自信がなさそうな膝の角度

意識の状態は顔や声を筆頭に身体に表れますが、ひとまずは「高い」とか「上の方」と言ったように、意識が上方に向かっている時は緊張状態であり、下の方にあればリラックスしているという感じで見分けることができます。

緊張することを「あがる」と言ったり、リラックスすることを「落ち着く」と表現したりという感じで、日本語の表現の中にもそれを意味するようなものがたくさんあります。

膝自体は曲がっていて、頭頂部の位置としては下の方であっても、そうした自信のなさそうな感じの時は、必ず意識は上の方に行っています。

呼吸にしても同様で、肺の上の部分というか、上っ面で呼吸している感じになっているはずです。

意識的操作が可能な「呼吸」

呼吸は、無意識にも起こることですし、また、意識的にも操作できる部分です。本来は「身体の中で唯一」というわけではないのですが、呼吸運動は、「意識で操作できないと言われるような自律神経のような部分」の中で、どんな人でも簡単に操作が可能な部分になります。

緊張が呼吸すら乱してしまうのであれば、逆に呼吸を整えれば精神の状態にも影響を与えることができる、という感じで捉えておくと、緊張等々がかなりマシになります。

うつと酸欠と呼吸法

緊張時や不眠時の精神統一

あと、あがっている時は、意図的に呼吸を整えつつ、息を吐くごとに力を抜きながら、下腹から腰、お尻らへんに、上半身の体重を落とすような感じで、意識を落とすとさらにマシになります。

落ち着き

「落ち着き」という言葉の意味するところは、こうしたうわずった意識を下の方に落として、着地させるというような感じになるのでしょう。

自信がなさそうな膝の角度の時、つま先の方に体重が乗っていて、バランスを取るために膝が変に曲がっているという感じになっています。なので、いっそつま先立ちをして、自然とかかとを落とし、重心を安定させるというのが効きます。

一度で無理なら複数回、呼吸の安定とともにやってみれば多少は楽になります。

恐怖があるならそれに飛び込む、という代わりに中途半端に前のめりになっているつま先を、いっそつま先立ちで行ききって落ち着くという感じです。

まあ映画等々でも自然とあるようなシーンなので、ありふれたようなことですが、いざという時はそんなことを忘れてしまうのがこの身勝手な意識です。

なので普段から、ちょっと緊張したとか、ちょっと疲れて苛つき気味だという時に繰り返して訓練しておくに越したことはありません。

不可能にかけた、一瞬の緊張

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