エンメルトの法則

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エンメルトの法則(Emmert’s law)とは、「残像の大きさは、眼から投射面までの距離に正比例する」という法則である。

このエンメルトの法則は、残像の見えの大きさに関する法則であり、残像の見えの大きさは残像が投影される面までの距離に比例するが、投影面までの物理的距離だけでなく見えの距離も影響を及ぼすとされる。なお、この法則は、投射距離が一定範囲を超えると成立しない。

残像の大きさを確認する例として、ストロボを用いて、至近距離のものと奥にある壁の残像の比較をするとわかりやすい。残像の見かけの大きさは距離に比例して増大するというのがエンメルトの法則である。

幾何光学的解釈と心理学的解釈

エンメルトの法則は「幾何光学的解釈」と「心理学的な解釈」を可能にしており、そのうち幾何光学的解釈としては、残像の「客観的な大きさ」が距離に比例するという解釈になり、これには妥当性が確認されている。もう一つの心理学的解釈として、「残像の見えの大きさが距離に比例する」という解釈が可能であるが、その妥当性は確認されていない。

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Category:心理学

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