楽しく物事は過ぎて行きます。 「最近、何か面白いことない?」 そんなセリフを言う人は相当のお笑い通か、そうでなければただの楽しくない人でしょう。 そういう人には特徴があります。 いつどこで何をしていても、全く集中していません。 考え方まで外からの受身 たとえば「楽しそう」ということで、海に行く

» すべてを謳歌してくブーム 改の続きを読む


「お面倒」の起源 改

先の投稿で、男のプライドについて書きましたが、酒の席でのおっさんほど面倒なものはありません。前々回の特別企画の時は、お面倒についての定義を引用していますので、お面倒についてはそちらを参照してください。 「お面倒」の起源 お面倒の有効活用 酒の席での「お面倒」は、たいてい辟易するだけですが、お面倒を利用してしまうというのもひとつの手です。 グダグダと管を巻くお面倒は、めんどくさいですが、お面倒が面倒なら有効活用してしまうというのもよいのではないでしょうか。 先手必勝 ここでお面倒に対する戦術として、「先に質問する」と

» 「お面倒」の起源 改の続きを読む


男のつまらないプライド

どんなバカな女でも、頭のいい男を操ることができる。 しかし、頭の悪い男を操るには相当賢い女でなくてはならない。 といった旨のことを言った人がいます。 どんなバカな女でも頭のいい男を操ることを可能にしているのが「男のつまらないプライド」というものです。 「男のつまらないプライド」というものは、大抵の男性が持っています。ただ、頭のいい人ほど、うまくフィルターにかけているので、なかなか悟られないように工夫をしてしまっている故に自覚もあまりありません。 単純な人ほどカマかけにストレートにキレます。 「たられば」の想像力を利

» 男のつまらないプライドの続きを読む


いくつになったら大人なのかな? 改

若い時は大人とはどういうものかを想像して、それに苛立ったり、そういうものにはなりたくないと思ったり、逆に早く大人になりたいと思ったりしたものです。 大人になれば時間がなくなるというのが一般的なイメージですが、「そんなことはない、大人になったほうが沢山時間がある、そしてたくさんお金がある」ということを言う大人が周りに多かったような気がします。 自営業や零細企業の多い土地柄ということもありますが、最初にこれを断言したのが、たまに登場する「英会話の先生」でした。この先生は、英会話を本業にしているわけではなく、様々な事業を

» いくつになったら大人なのかな? 改の続きを読む


プレシャス・プレイ 改

安定的なものより、偶発性のあるものの方が刺激的で興奮するというのはかなりわかりやすい話です。 ギャンブルやガチャなどが典型です。 また、「○○エディション」たるいい文句で、希少性を大々的にアピールして人を惹きつけようとする戦術もあります。 ものとしてはほとんど同じなのに、なぜか価格が1.2倍でも気にならないという馬鹿げた話ですが、なぜかこれに飛びついてしまう習性があります。 猫も杓子も「限定」を乱発 最近では猫も杓子も「限定」を乱発するので、それほど効果はなくなってきましたが、やはりある程度姿形を変形させて「限定」

» プレシャス・プレイ 改の続きを読む


主役降板 改

あくまで印象ですが、認識できる世界が自分中心というか自分を通してだけなのだから、即時的に五感で感じる目の前に広がる世界に意識を向ければいいのに、どうしてかそれ以外の「もっと広いであろう世界」に気が向いてしまいます。 自分が経験したい種類を選ぶインスピレーションになればいいのですが、殆どの場合悶々とするだけです。 「主役」 実際に主役的な位置づけにたった人はもしかしたらこんな経験があるかもしれません。 「なんだこれだけか」 そして、主役でいることを自尊心の主軸にしていた人は、自分が主役ではなくなった時に精神がおかしく

» 主役降板 改の続きを読む


淋しくならない努力 改

耐えることが修行かのように考えられていますが、それもきっかけ作りにしかすぎず、苦しんでいたのでは全くトンチンカンだということはあまり語られないような気がします。 「山にこもる」 というようなことがたまに言われたりしますが、これも変な話です。 山にこもれば、遊びもない、人とも接することができない、いわゆる俗世間的な誘惑がないというような面もありますが、これは補助輪を付けて自転車の練習をしているようなもので、本質的なものではないような気がします。 山にこもらないといけないのは、二流三流ではないでしょうか。 気分転換に山

» 淋しくならない努力 改の続きを読む


時の流れに身をまかせ

目標を定めなければ達成しない、なりたい自分を想像しないとそのようにはなれない、そんな脅しを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。 しかしながら、「アイツ」の範囲で考えてイメージした世界は、アイツの妄想ばかりといった感じになっています。 「無意識の中で実は勝手に目標を定め、なりたい自分を想像していたら」という場合を、セミナーで数十万取るような人はあまり知らないかもしれません。 彼らはまた聞きした内容を人に説いているだけです。 そして、初めてそれを聞いた時に、意識のブロックというか思考のストッパーが外れて、一時的に

» 時の流れに身をまかせの続きを読む


三大欲求を満たしてこそ

三大欲求といえば、食欲、睡眠欲、排泄欲ですが、どうしても最後の排泄は性欲と言われます。 明らかに全般的な排泄の方が衝動も大きいと思うのですが、どうしてなのでしょうか。 それに性欲より体温を維持する欲求の方がもっと強烈だと思います。 何かにつけて欲といえば三大欲求、みたいなもので、なんでも簡略化して考えてしまう癖が出ているのでしょう。 ブッダは人間の欲求をすべて把握していたそうです。 確かに把握しようとすればわかると思います。 中心となる欲の種類を把握すれば、あとはその組み合わせというだけになります。 こうした欲のジ

» 三大欲求を満たしてこその続きを読む


不安こそ生きてるあかし 改

生きていると常に不安があると言われます。 しかし、そうでもないと思います。 余計な信念や観念さえなくなれば、大抵の不安はありません。 最後の最後は、本能レベルでの恐怖と向き合わなければなりません。 不安はすべて、本能的な恐怖心がなにかのフィルターにかけられて、文化的な悩みとして表れています。 それならば、まだつかみやすくて野性的で、いいのですが、最もわかりにくいのは多段にフィルターにかけられた悩みであり、不安です。 本能レベルの恐怖心が関連思考によりねじ曲げられ「願望」かのように変化する 本能レベルの恐怖心が、関連

» 不安こそ生きてるあかし 改の続きを読む


不安からの逃避法 改

不安になったときは、どうにか対処しようと粘ってしまうものです。 言い訳を集めたり、一般的にはどうなのかという情報を集めたり、人に相談したりします。 もしくは独りでただただ悶々と過ごす場合があるでしょう。 「気にするな」と言われても気になってしまう。 根性で突破しようとしても、どこかそのストレスに耐え切れなかったりします。 人に話をするのはいいのですが、あまり良い方法ではありません。 特に「正論」みたいなものを持ち出されたら、さらにダメージを食らってしまうくらいならいいですが、偏見を後押ししたり、何かを決めるときに自

» 不安からの逃避法 改の続きを読む


そこがいいんじゃない! 改

そこがいいんじゃない! そうやって「アイツ」を押し倒すと、現状が変わった時に、アイツは隙をついてきます。 「そこがいいって言ってたよね?」 アイツはどんな時でもどんな局面でも利用してきます。 矛盾してるよね? 「今はそこがいいって言ってた状況と違うけど、どう?矛盾してるよね?おかしいよね?どっちなの?」 と、詰めてきます。 そこで「うううっ」となってしまう前に、間髪入れずに 「そこがいいんじゃない!」 またもや押し倒してやりましょう。泣きながらでも。 「ねぇ、自分でもおかしいと思わない?」 「そこがいいんじゃない!

» そこがいいんじゃない! 改の続きを読む


自分のことは自分でもわからない

自分のことはあまりよくわかりません。 たまに「不思議な自分でいたい」という人がいますが、そういうのではありません。 それはなんとなくアーティスティックな自分というものに憧れているだけで、そんな人の心はたいてい読めてしまいます。 自分のことは自分でもわからない、でも、 「わからなくても問題ない」 それがわかるだけでいいのではないでしょうか。 心理的盲点 盲点というものは自覚していないので、あまり探すことができません。 実際の「盲点」も、意識的にそういう紙を見たりしないと自覚できないものです。 さてここで考えてみたいの

» 自分のことは自分でもわからないの続きを読む


人生の選択ってやつ 改

人生は常に選択の連続ばかりです。 ほとんどの事柄は、ほぼ自動的に選択が行われているので意識することはありません。 よく「CMでよく見るから結局買ってしまう」というものもありますが、あれも無意識下での選択に近いかと思います。 知らぬ間に影響され、知らぬ間に刷り込まれ、「考える」というストレスからすぐに脱却するために、簡単に選んでいきます。 広告にはストレートに「買ってください」というメッセージを伝えるものもありますが、「なんとなくよく見る」から親近感や信頼感を得ようとする類まで、いろいろな形があります。 何度か、「本

» 人生の選択ってやつ 改の続きを読む


脳との最終戦争 改

繰り返しますが、脳との最終戦争と言いつつ、戦ってはいけません。 基本的に「アイツ」メインになりますが、今回は自己啓発系が大好きな無意識(潜在意識)についてでも少し触れることにしましょう。 彼らはよくわからないままにブックオフで100円で売っているような本の内容を数冊読んだだけで、都合よく無意識を使います。 どうせならもっと奥深くまで関心を示せばいいのに「ご都合主義」で使います。 彼らの言う無意識 自分では普段意識していない「癖」について語っています。 そしてあくまでアイツの範囲で考えています。 ご存知の方も多いかと

» 脳との最終戦争 改の続きを読む


自分探し 改

どうしても自分を探そうとするのは一つの通過点なのかもしれません。 「自分など探しても仕方ない」 ということに気づくために。 将来の夢 よくわからないままに「将来の夢」を決めるように強制されます。 幼稚園くらいの時から繰り返し唱えられるため、大きくなってもまだ「将来の夢」ならぬ「本当の自分の夢」みたいなものを追い求める癖がついてしまうのでしょう。 ゴムボートで大阪湾 しかも将来の夢が「京都市内の小川からゴムボートで大阪湾まで行く」というものなら叱られます。 僕は本気でした。 実際の川の速度から何時間で大阪湾まで行ける

» 自分探し 改の続きを読む


徒労という修行

落ち込んだとき、落ち込んだ自分をどう慰めようとばかり考え、落ち込んだそもそもの原因を突き止めようとはしないものです。 薄々は気がついているのだけれど、自分が悪者になりたくないので何かのせいにしたくて落ち込んでみせるのですが、だれの同情も得られなくてさらに落ち込みます。 「君は考えてなどいない、悩んでいるだけだ」といったのは確か三大幸福論で有名なアランだったでしょうか。それよりも前に誰かも言っていたような気もします。 「責任」という言葉がひとり歩きして、とにもかくにも何かを悪者にしないと決着がつかない、というような思

» 徒労という修行の続きを読む


やりたいこととか欲しいものとか

やりたい事はなんですか?叶えたいことはなんですか? 自己啓発系の人が大好きそうなことを言ってみました。 僕はやりたいことが特にありません。 以上です。 …では、面白みも何もないので、少し触れることにします。 実際に、あまりやりたいことがないのですが、おそらく意識に上がってこないのでしょう。 実を言うと特に欲しい物もありません。 全て叶っているゆえに憂いがない どうして何もないかというと、全て叶っているから。 叶うという表現は本来的にはおかしいのですが、すべてが目の前にある、そして目の前になくてもそのうちやってきます

» やりたいこととか欲しいものとかの続きを読む


ノンアルコールで酔う

ノンアルコールで酔うということで、ノンアルコールビールやコーラ、水でも酔うということについて書いていきます。 最近はめっきりお酒を飲まなくなり、集まりの付き合い以外ではほぼほぼ飲みません。 一人で飲むことはもっと前からしていません。 僕は発泡酒があまり好きではないので、付き合いの場でビールが無く発泡酒オンリーならいっそ飲みません。 むしろコーラを飲むでしょう。 ノンアルコールで酔ってしまう理由 ノンアルコールビール そんなわけで、ビールに似せたビールではない飲み物を避けていたのですが、先日初めてノンアルコールビール

» ノンアルコールで酔うの続きを読む


無意識からワードを引っ張るゲーム

無意識からワードを引っ張るゲームをご紹介します。すごく簡単なことなのですが、メモ帳などを開いて、ひたすら意識せずに文字を打ってみてください。 出だしは困るかもしれませんが、ひとまず頭に浮かんだことを打っていく感じです。 20代の時によくこの「無意識からワードを引っ張るゲーム」で遊んでいたのですが、ひとまず思考を言語化するというか、浮かんだことをタイピングすることで、無意識に浮かんでいることをラベリングしていくという遊びです。 コンピュータがないとか、タイピングが苦手という方は、コピー用紙にでも書き込んでいく形でも構

» 無意識からワードを引っ張るゲームの続きを読む


Sad Sad Kiddie

悲惨な話があります。 ストレートには言わないものの、推測による帰結や疑問を引き出すための話法です。 ついには「すごいですね」や「それって何ですか?」を言わせようとします。 それがすぐに読める側は大変困ります。 なんせ惨めなのですから。 2つの視点の競合 「。。。ということは」を連想させて、自慢にもっていこうとするパターンが多いですね。 ただの自尊心の補充なのですが、一昔までは対応に困っていました。 それは、2つの視点が競合していたからです。つまり葛藤です。 視点1 自尊心が欠落しているのだから、補充してあげよう 視

» Sad Sad Kiddieの続きを読む


Our love and peace

昔、新京極通りに「わぁ!」とピースマークの飾り物をいきなり見せてきて人を驚かせることを生きがいにしているおじさんがいました。 Bボーイみたいな人にそれをして、「心臓止まるかと思ったやろこら!」と胸ぐらを掴まれていました。 最近は全く出没しないそうです。 ― 平和というのは、どういう状態のことをいうのでしょうか。 ともすれば、社会的目線で考えてしまいがちですが、結局個人の集合体が社会です。 愛にあふれるようになると、自然と喧嘩も起こらないのではないでしょうか。 唯物論が好きな人は、社会学的に物事を見ます。 しかしはっ

» Our love and peaceの続きを読む


Vain dog(in rain drop)

勤め人だった時です。営業先というか、手続き先に最初に出てきたのが挙動不審な若い人でした。 そして決定権者である女将さんみたいな人が出てきました。 そうするとその若者は、急に横柄になりだしたのです。 おそらくメダカか何かの仲間でしょう。 群れて初めて強気になる。というか後ろ盾ができた瞬間、強気になる、非常に見苦しい姿を見ました。 遠くから叫ぶだけ むしろ反対に独りで叫ぶのも虚しく感じます。 でも、抱きしめたくもなります。 感情的なことが絡む局面で、叫んで相手の行動は変わったとしても、それは後味の悪いものです。 何もで

» Vain dog(in rain drop)の続きを読む


RUNNERS HIGH

「このままの勢いが続けばいいのに」 そう思って、続かないのは寝るからです。たくさん寝ると、気分が大きく変化します。特に大酒なんかを飲んで、昏睡なんかするとそれまでの勢いはだいたい失速します。 気分にとらわれている間は、絶対に続くことはありません。 大きく気分が変わる出来事があればしなしなヘタっていきます。 ― 一時期、休みが「月に一度あるかないか」、という時期がありました。 半年から一年くらい続いたのですが、ある時夕食を摂ろうと座った瞬間に上半身が激しく震えだしました。 そのまま蹲り、天井を見上げることしかできませ

» RUNNERS HIGHの続きを読む