タグ別アーカイブ: 心理

心理・意識・精神について

徒労という修行

落ち込んだとき、落ち込んだ自分をどう慰めようとばかり考え、落ち込んだそもそもの原因を突き止めようとはしないものです。 薄々は気がついているのだけれど、自分が悪者になりたくないので何かのせいにしたくて落ち込んでみせるのですが、だれの同情も得られなくてさらに落ち込みます。 「君は考えてなどいない、悩んでいるだけだ」といったのは確か三大幸福論で有名なアランだったでしょうか。それよりも前に誰かも言っていたような気もします。 「責任」という言葉が

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やりたいこととか欲しいものとか

やりたい事はなんですか?叶えたいことはなんですか? 自己啓発系の人が大好きそうなことを言ってみました。 僕はやりたいことが特にありません。 以上です。 …では、面白みも何もないので、少し触れることにします。 実際に、あまりやりたいことがないのですが、おそらく意識に上がってこないのでしょう。 実を言うと特に欲しい物もありません。 全て叶っているゆえに憂いがない どうして何もないかというと、全て叶っているから。 叶うという表現は本来的にはお

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ノンアルコールで酔う

ノンアルコールで酔うということで、ノンアルコールビールやコーラ、水でも酔うということについて書いていきます。 最近はめっきりお酒を飲まなくなり、集まりの付き合い以外ではほぼほぼ飲みません。 一人で飲むことはもっと前からしていません。 僕は発泡酒があまり好きではないので、付き合いの場でビールが無く発泡酒オンリーならいっそ飲みません。 むしろコーラを飲むでしょう。 ノンアルコールで酔ってしまう理由 ノンアルコールビール そんなわけで、ビール

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無意識からワードを引っ張るゲーム

無意識からワードを引っ張るゲームをご紹介します。すごく簡単なことなのですが、メモ帳などを開いて、ひたすら意識せずに文字を打ってみてください。 出だしは困るかもしれませんが、ひとまず頭に浮かんだことを打っていく感じです。 20代の時によくこの「無意識からワードを引っ張るゲーム」で遊んでいたのですが、ひとまず思考を言語化するというか、浮かんだことをタイピングすることで、無意識に浮かんでいることをラベリングしていくという遊びです。 コンピュー

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Sad Sad Kiddie

悲惨な話があります。 ストレートには言わないものの、推測による帰結や疑問を引き出すための話法です。 ついには「すごいですね」や「それって何ですか?」を言わせようとします。 それがすぐに読める側は大変困ります。 なんせ惨めなのですから。 2つの視点の競合 「。。。ということは」を連想させて、自慢にもっていこうとするパターンが多いですね。 ただの自尊心の補充なのですが、一昔までは対応に困っていました。 それは、2つの視点が競合していたからで

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Our love and peace

昔、新京極通りに「わぁ!」とピースマークの飾り物をいきなり見せてきて人を驚かせることを生きがいにしているおじさんがいました。 Bボーイみたいな人にそれをして、「心臓止まるかと思ったやろこら!」と胸ぐらを掴まれていました。 最近は全く出没しないそうです。 ― 平和というのは、どういう状態のことをいうのでしょうか。 ともすれば、社会的目線で考えてしまいがちですが、結局個人の集合体が社会です。 愛にあふれるようになると、自然と喧嘩も起こらない

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Vain dog(in rain drop)

勤め人だった時です。営業先というか、手続き先に最初に出てきたのが挙動不審な若い人でした。 そして決定権者である女将さんみたいな人が出てきました。 そうするとその若者は、急に横柄になりだしたのです。 おそらくメダカか何かの仲間でしょう。 群れて初めて強気になる。というか後ろ盾ができた瞬間、強気になる、非常に見苦しい姿を見ました。 遠くから叫ぶだけ むしろ反対に独りで叫ぶのも虚しく感じます。 でも、抱きしめたくもなります。 感情的なことが絡

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RUNNERS HIGH

「このままの勢いが続けばいいのに」 そう思って、続かないのは寝るからです。たくさん寝ると、気分が大きく変化します。特に大酒なんかを飲んで、昏睡なんかするとそれまでの勢いはだいたい失速します。 気分にとらわれている間は、絶対に続くことはありません。 大きく気分が変わる出来事があればしなしなヘタっていきます。 ― 一時期、休みが「月に一度あるかないか」、という時期がありました。 半年から一年くらい続いたのですが、ある時夕食を摂ろうと座った瞬

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掃除

掃除

部屋の状態はその人の心理状態を表しているとかいう話があります。 その他「お部屋をきれいにして運気アップ!」とかいうのもよく目にするタイトルですね。 「そんなことは関係ない!」とも思いますが、やはり部屋はシンプルな方が気持ちはスッとするというか、気が散らないのは確かでしょう。 ということで物を捨てることは意識の分散を防ぎ、集中力を高めることにつながったりします。そして、捨てる時の痛みによって、その後の無駄な仕入れを防ぐようになったりもしま

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健康志向という精神病

世界保健機関(WHO)憲章は、1946年7月22日にニューヨークで61か国の代表により署名され、1948年4月7日より効力が発生しました。 日本では、1951年6月26日に条約第1号として公布されました。その定訳は、たとえば 「健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。 到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人

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放浪しちゃえば?

もちろん全てではありませんが、一気に旅の写真を追加してみました。サムネイルをクリックで個別画像に移ります。 放浪しちゃえば? 20代前半の頃です。 やはり病に伏せていた僕が、本ばかり読みあさっていた時です。 当時は特に観念論と唯物論の対決が頭の中で繰り広げられていました。 そんな折です。 何の記念日でもないときに、当時の彼女が、高橋歩氏の「LOVE&FREE」をいきなりくれました。 「放浪しちゃえば?」 帯に書かれたその言葉に一

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じゃまくさいが正しい

他人と比較すると苦しくなるのは、再三書いてきたことですが、改めてじゃまくさいについて考えてみたとき、そのまま行くと、「他人と比較しない自分づくり」が必要なのではないかと思ってしまいます。 でも、そんなことをしなくてもかまいません。 そんな試みを行ったところで必ずがっかりするでしょう。 自分というものを意識している限り、そこからは抜け出せないからです。 「自分」という存在が「ある」と思っているからこその他人との比較で、自分がなければ比較す

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暇と退屈

暇なときに人がとる態度といえば 「やばい!暇になってはまずい!」という感じになるでしょう。 あれほど「寝まくりたい」と言っていたにも関わらず、惰眠の後「暇だ、やばい、暇だ」となって何故か不安になります。 暇や退屈という苦悩 特に他人を意識しなくても、こうなるでしょう。そして、特に他人の目が気になるときは、携帯電話をいじっています。 最近やたらに「LINE」というものがもてはやされています。 別にたいして革新的な技術ではないのに、やたらに

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本当に好き?

「本当に好きなことを探して、それだけをしなさい」 そんなことを言われても、なかなか本当に好きなことというのは見つかりません。 「将来何になりたいか決めなさい!」 そんな脅しをされたところで、数ある既製品の中から選べと言われているようなもので、それが思春期なら世の中をそんなに知らないので、トンチンカンなものしか選ばないでしょう。 好きな理由 「本当に好きなのか?」 そんなことをたまに考えてみてもいいですが、「理由」をいくら並べたところで事

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メソメソ男子

メソメソしていてかまってくれるのは、やさしい親御さんか気のいい先生くらいなもので、オスの涙に同情するメスは少ないのではないかと思います。 「男は泣くかわりに酒を飲む」と、たまに聞きますが、確かにそんなフシの人はいます。 ということは、強がっている大将も社長さんも毎日泣いていることになります。実際そうなのでしょう。 「今度飲みに行こう」という誘いは、 「今度一緒に泣きに行こう」ということになります。 本当はメソメソしていてもかまいません。

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腹の底から笑える幸せ

腹の底から笑える幸せ

腹の底から笑えるということは幸せですが、「笑い」というのは、笑おうとして笑えるものではありません。 「表情だけでも笑っていると本当に気分が明るくなる」 というのは、どうやら本当のことのようですが、それは「微笑み」であって、「爆笑」ではないはずです。 いちおう、顔の筋肉の具合が、本当に気分を変えるようですが、「暗い顔をしているくらいなら、嘘でも笑顔を!」という使い方です。 腹の底からの笑いには使えないでしょう。 本気の笑いを自作 普段生活

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すこぶるブルーな日には

すこぶるブルーな日には

気持ちというものは浮き沈みしやすいかと思います。 感受性が強ければ強いほど、外部現象の影響は強く、それによって気持ちが変動します。 その気持ちの揺れ幅が少ない人が「鈍感な人」「図太い人」などと言われます。 それはそれで才能なのですが、ともすれば、ただの「相手の気持ちがわからない人」になってしまいます。 うじうじ考えずに動けるのは才能ですが、考えない故に人にダメージを与えてしまうことがあります。 感受性が強いいわゆる繊細な人は、繊細さを極

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答えは風に舞っている

答えは風に舞っている

長い時間をかけて学校でつけてしまったクセは、すべてのことに答えを求めてしまうことです。 ― ― 人はダメな人と呼ばれないためにがんばっているわけです。しかし、問題なのはダメな人は本当にダメなのか?ということです。そもそも自分の判断基準はどこからきたのでしょう?疑いもなく、それが答えだと思い込んでいるフシがあります。 ダメな人とはどんな人のことでしょうか。それを「判断しろ!判断する基準をつくれ!でないとおまえは。。。」と脅してくるのは、久

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やさしくてもかまわない

やさしくてもかまわない

やさしくて何がいけないのでしょうか。 ひとつだけつっこみどころがあるとすれば、それはやさしさの定義が曖昧で、「弱さ」を「優しさ」と思っているだけかもしれない、という点くらいでしょう。 やさしくてもかまわないはずです。 しかしながら、ただ弱いことを優しさと混同しているという場合もよくあります。本来、優しさは強さの上にしか成り立ちません。 優しさは強さの上に成り立つ 弱すぎると、助けることすらできなくなるかもしれません。 弱すぎると、やさし

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だまされるのはいつも言葉

だまされるのはいつも言葉

外国人が来て、怒った顔で自分に罵声を浴びせるとき、大抵は「何か悪いことをしたかな」と思うものです。 でも本当は「うちのオカンのカレーは格別にうまい!今度食いに来い!」と叫んでいたらどうでしょう。 言葉がわからない故に勘違いしてしまいます。 言葉には力がありますが、それは言葉に力という属性を与えているからです。 言葉に意味というラベルを貼り付けているからです。 一方で意思の伝達にはかなり役立ちますが、苦悩の元凶にもなりえます。 言語による

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のんきになるための一歩

のんきになるための一歩

のんきはまじめやふまじめという既成概念と違い、一種の才能なのです。「なるようにしかならないんじゃないの」と基本どこか大きく人生をあきらめていらっしゃる。努力をしないというのではありません。したけりゃ努力してもいいんじゃないと、あくまで自分のこともひとごとと考えていらっしゃる。 のんきは楽観主義とは少し違うような気がします。 一般的には、コップに半分残った水を見て「まだ半分もある」は楽観主義、「もう半分しかない」は悲観主義などといいます。

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不安こそ生きてるあかし

不安こそ生きてるあかし

不安は人を成長させます。 筋肉に負荷を与えるとムキムキになっていくように、ストレスというものは人の心を成長させます。 ただ、そこから抜け出せずに無限ループして神経をすり減らしている状態の人がいます。 期限の定まった不安なら、終わる時点が決まっているのでクリアはたやすいですが、たとえばニートの人なんかは、お金をくれている人が死ぬくらいでないと終わる決定的なきっかけがないので苦しんだままだと思います。 ストレスと向き合った人が成長する なん

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不安からの逃避法

不安からの逃避法

「不安だ」の下に「スティック!」をつけ、大声で叫びましょう。 「不安ダスティック!」。なんだか素晴らしいことのように思えますよ。 不安の対義語は安心ということになっています。二元論化して考えればそうなのかもしれませんが、そう考えると安心するのは難しいように思います。 不安について少し考えてみましょう。 たいていはそわそわしている状態です。 なぜか落ち着かなくて、そわそわそわそわしています。 ほとんどの場合は、「うまくいかなかったらどうし

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そこがいいんじゃない!

そこがいいんじゃない!

「そこがいいんじゃない!」あまりいい状況でないと脳が判断したとき、すぐさまその呪文を唱えましょう。口に出して言うとさらに効果的です。 アファメーションなどと言われます。言霊がどうのこうのありますが、あれも方便です。口に出してつぶやくこと、宣言すること等々は意識を無理やり方向づけることになったりします。 特別企画中(今のところ「自分なくし」だけですが)、一貫して多用している「アイツ」は自我のことです。 アファメーションは、自己宣言、自分へ

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あきらめることから始めよう

あきらめることから始めよう

最近では様々な本で「あきらめる」の意味が解説されるようになりました。 「真理を明らかにする」 「明らかに眺める」 などと言われます。 確かにその通りなのですが、「真理」などと言われると、胡散臭さが拭えません。 すぐにアイツは「どうして真理といえるのですか?」と投げかけてきます。 もしくは「眺めて何になるのですか?」と攻めてきます。 ふと字面だけを追うと、アイツにいいふうに使われます。 2つの手法 これを避けるためにはいくつか方法がありま

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人生の選択ってやつ

人生の選択ってやつ

イエスかノーか、この選択の連続で、ずーっと生きています。 人生の選択と称されるような大事件の時だけが選択しているときのように錯覚しますが、常に選択の連続で、願いの成功の連続で成り立っています。 選択には決定、決断がつきものです。 しかし、人は「決める」というとストレスを感じてしまいます。 なぜなら、「決めたからには責任を」という洗脳が解けないからです。 決めたからには責任を 「決めたからには責任を」 そんな話が大好きな人がいます。 たま

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脳との最終戦争

脳との最終戦争

うまいもんが食いたいとか、素敵な恋人に出会いたいとか、楽して生きたいとか、アイツが次々に要求してくるものに必死で対応しているのが悲しいかな「自分」です。言うなれば脳の奴隷が自分なのです。 脳との最終戦争とは銘打っていますが、戦ってはいけません。 「アイツ」の思うツボです。 ただただ、その構図だけ思い出せばいいと思います。 「俺、脳の奴隷になっていないか?」 と問いかけるだけでいいでしょう。 正確には自我です。 よく「俺は会社の奴隷じゃな

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自分探し

自分探し

以前にも少し触れましたが、自分探しです。 「そもそもはない」 それに気づいていくほうが、はるかにいいはずなのに、どうしてか「もっとすごい自分」を追い求めてしまいます。 これはいわゆる仮観の視点からのアプローチです。 仮観の視点からのアプローチ 世間は仮観で動いています。 この仮観とは、一般的な世界の捉え方であり、「客観的な世界が存在する。その広い世界の中の一つの存在としての自分」というような視点です。 そうなると、他者は競争相手に見えて

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呪文・そもそもはない

呪文・そもそもはない

先の続きになりますが、「ない」を「ある」対義語として認識していることに苦悩の元凶があります。 何がなんだかサッパリわからなくなるのは、長い時間かけて洗脳された「ある」に縛られているからに違いありません。「そもそもはない」何度も繰り返し、そうつぶやいてみましょう。一日1回、いやもっと。 呪文「そもそもはない」を何度も繰り返しつぶやくことは、心の動きを見るのにすごく役立ちます。 「ないと困る!」 「いやいや現に目の前にあるじゃないか!」 そ

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空(くう)アリ

空アリ

空アリという駐車場の看板についてです。 論理上はイエス/ノーで二元論化している空間でのお話です。 つまり埋まっているのか空いているのか、ということです。 コンピュータの世界では、0と1の2進法でほとんどのことが表現できてしまう。 しかし、こんなことが本題ではありません。 仏教では「空(くう)」と読み、あらゆる事物は固定的な実体性を持っていないと説きます。 いきなり「空」について触れてしまうと、それだけで終わってしまいそうなので、エッセン

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