意識的操作を超えたもの
自分が外の世界に反応するのではなく、外の世界が自分に反応する、ということは、認知バイアス等々を用いてある程度論理で説明しようと思えば説明できますが、それだけで捉えられるものではありませんし、あまりそうした事を言うと「表層的な意識とは裏腹なのはなぜだ!」ということになりかねません。 まあ、目覚めが最悪ならば、その最悪具合に応じてその日一
ある種の侮蔑
何かを必要以上に保護することは、ある種の侮蔑を意味することになってしまうという構造を持っています。 「〇〇だから大目に見ろ」「〇〇だから仕方がない」というような論調は、その属性を持ちつつも為し得るべきことを成し遂げた人々を侮蔑することにもなります。 そしてそうした達成の可能性をハナから放棄することにもなりかねず、それは俗的表現をすれば
主人公の最後の叫び
人体の構造上、「いえあおう」の順番で音の出る部分が奥に入っていき、軽々しいものから重々しいものへと変化していきます。 これは、そのまま情報空間に対するもの~物理空間に対するものというバロメーターを示すという感じになっています。「い」なら情報的で意識寄り、「う」なら物理的で肉体寄りといった感じです。 「いえあおう」の順でわかる意識的な叫
どうやら糠喜びにすぎなかった
僕は普段あまり世間的な喜びを感じることがありません。 何かにつけて喜んだとしても、喜びに舞い上がって脇が甘くなって結局失敗したり、誤解したまま喜んで後で事実を知って落胆したり、喜びも束の間自体が急変するということもあります。 ということで「どうやら糠喜びにすぎなかった」ということが起こりうるというのが、理として否が応でも成り立っている
意識下で書きつづっている創作ノート
何だかんだで一度見聞きしたものは全て覚えていて、ふとした時にそれが意識に上がってきて影響を与えたりします。意識下で書きつづっている創作ノートには常に何かが書き込まれ、まとまりとして形になった時、何かしらの理由で必要になった時にふっと意識に登場し、日常に影響を与えてきます。 見聞きしたものについては、サブリミナル的に無意識に届くというこ

独特な非情さと脅迫めいた印象
独特な非情さと脅迫めいた印象といえば、現代における弱者の強情というやつでしょうか。 近年社会的弱者もしくはかつて弱者とされていた人たちがどんどん横暴になってきたような気がします。 「声を大にして言っていいんだ!」の世界ですね。 言うのは勝手ですが、主張を観察すると単なる自己都合ということが多いような気がしています。 そうしたものが通る
いちばんなじみ深い夢
以前によく見る夢の中の世界について触れたことがありましたが、そんな感じで今までに夢の中、もしくは夢現の中で何度も見たモノや景色があります。 特定のシーンとしての「いちばんなじみ深い夢」というよりも馴染みの深い夢の中の世界があるという感じになるでしょうか。 何だか夢の中の出来事は、時系列で並んでいるというよりも、幾多の印象が渦のようにな
恐怖心を上まわる羞恥心
羞恥心はひとつの恐怖心になりますが、恐れ慄くというタイプの恐怖心よりも羞恥心のほうがよくマインドコントロールに利用されたりします。 「断りきれずに買ってしまう」というタイプの人もいますが、その場合は、しょうもなさをわかっていながら相手を傷つけたり無下にしたくないから断れないという感じです。それはそれで保身といえば保身です。 一方で、プ
墜落の夢はかならず覚醒につながっている
「墜落の夢はかならず覚醒につながっている」ということで、墜落の夢はたいてい「寝ている時に足がつっただけではないか?」と思っています。 と、それは睡眠中の夢の話ですが、「夢が墜落すると必ず覚醒につながる」という点についてでも触れていきましょう。 「必ず」という部分は怪しいものがありますが、概ね何かに陶酔していたものの現実を突きつけられて
寝覚めの悪さは、寝付きの悪さ以上に、骨身にこたえる
「寝覚めの悪さは、寝付きの悪さ以上に、骨身にこたえる」と、まあその通りです。胃腸に不調がやってくるこの季節、例のごとく何度も目が覚め、時に悪夢のようなものを見て驚いて起きることがあります。 ただ僕の経験則上からいうと、だいたいそのような形で最悪の目覚めが起こる時は、体中が凝り固まっているか、腹具合を筆頭に体調が悪い時と相場は決まってい

数字を逆に数えて
「数字を逆に数えて」といえば、「うつを自力で克服する」でご紹介した「数息観で爆睡しよう」になりますが、ここでは数字をカウントダウンして焦らせる系について触れていきましょう。 胡散臭い詐欺的な広告などでは、「キャンペーン残り何日何時間何分何秒」みたいなのがカウントダウンされています。コンマ秒単位でカウントダウンされていて何だか妙に焦った
眠られぬ夜のための睡眠導入術
語るまでもなく睡眠はとても大切で、眠られぬ夜は苦しく、寝付きが悪いことに頭を抱えるという人も多いでしょう。 無駄に眠れないというのは結構辛いですが、ドキドキして眠れない、ワクワクして眠れないというのならば楽しいかもしれません。 さて、睡眠導入術というと催眠導入術のようですが、眠れない夜に眠気を呼び起こすにはどうすればいいのでしょうか?
白露の歪み
毎年のことですが、9月も中旬に差し掛かると、腹具合を筆頭に一気に気を引き締めざるを得ない状況になります。 秋を感じる空気自体はキレイなのですが、その美しさに騙されてはいけません。 季節の変わり目の体調の崩れというものもありますが、それと同調するように人々の気分も変化してきます。 そういえば毎年のように概ね8月中旬からこのシーズンあたり
無料慣れの影響
昔からフリーウェアやシェアウェアというものがありましたが、コンテンツやゲーム、サイト等々コンピュータを取り巻く環境において無料が蔓延しすぎた影響で、逆に疲弊が起こっているような気がするときがあります。 まあこれは時代的な流れで止められないような流れであると思いますが、「無料のものを用いて、それに飽きてすぐにまた違う無料のものを試す」と
妄想は感情を知識がこじつけることで生まれる
妄想は感情を知識がこじつけることで生まれるということで、謎のスピリチュアルとかカルト宗教のカルト臭い論理と感情について少しだけ触れておこうと思います。 世の中にはそうしたものに違和感を感じている人も多いと思いますが、それでも一定数気が狂れたように盲信している人たちもいます。 そうした霊魂系の話は、多少なりと具体的に示し得ないメタ領域的
臆病さを強さに変えた人たち
臆病さは時に方向が変わると強さに変わります。 臆病さを強さに変えた人たちということで、臆病さが良いふうに出たケースについて少し触れておきます。 臆して前に進めないくらいなら根拠なきままにでも自信を持って挑むということが良いというような風潮がありますが、根拠なき自信よりも臆病さを強さに変えることで生まれた自信の方が信頼できます。 ― 事
うつと仕事と経済的自立
うつと仕事と経済的自立ということで、うつと仕事を中心に書いていきます。 ご連絡の中で、うつ状態にある自分がどうやって経済的自立を果たせば良いのかとか、体力が続かない中、仕事面はどうすればよいのかという旨のご質問をいただくことがあります。 具体的な職探し等々は、ご本人の性格やスキル、エリアごとの求人状況によって千差万別なので、各エリアの

うさぎのファミリー認定と食による馴致
養子のうさぎが教えてくれたファミリー認定の厳しさについてでも触れていきましょう。 うさぎが亡くなってしばらくが経ちますが、彼のファミリー認定が著しく厳しかったことを思い出したりします。 これは、愛情表現として舐めてくるという行動をすることをもってファミリー認定と考えた場合、その認定基準がかなり厳しく、末期に世話をしていた父や母ですら最
不当な賃下げへの対抗
マキャベリによると「君主は、恐れられたとしても恨まれてはならない」、「財産などを一方的に奪うと恨みを買い、革命を呼び起こす」ということのようです。 それを実感どころか平民側として革命的に反乱を起こした経験があります。と言っても大したことはありませんし、見方によったら非難されるのは僕たちの方でしょう。 でも、この時に経験した知略は今も活

従業員時代の感覚
社長というわけでなくとも、経営陣として事業主側に長くいると従業員時代の感覚というものは段々と薄れていったりします。まあ結局全体を通した見方とか、深いところでの合理性などは頭になく、自分や近い範囲の身の回りの都合ばかりを考えていればそれでも成り立つ従業員の立場の人とは普段見ているものが違うので仕方ないといえば仕方がないのかもしれません。

システムや機械の利用と依存
システムや機械の利用と依存ということで、利用と依存についてでも書いていきましょう。もちろんシステムや機械自体は悪くないという部分もありますが、機械への依存が増えると、本質的なクオリティは下がってしまう場合もあるというような点について触れていきます。 特に今に始まったことではありませんが、現代においてもひとまずいかにして「人の代わりに機
爆笑して起きてしまうゆかいな夢
僕は今なお夢に爆笑して起きてしまうことがあります。 月に一度以上はそんな感じで起きてしまうのですが、ゆかいな夢で爆笑し、愉快な気分で目が覚めます。 つい先日は、養子のうさぎやインコのピーコちゃん、ガチョウの雪雄や鹿の王などを筆頭とした仲の良い動物や鳥、以前に保護したアシナガバチや逃した米びつ虫をはじめ、ひっくり返っているところを起こし
ある人にとっての「面白い」が、ある人にとっては「面白くない」のは、なぜなのか
ある人にとっての「面白い」が、ある人にとっては「面白くない」のは、なぜなのかという点についてフロイト的にでも触れていきましょう。 世間では、あることを面白いと思う人がいる一方、そのことを面白くないと判断する人たちもいて、両者の中で軋轢が生まれたりもします。その様子自体が若干面白いのですが、無駄な争いですし、「この心」として怨憎会苦を得
自己実現と安らぎ
「あなたの自己実現とこの心の安らぎは関係がありません」 といった感じで、自己実現と安らぎについて触れていきます。 ふと心が折れそうになった時、一種の呪文のようにつぶやいてみると面白いかもしれません。 より厳密に考えると、「無意識は単語の概念から想起するため否定形を認識できない」とか、「単語の意味を想起してから打ち消すので、一度は想起し
認知のあり方と解釈
認知のあり方と解釈について触れていきます。 社会においては、誰が発したのかというところが影響することがありますが、本来は意味において誰が発するかというところは、哲学領域等々、領域によっては本当に関係がありません。 出典を根拠とされようが、その出典自体は何に保証されているのか、という感じになります。より詳しい論証やデータがあるくらいで、
表と裏と社会性と匿名性
一時期やたらにインターネット上で著者を示そうとか実名で公開させようとするような流れがありました。しかしそれは、インターネットの役割として相性が悪く、頓挫する形になりました。 まあインターネットの匿名性は、時に社会の中で問題となることがありますが、そうした場合被害者側の思いばかりが語られ、匿名性がもたらした害悪だということが語られたりし
芽が出るまで穏やかに待つこと
結果が出ることを焦ると全てが台無しになることがあります。 待つ時には待たねばならないと言う感じです。 焦燥感から物事を待てずにフライングしてしまうと、せっかく現れるはずだったものが姿形を変えてしまうことがあります。また逆に痛みを恐れて判断が遅れると損失がひどくなることもあります。だから穏やかに過ごすのが一番です。 「成長を温かく見守る
対人恐怖と人間不信への対処
対人恐怖と人間不信への対処について触れていきます。 人間不信や疑心暗鬼が加速すると、人によっては他人と接するのが恐いという感じになりますし、人によっては攻撃的になってしまったりします。 自分の「自我」を含めて人の意識は不安定です。なので、人を心底信用することはできませんし、それはそれで大いに理解できることですが、恐怖を感じたり攻撃的に
真面目と怠惰
真面目と怠惰というコントラストがあります。真面目は良くて怠惰はダメだとかそんな感じですね。 「真面目だけど不器用」 とか 「真面目でいい人なのにうまくいかない」 ということがよくあります。 もちろん真面目なことはいいことですが、真面目なようで実は真面目っぽさにかこつけた怠惰であることがあります。そうなるともったいなかったりしますので、
内発性と自発性
一見同じように見えてしまう「内発性」と「自発性」は、似て非なるものであり、「内発的」と「自発的」というものも異なる概念です。 まあ言葉の定義というものは、各々の方々によって違ったりしますが、ここでは、アリストテレス的に内発性と自発性について少し触れていきます。先程、類語について触れていたのでそのついでです。 世の中では内発的動機づけと