インターネットの世界はどんどん加速して、いろいろな機能がすぐに追加されます。
でもあるラインを超えると、どうしても次には制限をかけたほうが流行ります。
今更ながらそんなことを思い返したので少しだけブログやSNSについて触れてみます。
ブログが流行り、そして閲覧対象者の関係でどんどん公開状態が引き締められていったような感じの流れについて触れていきます。
誰にでも見られる可能性が「抵抗」になったブログ
昔はブログが流行りました。
でも誰にでも見られる可能性があります。
嫌な人にも見られる可能性があります。
そして、そのうちスパマーたちの餌食になりました。
親しい人たちにだけ見せようにも昔はそれが難しかったというような感じです。
そこでmixiなんかに移行した人が多かったように思います。
第一段階の引き締め
ブログの問題点だったのは、ある程度流行って、言いたいことを言いにくくなった点でしょう。
ブログに対してのSNSの最大の優位点は、まず閲覧者に制限をかけることをしやすくなった点でしょうか。
あとは、SNSとして「友達で納得」という点です。
結局ブログ運営者同士というのは「われがわれが」になりやすく、同じような内容の記事を書いても、「コメント欄で盛り上がるなら自分のサイトで」、みたいな欲があったと思います。
また、逆に自分のサイトの宣伝ばっかりするのも嫌われるのではないかという強迫観念があったと思います。
こういう軋轢は、「友達」というあのシステムで、ある程度解消できたのではないでしょうか。
なぜか上場
もともと求人系の会社ですが、関係者にいいふうに使われただけだと思います。
上場した当時でも、株価が上がる要素はほとんどなかったと思います。
そもそも資金調達をして何をしたかったのかという点です。
「株式公開で儲けたかった」と素直に言ってくれればいいのですが、建前上そんなことは言わないでしょう。
ブログというものは一種の強迫観念にとらわれそうになります。
「くだらないことを書いてはいけないのではないか」
「文章が短いとまずいのではないか」
どちらかというと、せっかく増えた閲覧者が離れていってしまうことについての恐れですね。それを見事に解消したのがTwitterではないでしょうか。
140字の制限というものは上述の恐れを見事に解消できる「よい言い訳」になります。
あといちいちタイトルなんかもつけなくていい点もスピード感に追い風をつけて、だんだん流行っていったのではないでしょうか。
僕は世界最高峰の
「情報弱者に情報化社会についていってる感を与えるもの」
だと思っています。
mixi同様、いずれ過疎化するでしょう。
現に僕の周りでは、もうすでにかなりの数の強者が離れていっています。
ある程度先駆けた人達のセミナーを聞きにいったであろう後発隊が、ほとんど宣伝に使っていて、そのことがある程度の人にはバレています。
app
SNS系のアプリケーションは別に構わないのですが、なんでもアプリ化するのは情報弱者に合わせすぎではないでしょうか。
見事にアップルの策略に乗っています。
ブラウザという最強のツールがあるのにわざわざ個別にアプリ化するのはなぜなのかを聞いてみたいですね。
おそらくストア経由で課金しやすいからなのでしょう。
そんなものはゲームだけで十分だと思います。
レンタルブログ
レンタルブログは母体のページランクが高いので、検索エンジンへの反映は早いですが、制限も多く、また、商用利用みたいなことが禁止されていたりします。
一方的な規約の変更で、今までは大丈夫だったこともいきなりダメになったりします。
でも、無料ブログはいきなり削除されても文句は言えません。
人が情報を売るとき
もうその情報にはあまり価値がありません。
株式の場合は、新聞記事を見て株を買っても、もう新聞の記事になっている時点で株価は上がったあとです。
余韻で少し上がったりしますが、もうその情報はあまり価値をなさない場合が多いと思います。
同様に「フェイスブックを利用して、一日一時間の空き時間で月10万稼ぐ」
みたいな情報も、もしかしたら昔は有用な情報だったのかもしれません。
でも考えればすぐにわかる話です。
一日一時間、24日働いたとしましょう。
じゃあ労働時間は月で24時間ですよね。
月の収益の10万を24で割ったら、パソコンの償却費、電気代を含めても時間あたり4000円くらい儲かります。
じゃあなぜバイト雇って自分の事業としてやらないのですか?
バイトに時給1000円払ったとしても、一日一時間雇えば3000円儲かります。
10人雇えば30000円です。これを一人に8時間働いてもらって、24日勤務してもらったら、いくらになりますか?
どうしてそれをやらないのでしょうか。
それは簡単。
一瞬「おお!」と思えるようなことでも、実際はもう市場が埋まっていたり、何かの抜け道だったのが、法や規約やシステムの改変で制限されていたりするからです。
すなわち、もうその情報は死んでいて、情報を売る人が「もう使えない情報」でだけでも最後に搾り取るように儲けたいと思っているからです、
そんな広告を見つけたときは迷わずクリックして、広告費を無駄に使わせましょう。
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