呪文・そもそもはない

先の続きになりますが、「ない」を「ある」対義語として認識していることに苦悩の元凶があります。 何がなんだかサッパリわからなくなるのは、長い時間かけて洗脳された「ある」に縛られているからに違いありません。「そもそもはない」何度も繰り返し、そうつぶやいてみましょう。一日1回、いやもっと。 呪文「そもそもはない」を何度も繰り返しつぶやくことは、心の動きを見るのにすごく役立ちます。 「ないと困る!」 「いやいや現に目の前にあるじゃないか!」 そういう反発があるかと思います。 自我が一生懸命に猛反撃してきます。 なんだか、だ

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空アリ

空アリという駐車場の看板についてです。 論理上はイエス/ノーで二元論化している空間でのお話です。 つまり埋まっているのか空いているのか、ということです。 コンピュータの世界では、0と1の2進法でほとんどのことが表現できてしまう。 しかし、こんなことが本題ではありません。 仏教では「空(くう)」と読み、あらゆる事物は固定的な実体性を持っていないと説きます。 いきなり「空」について触れてしまうと、それだけで終わってしまいそうなので、エッセンスだけ。 言語には限界があるので、伝わるかはわかりませんが、またいずれ書く事にし

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特別企画

ある程度投稿数が増えてきました。 昔、「一日に何冊本が読めるか」、ということをして遊んでいた時期があります。本の内容にもよるので、何とも言えないところがありますが、やはり十冊程度が限界だったと思います。そして眠れなくなるという凄まじい楽しい遊びです。 これはインプット面でのお話です。 アウトプットの限界として投稿マラソンを じゃあ逆に「アウトプットの限界はどうなのか」、ということをふと思ったので、ひとつ名案が浮かびました。 投稿マラソンをしてみるということです。 ただ、何も条件をつけないと、あまり意味はありません。

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怒りの本音

よく、そこまで怒らなくてもいいのに、すごく怒る人がいます。 また、異常なほど泣き言を言う人がいます。 共にイライラしていることには間違いなく、性格が外向的か内向的かで矛先が変わるだけです。 単純に溜まったエネルギーの吐き出し口を求めている状態です。 たまに、変な集まりがあって「今日のテーマは『愚痴吐き大会』」などと称している群れを見かけますが、あまりいいことだとは思えません。 限界にまでエネルギーが溜まっているときは、まずは感情を感じきって感情の暴走を終息させる必要はあるのかもしれません。 ただ、そんなに緊急でない

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バル

時代時代で流行りがあります。無刺激に耐えられない人が、刺激を求めて流行りを探します。その事実だけは時代によって流行ったり廃ったりはしません。 最近では「バル」という看板をよく見かけます。 スペイン系の店ではかなり前から使われていたようですが、端的に最近のそれはただの流行りというだけではないでしょうか。 関係のない店でも、そんな名前を店舗名に入れています。 後々寒く感じてしまう言葉 この世には後々寒く感じてしまう言葉というものがあります。主に流行りものとなりますが、その時は良いものの後々自分でも寒気を感じてしまうよう

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お酒と居酒屋

「お酒はおいしく適量を」などと聞きます。 飲もうと思えば、すごく飲める体質ではあるのですが、先に胃腸がやられます。 酒の席で飲まないことはないですが、自発的に飲むことはほとんどないどころか、一切なくなったように思います。既に意図すればノンアルコールですら酔えるようになってしまいましたし(ノンアルコールで酔う)、本当にアルコールを摂る形で酔ってしまうと集中力が切れてしまったり、胃腸に響いたりしてしまいます。 「飲んだところで気分としては何も変わらない」 これが本音です。 昔はそうでもなかったのですが。。。  酒なしで

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実験にお付き合いいただければ幸いです

先日、ある宗教法人のプロパガンダ映画(アニメ)をあえて観てみました。 別にそこの団体を否定するという動機で観たのではないのですが、「ふーん」というような感じで観てみました。 すると配給は大手の会社でした。 声優も有名なアニメのキャラクターを担当している方の声でした。 声優の方は、プロダクションに脅されている可能性があるので、何とも言えないですが、当の会社はお金を積めばなんでもやってしまう、というのが残念でした。 拝金主義者が拝金主義を否定する映画を制作しているのだから、字義通り矛盾が生じています。 ― 方便というも

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「コギト エルゴ スム」と「意」

胡散臭いコンサルに「好きな言葉はなんですか?」と聞いた時に、デカルトの「われ思う、ゆえにわれあり」が出てきました。「コギト エルゴ スム」というものです。 方法序説に出てくるものですが、本来「コギト エルゴ スム」は「私は考える、だから私はある」の方が適切な訳だとか聞きますね。 十代の頃に同じようなことを考えていたのですが、昔々にデカルトくんが言っていたようです。ちなみにコギト エルゴ スムは、単に「コギト」と言われる時もあります。 コギトエルゴスムの概要 コギトエルゴスム(cogito ergo sum)の概要と

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ニュース

テレビを観ないのですが、そんな話になると「ニュースも観ないんですか?」という旨のことを言われます。 少し考えて頂ければわかるのですが、ニュースを見て僕に何ができるのでしょうか。 ニュース程度の浅い情報や知識を知ったところで、特に何かがもたらされるわけではありませんし、知ったところで何かに働きかけることができるわけでもありません。 例えば遠くの山形県で強盗事件があったとします。 僕はそれを聞いてどうすればいいのですか。 たとえ、家の近くでそんな事件があったところで、それを知ってもやることは変わりません。外にいてそれを

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労働組合

勤めだした頃、労働組合への加入をすすめられました。 かなりしつこい勧誘だったのですが、僕と同じ配属先だった同期と二人でそれを拒否しました。 なんでも、自分のいる支店は労働組合の地方幹部がいるので、顔が立たない、というくだらない理由でした。 そんなもののために月に数千円のカツアゲをしてきたのです。 「組合加入を断るなんて、ここでやっていけると思うなよ」 そんな脅しをされました。 でも、僕と同期は断固として拒否しました。 ― 入社式の時に仲良くなった同期のお父さんが組合の前期トップを務めた人でした。 「毎日ゴルフに行っ

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B層の研究

僕もよくB層という言葉を使いますが、こうしたB層戦略における「B層」や個人的なB層の研究、そして「日本をダメにしたB層の研究」について。 B層戦略(概要) ― 読書に意識が向いてきたので、図書館に行きました。 歩いて数分のところに結構な規模の図書館があるので、かなりありがたいです。 今まで読んだ本の8割は図書館から借りた本です。 古本市場などでは一気に50冊くらい買ったりします。 普通の本屋さんで買うのは数%です。 で、借りた本でも良い本は改めてアマゾンなどで買ったりします。 日本をダメにしたB層の研究 先日の記事

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引き締め(ブログやSNS)

インターネットの世界はどんどん加速して、いろいろな機能がすぐに追加されます。 でもあるラインを超えると、どうしても次には制限をかけたほうが流行ります。 今更ながらそんなことを思い返したので少しだけブログやSNSについて触れてみます。 ブログが流行り、そして閲覧対象者の関係でどんどん公開状態が引き締められていったような感じの流れについて触れていきます。 誰にでも見られる可能性が「抵抗」になったブログ 昔はブログが流行りました。 でも誰にでも見られる可能性があります。 嫌な人にも見られる可能性があります。 そして、その

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金融商品の店頭販売と不動産

近頃の銀行は何がしたいのかわからなくなってきているのでしょうか。 もともと銀行の本業は人からお金を預かって、人にお金を貸して儲ける商売です。 不動産投資用に土地を担保に入れて、マンションを建てさせて、返済していってもらうというような商売の仕方は別に大いに結構なのですが、投資信託などを売っても仕方ないと思うのです。 人から預かったお金が別の市場に回るのですから、自分たちはリスクなしで手数料で儲かるかもしれません。しかしながら、本業やその役割のことを思えば頓珍漢な商いです。 なるべく自分たちのリスクは最小化して、お客の

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恋愛相談

某掲示板でよく相談を受けていました。 何をどうするというより 「復縁を望んでいるのですが」 といった内容についてよく回答を書き込んでいたような気がします。 元も子もないようなことを言いますが、本当に好きになりたい、好きになって欲しいのは主体も客体も「自分」なのかもしれません。 はっきり言うと、「相手に好かれて幸せを感じていた自分」を取り返したい、といったことなのかもしれないということです。 それは、自分のことが嫌いな場合に多いと思います。 相手を好きな気持ちももちろん純粋にありますが、復縁に執着してしまう場合は、概

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辞書

普段辞書というものをそれほど利用するというわけではありませんが、たまに読み物として広辞苑等々の辞書を読むことがあります。 辞書を読んでいると、様々な単語についての微妙な勘違いに気づいたり、より的確な表現を見つけられたりするので面白かったりします。そして語の印象が明確になっていくことや表現の幅の広がりが起こるに従い、感情表現もうまくなりストレスが減っていきます。 しかし、逆に言葉に関する「違和感」を察知してイラッとしたりすることもあります。 ただ総合的に考えると辞書を読むということはプラスになると思います。 歩こう会

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第33回投稿記念

常連さん、いつもご高覧いただき誠にありがとうございます。 この場で今一度感謝いたします。 アクセス解析 アクセス場所は分散していますが、当然の如くアクセス数はあまりありません。 ただ、平均アクセス時間が長いということは、何よりもの書きがいがあるというものです。 別に誰がご覧になっていらっしゃるなどはわからない上に、いつもいつもチェックしているわけではありませんが、非常にありがたく思っています。 検索ワード 「上司を左遷させる方法」、「嫌いな人を左遷させる方法」みたいなワードが検索クエリで上がっていました。 意外とそ

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シャンプーの営業

もう何年も髪を切りに行っていません。 いつも自らバリカンで切ることにしています。 最近でこそ坊主頭ばっかりしていますが、髪が長い頃もありました。 一番長い時で肩くらいまでありました。 中途半端な髪色が嫌だったので、染めるときはそれなりの激しい色にしていました。 たまにパーマもあてていました。 どうして、坊主にしたか。 それは、年々薄毛になってきていることも理由ですが、どちらかというと髪を切りに行きたくないというのがあります。 当時も自分でやるか、友達にやってもらうか、友達のお母さんにやってもらっていました。 あとは

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パッケージプラン

世の中にはわからないことがたくさんあります。 でも、本当にわかる必要があるのか疑問に思ってしまいます。 考えることは楽しいことですが、それは思考実験だけでいいのではないでしょうか。 哲学することは、おそらく頭を使う分野では一番楽しいことだと思っています。 いまでは、こだわりをなくしましたが、以前はかなり頭が固まっていたと思います。 でも、それもプロセスなのかもしれません。 いろいろなことに迷いもがくことも、もしかしたら演出かもしれません。 どうでもいいだろう いやどうでもよくない やっぱりどうでもよかった 昔、神経

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社団法人〇〇協会認定

たまに社団法人〇〇協会認定資格みたいなものを列挙している人がいます。 同様に「○○コンテスト優勝」とかいうのを飾っていたりします。 別に好きにしていただいてもいいのですが、一般社団法人というものはすぐに作れます。 登録免許税などを考えれば、株式会社を作るより安くで作れます。 じゃあ、箔をつけるため、もしくは資格認定ビジネスのために同業者が共同出資して設立していてもおかしくはありません。 もちろんしっかりしたものもありますが、たまによくわからないような資格を作って講義代や教科書代、テスト代で儲けています。 よくわから

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サプライズ

よく「流行ったら終わり」というのを聞きます。 すごくわかりやすいことです。 たとえば神奈川や東京で、一部の人たちが支持していたサーフブランドがあるとしましょう。 最初はそういう雑誌に載ったりして「おお!」と思われますが、ブランドが小規模、もしくは海外からの輸入数が少なくて等々の理由でみんなは手に入れることができません。 じゃあ、もっと欲しくなります。 それはそれでいいのですが、問題はそこから起こります。 短期的な儲けに走って、今までのお客さんを大事にすることなく、たくさん売ろうとしてしまいます。 そして、大型スーパ

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名刺

名刺というものは人柄が表れます。 非常に面白いものですが、表面上の肩書きばかりみていても騙されるだけです。 数社の役員になっていたりなど、異常に肩書きが多い場合や、資格を列挙している場合ですね。 実際に騙されてくれる人もいるので、そうしているのかもしれませんが。。。 資本関係上仕方ない場合もありますが、「本当に実務を行っているのか?」と不思議になったりします。 会社役員は極論何もしなくていいので、問題はないですが、名前を貸すと責任を追及されることもありますので、注意がいると思います。 ― また、「実際の商売に関係あ

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みうらじゅんさん

このサイト、つまり僕の文にはかなりの頻度でみうらじゅんさんが出てきます。 「みうらじゅんさんの影響が強いんじゃないか」と、疑いを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は彼の作品はあまり読んだことがありません。 3冊くらいです。 結果的に近かった と言いたいところですが、はじめから近かったのかもしれません。 実は今はなき彼の生家は、僕の地元なのです。 つまり地元の先輩なのです(正確には違いますが)。 歩いていける距離に生家があったそうです。 「色即ぜねれいしょん」には僕の地元の風景がたくさん出てきます。 「これって

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純粋な知性

本能的なものというのは無駄がなく知性的です。 ニーチェがそんなことを言っていました。 純粋に本能的なものほど、知性を感じたりします。 植物たちの無駄のない生き方、感情によって他の生き物を無駄に殺生したり傷つけたりしない動物や虫たち、そうした自然界の生き物たちの本能的な知性は非常に知性的です。 本能レベルを超えた無駄な思考 一方、人間においては本能レベルを超えた無駄な思考があります。そうした思考の結果は非常に非合理的であり、知性を感じません。 「モテるために、英会話をマスターしよう」というのは、実に遠回りで音痴のよう

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ビジネス研修に生半可な心理学

ビジネス研修に生半可な心理学が多用されています。チャルディーニやザイアンスのみならず、マズローなんかも出てきますね。 別にそうした心理学をの分野を教えてもいいのですが、ちゃんと伝えないと、その目線でしか考えられなくなります。 返報性や一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性などのチャルディーニの法則やザイアンスの単純接触効果(ザイオンスの単純接触効果)をはじめ、マズローの自己実現理論の欲求段階説(五段階欲求)などがよく研修などで使われています。 残念ながら、それを意識している限り、修めたことにななりません。 特定の心

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お客さま

昔、何かの動画で見たのですが、今はなき新卒採用ばかりの求人関連の会社の社長が言っていました。 「顧客を捨てろ」 そして、他の人からも「顧客を捨てろ」というようなことをたまに聞きます。 僕もそう思っています。 嫌な客は客ではないのです。 そんな人と関わるくらいなら、新規で営業している方が効率も気分もいいものです。 営業という仕事を経験されたことのある方はご存知かと思いますが、ほとんどの方は、優しいです。 たまに、頭ごなしに敵対してくる人はいますが、そんな人は放っておけばいいのです。 そうすれば費やす時間、嫌な時間は1

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by bossu

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