眠られぬ夜のための睡眠導入術

語るまでもなく睡眠はとても大切で、眠られぬ夜は苦しく、寝付きが悪いことに頭を抱えるという人も多いでしょう。

無駄に眠れないというのは結構辛いですが、ドキドキして眠れない、ワクワクして眠れないというのならば楽しいかもしれません。

さて、睡眠導入術というと催眠導入術のようですが、眠れない夜に眠気を呼び起こすにはどうすればいいのでしょうか?

神経が高ぶって思考が巡り眠れない

暑い寒いといった体としての不快感はさておき、それら環境は整っているのに眠れないという時、それは基本的には神経が高ぶり思考が巡るという感じになっています。

それを避けるためにとテレビなどをつけっぱなしにする人もいるようですが、それは自分の思考を巡らせるくらいなら外からの刺激の方がマシだという程度で、どちらにしても刺激から眠りが浅くなるため、あまり良いやり方ではありません。

ということで、ここで僕の睡眠導入術についてでも触れていきます。個人的な経験則程度ですので、万人に通用するかはわかりませんし、変なやり方をすると体に良くないかもしれないような方法です。

僕の睡眠導入術

僕の睡眠導入術というフレーズを見て、中田ダイマル・ラケット氏の私の健康法という漫才を思い出しました。

さて、眠れない夜に、この体を眠りに誘うための方法はたくさんありますが、ここでスクワットシャワーという僕の睡眠導入術をご紹介しておきます。

以前何かで読みましたが、眠気についてはいろいろな方面から語ることができるもののこの体としては「眠気は体が温まって、その後冷えていく時にやってくる」ということのようです。なので、運動して体を温めて、その後に冷やしてスコーンと寝るという感じの方法です。また、思考的な情報の空間から、肉体的物理空間の方に意識の臨場感を移動させるという意味もあります。

寝る前に体を動かすなど面倒だということはわかりますが、これは「微妙に引っかかって締まりきらないボトルのキャップ」を一度外して締め直すような感じです。

単純には遠い目でもしながらハーフスクワットを100回くらいして微妙に「普通の呼吸では追いつかない程度の呼吸」かつ「心臓の鼓動がわかる程度の心拍数」にまでしておいて、少しだけ休み、その後に軽くシャワーを浴びます。夏場なら頭は水で冷やし、冬は自然に冷えるのを待ちます。

急な血圧の変化などは体に悪そうなので、運動にしろ、シャワーに向かうタイミングにしろ、「ある程度徐々に行う」というのが良いでしょう。

だいたい温泉に行くと眠くなりますが、その延長で「体を温める」ということに関して「なるべく労せずお金で解決したい」という感じで手を抜くよりも、能動的に内側から体を温めたほうが早かったりします。

しかも足の筋肉を動かすことは、心臓をサポートするように全身に血を巡らすことに一役買いますし、一定時間呼吸も深くなるので、酸欠状態もマシになり、血液循環と相まって老廃物は出やすくなります。

まあ眠れなくても、少しは良い運動になり、体調の改善にはプラスになるという利点もあります。体を動かさずデスクワークをしている人ならばその効果はさらに実感できるはずです。

思考的情報の空間から肉体的物理の空間へ

基本的には眠気の訪れに関して「体が温まってその後に冷える」という構造を利用していますが、意識の矛先を思考的情報の空間から肉体的物理の空間へ移行させる、つまり臨場感を身体の方へ移動させるという側面もあります。

よく不眠が語られる時にPCやスマートフォンなどが持ち出され「画面からの光の刺激による興奮」という部分が語られたりします。

確かにそうした部分もあると思いますが、物理的な光刺激というだけでなく、意識の向き先がそうした仮想空間の情報を中心とした思考やイメージの世界に向いているからこそ、そこでの活動が止まらないという感じにもなっています。いわゆる精神的活動の方が活発になっていたりします。

体の方に意識が向けば精神活動は収まりやすくなる

しかしながら、肉体的な危機が迫っていたりする時、日常の悩みのことは頭には浮かんだりしないというのと同じように、心底体の方に意識が向けば精神活動は収まりやすくなります。

舗装された道路よりも山道の方が「歩くこと」に注意を向けるため、比較したとするならば山道の方が表面的な思考の活動は収まりやすくなります。

また舗装された道路であれば、「変な人に絡まれた場合の切り抜け戦略」などを言語的に考えたりしていますが、特に人と出会うことのない山道であれば、そうした要素は比較的下がります。

そんな感じで、言語の世界、思考の世界、精神的活動から、肉体的で動物的な生命活動の方に意識が向けば向くほど眠りやすくなるという感じです。

どんな悩みがあっても体がぜいぜいはあはあ言っていれば、「生きているという実感は、つまりこういうことだ」という感じになります。

そんな中でも無意識は、様々な問題についてバックグラウンド処理をしてくれますし、そうした処理はリラックスしている方がより効率的に進みます。

そうなると新約聖書的ですが、

「明日のことを思いわずらうな。明日のことは明日自身が思いわずらうであろう」

ということが身をもって体感できるという感じになります。

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