カテゴリー別アーカイブ: 心理学

心理学 心理学一覧

ツァイガルニック効果

ツァイガルニック効果(中断効果)は、目標が達成されない未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすいという効果。旧ソビエト連邦の心理学者ブルーマ・ツァイガルニック氏(Bluma Zeigarnik)によって提唱ということで覚えにくいですがツァイガルニック効果です。端的に言えば「寸止め」です。 未完了課題についての記憶は想起しやすいということですが、それではどうしてお金を借りた人、借りるような人は、借りたことをすぐに忘れるのでしょうか。つまりこれは万人に通用するような法則ではないということで

» ツァイガルニック効果の続きを読む


退行

心理学における退行とは、人格発達の途上で、ある心理的な原因や理由から自我が耐えられなくなり、無意識的により、以前の発達段階に逆戻りし、より未熟で未分化な反応を示すこと。弟妹の出生により母親の愛情がそちらに向かうと、今までしなかった指しゃぶりなどを始めたりすることなどが挙げられる。また、自我が心的エネルギーと交流して新しい動きを生じようとする過程で退行がおこることがある。これは芸術的創造活動などにみられ「自我に奉仕する退行」と呼ばれる。このように退行現象は両面をもつ。 心理学 一覧 関連しているかもしれない記事です:

» 退行の続きを読む


相乗効果

相乗効果とは、ある要素が他の要素と合わさる事によって単体で得られる以上の結果を上げること。おもんないグループがいくら集まってもおもんないままですが、面白い人が二人以上になると、単体でも面白いのにボケとツッコミという構図まで生まれる可能性があるというようなことです。 つまり、近年に見られる「コラボ」はレベルの低い者同士が集まっても何もいいものは生まれない、というようなことです。 何でも横文字化の近年では、「シナジー」という呼ばれ方をされたりします。 1+1を2以上にできれば、それは相乗効果です。 しかしおもんないグル

» 相乗効果の続きを読む


想起集合

想起集合(喚起集合)は、消費者がある目的をふと思い、何らかの商品を購入しようとする時、その購入検討の対象となるブランドの集合が頭の中の集合である場合の集合。「○○と言えば?」という質問に対し、ある分野のブランド名、企業名の想起を求めた場合に対象者に想起された一群のものということになります。 ソースカツ丼といえばヨーロッパ軒、というようなことです。ということで、「本を売るなら」の後に「ブックオフ」というような想起、つまり関連思考をしてもらうためにこのようなコピーがたくさんあるということになります。「カステラ1番、電話

» 想起集合の続きを読む


宣言効果

宣言効果とは、ある目標を達成するために、あらかじめ周囲に目標を宣言するとその目標の成功率が上がるという「思考は現実化する」が大好きな人などが大好きな心理効果です。周囲に宣言することで失敗はできないと自らプレッシャーを掛けることでモチベーションが上がるという元祖体育会系の思想ですが、自分にプレッシャーを与えてはいけません。それは苦しいことです。プレッシャーによって成功率が上がるというのは、プレッシャーがなければ成功しないということであり、強く願えば叶うんだ、ということは、強く願わなければ叶わない、という条件化になりま

» 宣言効果の続きを読む


スリーパー効果

スリーパー効果(仮眠効果、居眠り効果)は、信頼性が低い情報源から得られた情報、信憑性の低い人による説得効果が、時間の経過とともに信頼性の低さ、つまり胡散臭さが消えて、意見変容などが時間の経過とともに大きくなる現象です。これは説得者の信頼性の低さの記憶と説得内容の記憶が、時間の経過により分離していくという分離仮説によって説明されており、情報源の信頼性の忘却のほうが、情報内容の忘却より速いためにこのような現象が起きるとされています。 胡散臭い説得の直後には、胡散臭いコンサルタントなど、説得者の信頼性の低さが説得効果(そ

» スリーパー効果の続きを読む


親近効果

親近効果(終末効果)は、最後に提示されたもが記憶に残る、ということで物事の最後に起こったことの記憶の再生率が高いことになります。 初頭効果は、第一印象ですが、こちらは最後の印象です。つまり間はあまり覚えていないというようなことですが、そんなことはありません。それはおもんないグループが長谷川町子氏レベルの笑いで「ユーモアある人」を演じられたとでも思っているから記憶に残らないだけで、よく考えてみればわかることです。 「人志松本のすべらない話」で一番最初に話した人と一番最後に話した人の話だけが強烈にインパクトに残っている

» 親近効果の続きを読む


初頭効果

初頭効果は、第一印象など、最初のイメージ、最初に提示されたものが、インパクトとして記憶に残る効果。すなわち最初に与えられた情報に強く影響を受けることであり、最初に提示されたものの記憶の再生率が高いこと。印象に残りやすいというようなことです。 この初頭効果を根拠に印象改善コンサルタントというような、商売をしている人がいます。確かに見た目で大体の印象は決まりますが、服装や作られた表情、姿勢、発声などで騙せるのは素人だけで、玄人はすぐに見抜くことができます。 この際の玄人とは、いままでさんざん人を雇ってきたり、面接したり

» 初頭効果の続きを読む


昇華

心理学的な昇華とは、防衛機制の一つであり、社会的に実現不可能な目標・葛藤や満たす事が出来ない欲求から、別のより高度で社会に認められる目標に目を向け、容認可能な行動に変容して充足させること。またその実現によって自己実現を図ろうとすること。例として、性的欲求・攻撃欲求など本能的な欲求を芸術活動などにエネルギーを向けかえることなどです。 心理学 一覧 関連しているかもしれない記事です: 仮現運動 仮現運動とは、日常場面においては映画などに見られる、空間的に離れた2つ対象を一定の時間間隔をおいて交互に呈示するときに知覚され

» 昇華の続きを読む


準拠集団

準拠集団(リファレンスグループ、reference group)は、個人が意思決定をするときに、その人物の価値観や信念だけでなく、別の要因として拠り所となる影響を与える社会的な集団。家族、友人などの身近な集団や、会社などプライベートからは少し離れた集団などに分類される。ウェーイ仲間、ブラック企業などはその影響がわかりやすい。 「家族が気がかりだ」、「それは会社に失礼だ」、「このサークルにも伝統があるからなぁ」、そういったセリフの際に出てくる組織集団のことを指します。 準拠集団の中には「私の意見が一番でしょ?」的リー

» 準拠集団の続きを読む


シャワー効果と噴水効果

「シャワー効果」と「噴水効果」は、デパート等での販売を促すための手法です。デパートのフロア構成を見ると一発でわかります。論より証拠、見たほうが早いでしょう。上から下、下から上、人の流れを作って、よりたくさんの商品を見ていただこう、というものです。 シャワー効果 シャワー効果は、デパートで上階の施設を充実させ、店舗全体の売り上げ増加につなげる販売方法。上から下への流れをつくって、ついで買いをねらうもの。 百貨店で最上階を催事場にしてイベントをしたり、飲食店街にして帰りのついで買いをねらうというものです。 噴水効果 噴

» シャワー効果と噴水効果の続きを読む


シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果は人間のイメージ力を利用した錯覚による心理効果。シャルパンティエ=コゼレフの錯覚、大きさ=重さの錯覚。重さの感覚が視覚的に見える大きさの影響を受け、物理的な重さの等しい物でも、体積が小さいほうが重く感じられる現象。 同じ重さの金属と布なのに、金属の方が重たいように錯覚してしまう、というようなことです。応用としては「しじみ何十個分」とか「レモン1000個分」として表示するような手法ですね。実際の成分は数グラムしか入っていなくても、レタスに換算すると何個分、となれば体積のイメージですごい量だ、と錯覚

» シャルパンティエ効果の続きを読む


自動運動・誘導運動・仮現運動

自動運動 暗い部屋で光点を一個前に置き、しばらく見つめているとその光点がいろいろな方向に動き出して見える、つまり止まっている物が動いて感じられる場合の一つであり、錯覚現象である。これは光点を見つめる場合前にしばらく横目で見るようにして、眼をどちらかの方向にひきつけておくとはっきり現れる。 誘導運動 実際に静止している物を取り囲んでいるものが動くと、逆に止まっているものが動いて見えるという錯覚現象の一つである。月は止まって見えるはずなのに周りの雲が動くと、雲が止まって見え月が動いて見えるといった場合である。 仮現運動

» 自動運動・誘導運動・仮現運動の続きを読む


自己開示

一般的に自己開示とは、自分の内部で起こっている感情や、今までの経験など、自分の情報を他者に伝えること、そして伝えたら相手に信頼されるという点と、相手への親近感が増し、また、相手も自分に対して自己開示を行う、というような流れです。 自分の情報を相手に伝えると相手も開示するということで、個人情報収集のためにアフィリエイターは本名かどうかわからない名前を掲載し、自分の情報を開示しているかのように装いますが、それが真実かどうかはわかりません。 本で読んだような人格像を一貫性を保ちながら、さぞ自分を開示しているかのように振舞

» 自己開示の続きを読む


自己正当化

自己正当化は、自分を正当化する心の働きです。人はいつでも自分の判断は正しいと思っており、強烈な刺激を受けないとその判断や考えを変更はしないでしょう。ただ、その判断の根拠はどこから来たのでしょうか。それは勝手に刷り込まれていったものばかりです。以前にも少し引用しましたが、そもそも自分の判断基準はどこからきたのでしょう?相手にとって管理しやすい、といった社会的判断基準にしか過ぎません。 「自己正当化」の代表例 服従実験(アイヒマン実験)  心理学者のスタンレー・ミルグラムが行なった実験ですが、服従実験(アイヒマン実験)

» 自己正当化の続きを読む


ストループ効果

ストループ効果とは、文字の呼び方・意味と文字色のように同時に認識する二つの情報が干渉しあう現象。 名称は発見者心理学者ジョン・ストループによる(1935年)。このような二つの刺激を含むものをストループ課題と呼ぶが、知覚処理を行う際、どちらか一方の刺激に選択的に注意を向けるため、もう片方の刺激を干渉制御する手間があるため、答えるのに時間がかかる。 色名を答える質問を行った場合、赤で書かれた「あか」の色名を答える場合より、青で書かれた「あか」の色名(あお)を答える方が時間がかかるというような場合をいう。色と文字という2

» ストループ効果の続きを読む


サブリミナル効果

サブリミナル効果とは、閾値以下の刺激によって生体に何らかの影響があることである。意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のこと。十分に知覚できる長さの刺激によって引き起こされる効果は、スプラリミナル知覚の影響と考える。境界領域下の刺激はサブリミナル刺激と呼ばれている。刺激による誘導効果が科学的に立証されたことは一度もないが、社会倫理の観点より、放送や映画では規制が講じられている。 動画の間にちらっと違う画像を差し込む、というやつですね。95年頃によくこの言葉が出てきました。すごく簡単

» サブリミナル効果の続きを読む


ザイオンス効果

ザイオンス効果(単純接触効果)は、ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。単純接触効果は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスの論文により知られるようになった。単純接触効果とは、「ある刺激に繰り返しさらされることで、刺激に対する態度の変化が生じる」という効果であり、営業マンが研修で必ずと言っていいほど習う。人は最初は対象に対して、冷淡な態度をとるが、その対象への印象が、「ダメ、無理」なものでない限り、その対象に触れれば触れるほど、会えば会

» ザイオンス効果の続きを読む


コンフリクト状況

同時に二つ以上の欲求があり、これらに対応する目標の心理的な方向が相反し、且つその誘意性の強さがほぼ等しい場合はコンフリクト状況が出現する。そうなるといずれの目標を選択するか決定できず、コンフリクト行動を起こす。 コンフリクト状況 三つの型 コンフリクト状況として以下の三つの型があげられる。 接近-接近 おもちゃを買ってもらえるのだが、欲しいおもちゃが2つあり一方を選ぶことを迫られると言うような状況。生物体が、二つの正の誘意性をもつ目標の間におかれている場合の状況である。目標が近くに来ればその目標は誘意性が増大する。

» コンフリクト状況の続きを読む


コントラスト効果

コントラスト効果(対比効果)は、空間的または時間的に接近して二つの刺激が与えられた結果、同一感覚様式において受ける二つの刺激間の違いに生じる強化作用。酸味のものの直後に甘いものを摂取するなど、刺激が反対の性質であれば、この違いは大きく現れやすい。逆に甘い黄金糖を食べている時にそこそこ甘いはずのコーヒーを飲んでも苦く感じたり、添加物の味が良く感じられる、といったように相対的な差が少ないと、マスキングされるようなこともわかりやすい。 コントラスト効果(対比効果)のわかりやすい例は、飴を食べたあとに清涼飲料水を飲んでみる

» コントラスト効果の続きを読む


コンコルド効果

コンコルド効果(埋没費用(sunk cost effect))は、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資つづけるとさらなる損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。 ゲームアプリで課金し出すと、それを止められないというもので、情報弱者のB層を餌食にするためによく使われます。また、なかなか別れられない男女もこういうった効果が影響しています。 レアキャラなどを引いてしまうと、そのゲームがやめられなくなる、ということにも影響

» コンコルド効果の続きを読む


高次条件づけ

高次条件づけとは、すでに形成されている条件反射を、あたかも無条件反射であるかのように用いて条件づけること。あらかじめ条件づけが形成されている刺激と新たな刺激を提示することによって形成される条件づけ。例として、まず梅干を見た直後に食べると、刺激と無条件反応として唾液の分泌反応、という無条件性の唾液反射を土台にして、梅干を見ただけで唾液が分泌される。 その後、梅干という文字を見ただけで唾液が分泌される場合など。 心理学 一覧 関連しているかもしれない記事です: おとり効果 おとり効果とは、実際には選ばれることのない選択

» 高次条件づけの続きを読む


クレショフ効果

クレショフ効果は、ひとつの映像が、映画的にモンタージュ(編集)されることによって、その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす性質。ソビエト連邦の映画作家・映画理論家のレフ・クレショフが示した認知バイアスである。さまざまな映像群とは、ある映像群がほかの映像群に対して、相対的に意味をもつものである。観客にとって、映像がばらばらに単独で存在するわけではなく、つながりのなかで無意識に意味を解釈することがもたらされる。 つまりはアイツの特性なのですが、「あるがままをみる」ということを拒否し、関係性、関連思考をもたらして

» クレショフ効果の続きを読む


クーリッジ効果とブルース効果

クーリッジ効果 哺乳類のオス(限定的にメスも)が、新しい受容可能な性的パートナーと出会うと性的欲求を回復させる現象を指し、これは既に馴染みの性的パートナーとの性交渉が絶えた後にも起こる。行動神経内分泌学者のフランク・A・ビーチが1955年に著書で言及。 アメリカの第30代大統領・カルビン・クーリッジ大統領夫妻の農場でのエピソードが由来とされますが、「本能的にたくさんの女性に求愛行動を起こす」を正当化するためによく引用されます。 これは○玉との主従関係が逆転する前に起こる現象で、意思とは別に駆り立てられている状態、つ

» クーリッジ効果とブルース効果の続きを読む


希少性の原理

希少性は、資源やそれからつくられる財やサービスの供給が、社会全体の欲望に対して相対的に希少であるという原理であり、物の数、期間などが限られていればいるほど、その物を貴重と捉えるようになるの心理。簡単に言えば期間限定、地域限定、数量限定など、B層を対象とした小ワザ。初回限定特典もわかりやすい一例です。少しでも興味を持ってもらおうというものですが、これも使われすぎて、安物になりました。以前に書いた引き締めも希少性の一例ではありますが、まだそういうものならマシです。もっとも、それも一時的な効果しかありません。 しかしコン

» 希少性の原理の続きを読む