思考と勢い

古今東西、たいてい社会でうまくいっている人、うまくいっている風に見える人は、少し変わっています。稼ぎの上で、ある程度稼いでいたりするような人ですね。 それで、世間ではある程度稼ぐとか、社会でうまくいくにはどうすればいいかという面で、知識とか思考の方を重視しようとしています。 その原因は、それである程度会社で出世できるというような雰囲気があるからです。でも、その範疇を超えている人たちは、少し変わっていながらも、もっと稼いでいます。 ただ、そうしたもっと稼いでいる人たちは変な人達なので、世間的な感覚からすれば参考にした

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アフォリズム 821-830

アフォリズム 821-830 821.風刺の要請 822.本当の計算 823.生活上の修行 824.個人主義的な風潮 825.罵声と器 826.短期的な逃避 827.人の好み 828.リスクに対する評価と多段の構え 829.おどろおどろしいもの 830.猶予期間 821.風刺の要請 個人的な感想としては、即時的で直接的な非難がしやすい社会環境故に風刺を用いた昇華の機会が減っているような印象がある。 あらゆる方面においてより一層風刺を多用し、笑いに変えていって欲しいと願うところである。 822.本当の計算 物事を本当

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アフォリズム 811-820

アフォリズム 811-820 811.図体が大きい相手 812.個人的偏見と個人的一般化 813.めでたき驚愕と感心 814.チグハグな距離感 815.吐出口を求めているエネルギー 816.実際の使用感 817.非モテの思考回路 818.反抗の意義 819.姿勢と腹 820.理や集中への態度 811.図体が大きい相手 図体が大きい相手だからといって臆することはない。たいていは勤め人であり保身に走る。 ただ、駄々をこねるだけのやり方では通用しない場合が多い。 その代わり、しっかりと考えて、調べて、考え抜いて、きちんと

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おじいちゃんが守ってくれていた環境

思い返すと、僕が中学二年生くらいの時におじいちゃんとおばあちゃんが家を出ていってから、我が家は様々な部分で狂い出しました。 父は事業破綻し、弟は少しの間不登校になりました。家計を支えるためにと母は勤め先をもう一つ増やして、おかげで夕食もまともに食べられない日もありました(冷蔵庫に何も入っておらず、遅い時間まで母の帰宅を待つような時期もありました)。 それまでは、世間で言うところの「小金持ち」くらいの裕福な家庭でした。 それがおじいちゃんたちが出ていってから一年か二年でダメになりました。三年も経つと、金融業者からの督

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アフォリズム 801-810

アフォリズム 801-810 801.他人への干渉 802.常軌を逸する 803.本能的満足 804.愛の性質 805.消えていったあいつ 806.乗り越える対象として 807.すぐに本質が露見する環境 808.道の途中 809.学びを阻害するもの 810.感情と思考の整合性 801.他人への干渉 他人を通じて何かを学ぶということはできるが、あまり他人の人生に干渉することは避けた方がいい。 求められもしない助言によって相手を動かした、自分の意見が通ったという実感を得たいがために、前のめりになることも避けるべきである

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アフォリズム 791-800

アフォリズム 791-800 791.最低限の「点」程度の説明 792.生活上の苦痛 793.時間を剥奪するもの 794.女の可愛さ 795.恐れるもの 796.惨めさについて 797.思い出を大切に 798.社長業 799.裏切らないものを求めて 800.どうせ嘘になる 791.最低限の「点」程度の説明 目に見えない存在等々の説明をするのならば、せめて面積を持たないものの円の中心には必ずある「点」程度の説明をしてみてはどうかね? 物理的に示し得なくても、指し示すことができなくとも、それであれば印象としては誰にでも

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アフォリズム 781-790

アフォリズム 781-790 781.軽視されてしまうこと 782.構成員の都合と目的 783.門外不出 784.放棄の許容 785.社会生活において最も重要な点 786.男の自信について 787.読書の効用 788.実家の本棚 789.嫌悪をもたらす自信家への態度 790.「そのまま観る」の「そのまま」 781.軽視されてしまうこと 相手に軽視されてしまうことは、相手にとっても悪いという面がある。 相手の慢心を生む上に、時に女が女でいられなくなる。 782.構成員の都合と目的 何かしらの集まりというものは、何かし

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アフォリズム 771-780

アフォリズム 771-780 771.すぐに実行すること 772.改良する前提 773.許すための妄想 774.誰かでいることを放棄する 775.低年齢向けのもの 776.軽視を避ける 777.これぞ強運 778.善良な市民として 779.高みのために 780.心にとってのごまかし 771.すぐに実行すること 「本当に効果があるかどうかは分からないが、それほど負担にもならないことなのであればひとまずやってみよう」というような実行の早さが、「運」につながる。 772.改良する前提 何度も改良する前提で事を始めると、一

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断捨離や掃除で環境を変える

意外と「断捨離」や「掃除」といったキーワードがいつもサイト内検索上位にあります。ということで、断捨離や掃除で環境を変えるということについて触れていきましょう。 世の中では「気分が落ち込んでいます」という人に対して、精神的なアドバイスをしたりはするものの、どのような生活をしているのかの確認、改善案の提案などはパスされています。基準が各々で異なり、下手に提案すると喧嘩になるからです。 本来は、「考え方」から、住環境、職場環境や学校環境、食生活等々多岐にわたって確認してから、それぞれを良い方向に持っていくというのが正しい

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アフォリズム 761-770

アフォリズム 761-770 761.力を抜く 762.浮つきと落ち着き 763.責めることが難しい嘘 764.悪徳業者のような声 765.未経験者の推測 766.湖面に映るもの 767.状況の変化への期待 768.この先を見切る 769.敬いを求めること 770.まやかし 761.力を抜く 「力を抜く」ということは、「力が入らない」とか「力が抜けてしまう」ということとは全く別物である。 762.浮つきと落ち着き 心が浮ついている場合は、下腹に意識を向けると落ち着く。 向けるのは意識であって、力を込めるということと

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アフォリズム 751-760

アフォリズム 751-760 751.ちょっとした実行 752.そうかバカにされてたのか 753.異性への期待 754.倍トレ 755.マニュアル車 756.人間と機械 757.普通と常識破り 758.異常の種類 759.同行二人 760.我を構成するもの 751.ちょっとした実行 妄想ばかり膨らませるよりも、ちょっとした実行によって歩みを進める方がいい。 752.そうかバカにされてたのか 思い返すと「そうか、あれはバカにされてたのか」と思うこともちらほらある。 753.異性への期待 異性というものに過度な期待をし

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店員さんへの接し方

よく店員さんへの接し方で、その人の人格がよくわかるというようなことが言われたりします。これは特に自分が利用するお店の店員さんに限ったことではなく、自分がお客であるとか世間的には社会的立場が上だとかそういう局面においてどのような態度を取るかというところになります。 ひどい人は本当に酷い態度を取ります。 では、どのような態度が普通で、どのような態度が素晴らしく、逆にどのような態度が酷い態度なのか、ということについては、レジで並んでいたりするときに観察できる「自分より前にいる人たちが取る態度」が、「普通の態度」ということ

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アフォリズム 741-750

アフォリズム 741-750 741.何度言っても伝わらない相手 742.共生 743.100日間丁稚奉公 744.内発的奉公 745.助走 746.これでダメなら終わらせる 747.大きすぎるマイナス 748.「少しは関係あるかもしれない」という視点 749.「関係ないのかもしれない」という視点 750.凡夫の期待 741.何度言っても伝わらない相手 何度言っても伝わらない相手というものは、物事の要点を整理したり、相手に響くポイントを探したりすることに一役買う。 742.共生 「私の体」とは言いつつも、ミトコンド

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アフォリズム 731-740

アフォリズム 731-740 731.職業的意志の反映 732.感謝と抽象化 733.阻害要因の除去と物事の運び 734.オカルト的説明 735.スパルタの必要性 736.様々な負債 737.暇をなくす 738.環境から「普通」の基準を変える 739.ありふれた道 740.影響について 731.職業的意志の反映 様々な行為行動、返答、取り決めの類をよくよく観察すれば、その人がどのような意志を持ってその職業を選び、その職務を担当しているのかがわかる。 732.感謝と抽象化 具体的な対象に直接的には感謝の念を持ち得ない

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アフォリズム 721-730

アフォリズム 721-730 721.産後クライシスの単純な原因 722.素直 723.かじり得ないスネ 724.人のために働けない構造 725.金融のあれこれの前に 726.金銭による懲罰 727.自然塩による立ち上がり 728.考え方を再考するタイミング 729.強さの目安 730.放念への挑み 721.産後クライシスの単純な原因 男が女より強くないと、女は男に魅力を感じなくなる。 産後クライシスというものは、単に産後の女の成長率に対して、男の成長率が低く、男に魅力を感じなくなるということが原因である。 722

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アフォリズム 711-720

アフォリズム 711-720 711.越えられることへの抵抗 712.大人の甘え 713.変に見える考え 714.動物の気持ち 715.「稼ぐ」という照準の利点 716.「許さない」ということの許容 717.諦めの種類 718.タイヤ的な捉え方 719.圧力に負けそうな時の瞬間的対処 720.結びつきを解く 711.越えられることへの抵抗 周りの大人はたいてい自分を越えられることに抵抗する。 侮蔑や圧力などはもちろん良心に見せかけたアドバイスなど、利用できるものは何でも利用して必死で抵抗しようとする。 712.大人

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あの日奪われた勇気を取り返す旅

趣味というと語弊がありそうですが、僕の一番の趣味は結局人を勇気づけることなのかもしれない、と思うことがあります。 その奥には、なんだかんだで幼少期からたまに勇気を奪われていたからこそ、幼少期~二十歳くらいの自分を助け出すように、また、奪われた勇気を取り返すために、人を勇気づけたりしているようなフシもあります。 そのようなことに気づいたのは比較的最近です。 様々な出来事が重なってそんなことに気づいてしまいました。 なぜ、できないんだろう? 毎年春になると一気に解放が起こることがあります。たいていは冬の疲れの解放に伴う

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アフォリズム 701-710

アフォリズム 701-710 701.神童とその後 702.咆哮 703.我が仮想敵 704.仮想敵とのゲーム 705.たかが知れた思考 706.トントン拍子 707.状況の解釈 708.特技を活かすかどうかの判断 709.人混みを歩く密かな理由 710.集中と体の感覚 701.神童とその後 神童と呼ばれるものは、その後たいてい大成しない。 周囲の大人が、与える環境や学ばせる対象を誤るからである。 栴檀は双葉より芳し。としても、周囲が栴檀であることを捻じ曲げようとする。 702.咆哮 運命のようなものに殴られた時は

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アフォリズム 691-700

アフォリズム 691-700 691.嫉妬の活かし方 692.相手への評価の変動 693.我が幼少期の感覚 694.花粉対策 695.ひらめきと力の降ろし方 696.男の上げ方のひとつの方法 697.時間と肩を組む 698.魅力の基本形 699.ひとまずの爆笑 700.信念を貫き通すことの意味 691.嫉妬の活かし方 嫉妬というと、自分が少し相手に劣っていたり、自分の方が評価されるべきであるのに評価されていないといった感想からくる怒りである。一方、全く手の届かない程度に相手が優れていた場合は、羨望と表現され、怒りは

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アフォリズム 681-690

アフォリズム 681-690 681.能力の取捨選択 682.その職業の人らしさ 683.「あなたの前世を教えます」への反証 684.無責任な同調 685.大好きと我慢 686.妨害業 687.良書の効果 688.覚える速度 689.悲劇のヒーロー 690.溢れ出すものを傍観する 681.能力の取捨選択 自分の能力として「あれもできる、これもできる」ということと、実際に要るかどうかは別問題である。 682.その職業の人らしさ 返ってくる返答で、「ああ商売人らしいなぁ」、「ああ職人らしいなぁ」、「ああ公務員らしいなぁ

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アフォリズム 671-680

アフォリズム 671-680 671.経営論の汎用性 672.暇とサボり癖 673.サボり癖への喝 674.流れと活気 675.この人以外はいい人 676.ナメてかかってこられた時 677.1分でこせるRPG 678.レベル上げという地味な作業 679.月曜日の楽しさ 680.対機説法と四無量心 671.経営論の汎用性 最新の経営論、商いの成功事例のようなものは、「都市部でしか通用しない」、「インターネット空間でしか通用しない」というようなものが数多く含まれている。そして、それは既に「時代遅れ」という場合もある。そ

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祝九周年

本ブログも九周年を迎えることになりました。ちなみにこれで2119記事目になります。今回は、単純に九周年というタイトルです。 祝八周年の時は2022記事だったので、この一年で100弱の投稿をしたことになります。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。コメントを寄せていただいた方やcontactからご連絡を頂いた方、また、ひっそりと読んでいただいている方々、いつもありがとうございます。 アクセス状況 この一年でこのブログにやってきた人の数は、52,166名ということのようでした。その前の期間は88,895名だ

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アフォリズム 661-670

アフォリズム 661-670 661.様々なゲーム 662.ゲームの応用 663.あくび 664.思いやりと真面目と楽しさ 665.ピアノからの離脱 666.社会に蔓る悪魔 667.ナメてかかってくる脳筋への対応 668.閉鎖空間慣れした脳筋発想と自由競争 669.地方の過疎化の原因としての閉鎖空間慣れした脳筋発想 670.業の発見 661.様々なゲーム ゲームは思う存分やり込んだ方が良い。 多種多様なゲームを思う存分やり込むと、様々なゲームの面白さのパターンを人生に組み込むことができる上に、様々なゲームのクリアの

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春の兆しの鼓動

なぜか思い出したように、PE’ZのAkatsukiを聴きだして、聴き込むうちに案の定楡原氏がかっこよすぎて思わず新しいベース弦を買ってしまいました。 春の兆しの鼓動の如く、春の息吹の鼓動のごとく僕はポコポコとウキウキしてしまいました。 「そうか、今、自分はこんなベースラインを弾きたかったのか」 ということに気づきました。 聴きながら勝手に手が動いて通販サイトを覗いていた僕は「ウッドベースを買ってやろうか」とも思いましたが、「今のところはやめておこう」という折衷案で、ひとまずベース弦を新調するという程度に

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「いつかやる」の「いつか」が来るための勇気

「いつかやる」の「いつか」が来るための勇気いうことで、極めて簡単でゆるいお話をしていこうと思います。 世の中では「いつかやる」と言っている人は、「いつまで経ってもやらない」という感じで取り扱われています。 また自分自身のこととして、「いつかはやるぞ」と思っていてもなかなかそれが現実的に進まなかったというようなこともあります。 なぜでしょうか? 「いつかやる」と思っているということは、一応やりたいこととして設定されているようなことになります。 それでも現実には歩みは進みません。 なぜですか? そしてどのようにすれば「

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