お金を貯める増やすコツ
この「金融」テーマに関しては実は半年ぶりくらいの投稿になるようです。前回のお金を貸す人借りる人では、お金を借りに来る人の心理について触れましたが、やはり「お金テーマ」はみなさんの関心を引くのでしょうか、現段階で最も閲覧されている記事になっているようです。 インターネット空間でも、金融や投資・保険などは広告収入の単価が高いので、様々な記事が乱立していますが、記事を書いている人はほとんど素人です。株式の運用に関しては実際にトレードをしている
逆らうもの
ある組織や主義などと同化し、共通の敵を作ることによってアイデンティティ(自己同一性)を形成しようとしている人がいます。しかしながら、何かの主張を「叫ぶこと」や誰かに対して嫌がらせをすることくらいしかできません。 啓発活動をしても結局は「お知らせ」しかできないから、それしかできていないわけですが、本当に「何かを変える」というのは、彼らの目的としては二の次です。啓発活動をしたり、何かの主義や主張を叫んでいる人たちにとっては、何かに「逆らって
時代に適した美
時代に適した美ということで「平安美人」という言葉が、現代では侮蔑に使われることもあるように、時代時代で美しさの基準は変化していきます。ある程度の「調和」という意味で一定の傾向はあるものの、一応変化していきます。 つい先日も触れましたが、間違っても80年代だけは繰り返してはいけません。いつまでも美しいとされるようなものはたまにありますが、時代時代の流行りが組み込まれたものは、やはり扇動されていることは否めません。 目や顎の好み ところで、
犠牲の道徳
犠牲に供することに応じて自らを測定する道徳は、未開の段階の道徳である。 曙光 221 一部抜粋 「犠牲の道徳」 このようなタイトルを見たことがある、と思って見直すと「生贄の道徳」でした。しかも曙光215です。 今回はバラバラに書いているため、すぐには気づきませんでしたが、国語の授業なら「一項目にまとめましょう」と先生に添削されるような書き方ですね。ニーチェもあとで思い返して追記したのでしょうか。「うーん、さっきは生贄だったから、ここは犠
威厳と恐怖心
儀式、職務と地位上の服装、真面目な顔つき、厳かな眼つき、ゆったりした足どり、曲がりくねった話しぶり、威厳とよばれるもののすべて、これは実際のところ恐怖心をもつ人々の偽装形式である。― 彼らはそれによって(自分を、あるいは彼らが代表するものを)恐怖を与えるものにしようとする。恐怖心をもたない人々、すなわち、もともといつも明らかに恐ろしいものをもっている人々は、威厳と儀式を必要としない。彼らは誇りとする恐ろしいものの徴候として、正直と言葉や
決疑論的
どんな人の勇気や性格も耐えられないようなある悪辣(あくらつ)な二者択一がある。ある船に乗っていて、船長や船手が危険な誤ちを犯し、彼らよりも自分の方が航海の知識の点ですぐれていることを発見し、―そこで自分に次のように問う。どうだろう!おまえが彼らに対して暴動を起こし、彼ら二人を監禁してしまったら?おまえの優越はそうするように義務づけないか?だが一方彼らも、服従しないという理由でおまえを拘禁するのはもっともではないか?と。 曙光 436 前
気づかれないままでは破壊しない
そもそもは認識の誤謬、錯覚というものから起こる悲劇ばかりですが、単純に日常のモヤモヤというものは、奥深くに眠っている「何か」が引っかかっていることがほとんどです。怒りの本音で触れましたね。錯覚がなくなればすべてがガラッと変わり、一気に消えますが、それは少しハードルが高いのかも知れません。 トラウマはそれが何かがわからないからトラウマと呼ぶのと同じように、無意識レベルでの心配事などなど、その奥にあるものがなかなか見えません。 理由が見えに
ワンテーマ B層
B層という言葉をたまに使いますが、類語は「ウェーイ」「おもんないグループ」です。念の為に寄せ集めておきます。ウェーイは、「ただのウェーイ」と、最高を最幸と書きたがる「自己啓発洗脳ウェーイ」などに分類されます。このサイトの常連さんは、B層ではないでしょう。 B層の研究 「絆」という言葉が苦手です。寒気がします。僕はB層のことを「ウェーイのやつ」と呼んでいます。震災の募金活動についても寒気がしていました。この違和感の理由を的確に論じてくださ
ワンテーマ 「モテ」
モテに関しては関心のある方が多いようなので私的寄せ集めをしてみました。モテないが正しいです。ただ、モテるモテないの選択権は己にはありません。本当はありますが、それは世間で言われるようなモテテクを磨くことではありません。 モテる秘訣とモテない理屈 モテる秘訣とモテない理屈について 世間では様々なモテテクやモテるための条件、モテる秘訣、そしてモテない理由としての理屈が並べられています。世間で言うところのモテる男の条件とかモテる女の条件という
ワンテーマ 養子のうさぎとインコたちとゆかいな動物たち
我が養子のうさぎと、インコたち、そしてゆかいな動物たちの記事です。人から教わったこともたくさんありますが、言語を介さずして彼らに教わったことも計り知れません。 動物はエライという境地 改 うちには現在、養子のうさぎがいます。 そして昔、うちにはインコがいました。セキセイインコを漢字で書けるほど(脊黄青鸚哥)、無類のインコ好きなのですが、最初に共同生活を始めたのは小学校2年生の時でした。 動物はエライという境地 改 インコとは心が通じるの
ワンテーマ たられば的脅し
たらればの想像力を駆使して、スケベ心で「人を使おう」、「こいつをコントロールしてやろう」とする人たちの純情物語です。全ては「もしかしたら」という想像力などで相手の心を操作して、ぼったくってやろう、タダで使ってやろうとする「夜の商売」風の手口です。 たられば、かもしれない 以前、ある程度大きな会社の人に、 「もう少し仲良くなったら、○○さんを紹介してあげるよ」 というお言葉をいただいたことがあります。 いままでに何回かその手の切り口を聞い
ワンテーマ
先週くらいにふと「ひとこと」に記載しましたが、ハブページを作っていきます。 世間では「まとめ」という言葉をよく使いますが、僕はこの言葉になんだか好感が持てません。いや、この言葉が悪いわけではないのですが、まとめページを作るだけで、オリジナルページを作った人よりある意味で評価されていることに違和感を感じているからです。 確かにハブページというものの機能は良いかもしれませんが、ハブページばっかり上位表示されるのは変です。転載で新規に作るより
宝探し2015
みなさまいかがお過ごしでしょうか。 投稿数が450を超えました。ということで300回投稿記念くらいの時に考えていた宝探しゲームを行います。 このページの前のページ「お宝箱」はパスワード保護されています。 そのパスワードを一文字ずつ探して遊ぼうというものです。 全部で11文字、半角英字のみを使用しています。書庫カテゴリのものは除外していますが、全個別ページの中に以下の様な画像を組み込んであるページがあります(記事だけとは限りません)。もち
保護中: お宝箱
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
懐疑の懐疑
「恰幅のよい頭にとって、懐疑は何というよい枕だろう!」― モンテーニュのこの言葉は、パスカルをいつも憤怒させた。というのは、パスカルほどよい枕をとくにそんなに強く熱望したい人はいなかったからである。だが、何が欠けていたか?― 曙光 46 パスカルは、お父さんの税金の計算が楽になるようにと計算機を作ったり、「一人一台ってのじゃなくて、みんなで共有すれば楽なのに」という発想で、元祖公共交通機関を構想するという、ただ数学者としてのみならずカリ
認識の悲劇の終幕
以前に書きましたが、認識の悲劇は、がっかりによって終りを迎えます。「最大のがっかり」 「自己犠牲が一番の人間向上の手段であった」と、ニーチェは触れていますが、今でもよくブラック企業などはそんなことを言います。 何のために自己犠牲ということをしてしまうのでしょうか。おそらくその点については触れられること無く、自己犠牲の先に「何かの意志に適う」ということを盲信しているという構図です。 自己犠牲の精神からの脱却 認識の悲劇の終幕ということで自
へりくだりの欺瞞
「自分を欺くな!」 曙光のこの箇所(219)はこの言葉で終わります。 今回は、僕が自分を欺き、へりくだった時に、ふと、「自分を欺いてへりくだるのをやめよう」ということを気づかせてくれた同僚のことについてでも書いていきましょう。 先日、その同僚との思い出の場所の前を通ると、そこは内装がすっかり片付けられていて、もぬけの殻になっていました。予想通り、という面と、やはりその同僚とのあの思い出をふと思い返したので記しておきます。 同僚との同行営
とりなす
はじめに「とりなす」という字を見た時に真っ先に思い浮かんだのが「とりとなすびの味噌炒め」です。王将か何処かであったような気がしますが、なぜかそんなものが浮かびました。 これは中学校の時に先生が「Michigan(ミシガン)」と書いてあるトレーナーを着ていたのを見て、同級生が「あれって琵琶湖の船け?」といったレベルのボキャブラリを想起させるレベルです。 そんなことが浮かんだので、せっかくと言ってはなんですが、「茄子」についてでも書いていき
自制と節制とその究極の動機
衝動の激しさを押さえるのに、本質的に異なった六つの方法より以上は見つからない。 (略) 機会を避けること、規則を衝動に植えこむこと、衝動に対する飽満と嫌悪を生み出すこと。苦悩を与える思想の連想を完成すること。次に力の転位。最後に全身的な衰弱と虚脱。― これが六つの方法である。 曙光 109 抜粋 ニーチェには残念です。衝動を解消するのには、この引用の方法論(①機会を避ける、②規則を衝動に植えこむ、③衝動に対する飽満と嫌悪を生み出す、④苦
見え坊で、けちで、賢くない
諸君の欲望は知性よりも大きく、諸君の虚栄心は欲望よりもさらに大きい。― そうした諸君のような人間には、かなり多くのキリスト教的な実践と、それに加えてわずかばかりのショーペンハウアー的な理論が徹頭徹尾おすすめできる! 曙光 160 見え坊は見栄っ張りを指し、外面・外見をよく飾ることで人からよく思われようとすることであるため、人の虚栄心についてでも書いていきましょう。 見栄を張り方としてはいろいろな張り方がありますが、見え坊とは、見栄っ張り
新しい眼で見る
「新しい視点」と銘打って、それまでの考え方から一歩進んで物事を考えてみよう、と学校や研修で説かれることがありますが、説いている方も大したことがない上に、「人が一応納得するレベル」の話しかしてくれないので、根本からガラッと変わることは少ないでしょう。 たまにガラッと変わるようなこともありますが、基本的に人間は、とてもショックな出来事がないとなかなか考え方は変化しません。 頭で一度理解したようなことでも、感情による抵抗によって元の木阿弥にな

死者を復活させるもの
御存知の通り、自分の生まれ年(1983年)付近のものには身体からアレルギー反応が出ます。「80年代の匂いがするものはすべて抹消する」という思いは未だに消えていません。 80年代のすべてがダメというわけではありませんが、せっかく一度は死んでくれたあの「寒気を催す流行」をまた繰り返そうと何とか頑張る人たちを見ると、それだけで嫌いになります。 死者を復活させるものとして、80年代のニオイを復活させるものについてでも触れていきましょう。 80年
若干の主張
個人がその幸福を望むかぎり、彼にその幸福への道についての指令を与えてはならぬ。というのは個人的な幸福は、独自の誰も知らない法則から湧き出るからであり、外からの指令によっては、妨げられ阻止されるにすぎない。― いわゆる「道徳的」な指令は、本当は個人と逆の方向であり、個人の幸福は全く望まない。 (略) 意識をもつ存在すべて(動物、人間、人類など)の発展において、特殊な、比較しがたい、高級でも低級でもない、まさしく独特な幸福が獲得されなけれ
その弱点を芸術家として処置する
もしわれわれがあくまで弱点なしではすまされず、それをわれわれに対する法則として結局やはり承認しなければならないとするなら、私は各人に少なくとも、彼がその弱点を自己の美徳の引き立て役にし、その弱点によってわれわれが彼の美徳を熱望することができるほどの、芸術的な力を希望する。 曙光 218 前半抜粋 弱点というものは基本的に隠される事が多いでしょう。それは弱点をつつき、「いじめてこようとする人」が、かつて存在し、今でも付近に潜んでいる可能性
芸術家
ドイツ人は、芸術家によって一種の夢想的な熱情に駆られることを願う。イタリア人は、芸術家によって自分の現実的な熱情をやめて休息したいと思う。フランス人は、芸術家によって自らの判断を表明する機会と話のきっかけとをつくりたいと願う。したがって、われわれが公正であることを! 曙光 217 「芸術家」と聞くと嫌な予感がします。さらに「芸術がわかる人」という一種のステータスのようなものを欲しがる人を見るともっと寒気がします。 たいていはソムリエの資
探求者で実験者
学問には知識を得るたったひとつの方法というものはない!われわれは事物に対して実験的なやり方をしなければならない。われわれは事物に対してあるときは好意をよせ、あるときは悪意をもち、それらに対する公正や、情熱や、冷静さを次々にもたなければならない。 曙光 432 前半抜粋 それが学問であれ、芸術であれ、師弟関係があるまではいいですが、学会の時に「酒を買ってこい」など、どうしてそういう体育会系の要素を持ち込むのでしょうか。どうしてお歳暮を贈ら
敵の意見
もっとも物分りのよい頭脳であっても、生来どれだけ緻密であるか、あるいはどれだけ低能であるかを測るためには、それらがその敵の意見をどのように把握して再現するかを、われわれは注意すればよい。このときそれぞれの知性の生まれながらの度合いが自分の秘密を漏らす。― 完全な賢人は、そうしようと望むわけではないのに、彼の敵を理想にまで高め、敵の矛盾を一切の汚点や偶然性から解放する。それによって彼の敵が輝かしい武器を持った神になったとき初めて、彼は敵と
お世辞屋の風土
卑劣なお世辞屋は、現在もはや君主の近くに求めてはならない。― 君主は全て軍人趣味である。お世辞屋はこの趣味に反する。しかし銀行家と芸術家の近くでは、あの花は今でも相変わらず花盛りである。 曙光 158 卑劣なお世辞屋の典型例はもちろん保険屋ですが、大昔に「お互いに褒めあうと良い」というようなテレビの特集があったのを今思い出しました。 ウソでもいいから褒め合えというものでしたが、試しにやってみると、相手の顔は綻んでいるものの、こちらはだん
理解者
久しぶりにこのカテゴリテーマについて触れることにします。カウンセラーについて、そして「理解者」について触れていきます。 うつに関しては、理解者が必要であるというようなことが言われたりしますが、その役割として世のカウンセラーというものはきちんと機能しているのかどうかが疑わしい部分があります。 僕にとっての理解者であったおばあさん、カウンセラーよりもすごかった僕の恩人たるおばあさんについて触れていきます。 ― 先日、社長仲間の忘年会に参加し
われわれの愚弄さに対するわれわれの要求権
世の中には薄口の人と濃口の人がいます。濃口は言うまでもなく絶倫Z会メンバーですが、薄口の人とは、男性にもかかわらずうどん屋で「わかめうどん」を単品で頼むような人であり、その大半がギムキョであることも傾向として挙げられます。 ギムキョギムキョと言いますが、その中でもさらに細分化されることは言うまでもありません。温厚なギムキョは「人畜無害」というあだ名を付けられるような人です。その名の通り、人畜無害なので、特に語られることもありません。 し