タグ別アーカイブ: 音

音楽や音声など「音」について

音楽についての対話

自分の中では当然でも、人には理解されないことがあります。 しかし、相手が自分には理解できないようなことを言うからといって、その人の頭がオカシイと決めつけてしまうのは少し早急です。 千原ジュニアさんの「14歳」で、「太陽を紫で描いて叱られる」というシーンがありましたが、同じような経験があります。 しかし、その時の僕は「先生はおそらくオレンジか赤で描いて欲しいのだろう」と、気持ちを汲み取って、先生に合わせてあげた、という記憶があります。 首

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夜と音楽

昼に聞く音楽より、夜のほうがなぜか盛り上がってしまいます。 よく言われるのは、日の明るい内、特に午前中は思考が優勢になり、日が暮れてくる頃からだんだん夜になるにつれて、感情が優勢になってくると言う点です。 だからこそ、感情的になりそうな話し合いは午前中にした方がいいと囁かれます。確かにその方がいいかもしれませんね。 しかし早朝というものもなかなかいいものです。騒がしくなく、いろいろなモノに耳を澄ませるには最適な時間帯でしょう。 例えば「

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道徳学者への忠告

われわれの音楽家たちは大きな発見をした!興味を引く醜さは、彼らの芸術でもやはり可能なのである! 曙光 239 冒頭 「フックとしての醜さ」という手法が取られるようになりました。違和感を覚えさせることによって、興味関心を惹くという手法です。怒りやがっかりすら使われるようになりました。アイドルにボクシンググローブを付けさせるような手法ですね。 そうした手法を垣間見た時、ふとイワン・シャポヴァロフ氏を思い出したりしてしまいます。 t.A.T.

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悪人と音楽

音楽は彼らにとって、自分の異常な状態を傍観し、しかも一種の疎遠さと安心感を抱いて初めてその姿にあずかる、ただひとつの手段である、愛する者はだれでも音楽を聴いて思う。「これは私のことを語っている。私の代わりに語っている。音楽は一切を知っている!」 曙光 216 最終部抜粋 原則的にカラオケには行きません。よほどのことがない限り行きません。昔、よく音楽をやっていない人からおすすめされた曲というものは、たいして良いものがありませんでした。 ど

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「自然音」の礼拝

自然音がリラックスするというのはよくあるケースです。自然界にある音は、耳に入っても特に気に触りません。それどころか自然を感じられて穏やかな気持になってきたりもします。以前少し触れましたが、逆に不自然な機械音はイラッとしてきます。「ピッ」系ですね。 しかしその中間である、自然的な音でありながら、自然界ではほとんどありえない音というものがあります。鐘を鳴らしたような金属音です。 「自然音」の礼拝ということで、坊主がカンカン鳴らしていた音につ

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小さな逸れた行為が必要である

オリジナルや個性という言葉がすごいことかのように取り扱われ、平均的な生活から「少しはみ出そうと」躍起になりつつも、自分塾を正しく開いてこなかった場合には、「オリジナルだ」と主張するようなものを創作したとしても、絶望するほどチンケなものになります。 楽器人生 さて、個人的に楽器をやり始めたのは、詳しく言えば幼稚園くらいですが、ベースなどを触りだしたのは中学生の時です。 相棒プレシジョンベースとの20年(2019年3月投稿) その当時は数人

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マスキング効果

マスキング効果

マスキング効果は、ある音が他の音によって妨害・遮蔽されて聞えなくなる現象。2つの音が純音、周波数の差が小さいほどこの効果は大きい。一般に低音は高音をよく遮蔽するが、高音の低音に対する遮蔽効果はそれほど。 このマスキング(masking)は聴覚だけでなく視覚や触覚などでも見られるが、最もわかりやすいのは聴覚マスキング(auditory masking)である。 聴覚マスキング マスキング効果が大きいときは、音の強度を大きくしなければ聞き取

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マガーク効果

マガーク効果

マガーク効果は、言語音声の音韻知覚において聴覚情報と視覚情報の相互作用を示す現象の一つ。目と耳に入ってきた情報が勝手に組み合わさって、そのミックスバージョンを感じてしまう、というようなことになる。ある音韻の発話の映像と、別の音韻の音声を組み合わせて視聴すると、第三の音韻が知覚されるということで、錯覚現象であり、完全にアイツがバグっている状態である。ダイレクトに感じているわけではないというような表れである。 視覚情報としてて、映像上で発音

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カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果は、選択的注意のうちの音声の選択的聴取のこと。人間は音を処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる。1953年に心理学者のチェリー (Cherry) によって提唱。 このカクテルパーティー効果は、たくさんの人が会場で会話を繰り広げるような「カクテルパーティー」の会場の騒音の中で、自分の名前が出てきたり、自分に関係の強い話題が出てきた時にその話の内容が聞き取れたり、単に自分が今会話している相手の声だけを選択し

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カタツムリ

ONE LIFE

ONE LIFE/the pillows 昔は家の前にも蛙や蝸牛がいました。もう20年くらいは見ていないような気がします。母校も昔は校舎裏が森のようになっていました。今ではその面影もありません。 母校もそうですが、観光客への見栄か、地元の「無菌状態」を好む人のヒステリーかわかりませんが、京都中が整備されすぎて、どんどんその土地らしさがなくなっていきます。 高級料亭の日本庭園も、川床も、高級ホテルのロビーから見える眺望も、結局、視界が開け

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差がわかる

アイツこと自我とは、何かと何かを分ける機能ですが、ここで重要になるのは差がわかることと、差をつけてしまうことは全く別物だということです。差がわかるのは機能が純化されているだけで、差をつけてしまうのは観念による判断、という思考の産物だからです。 音楽をやろうという時に、耳コピができない人がいますが、僕はそれが信じられません。何十本も楽器があるような曲なら、スコアを見ずに耳コピすることは時間の無駄のような気がしますが、巷にあるような曲で、な

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身体の限界と楽しみの限界

僕は体育会系ではありませんから、身体の限界と銘打っていますが、特に運動能力的なことについて触れるわけではありません。いわゆる五感を通しての楽しめる限界についてです。 やたらと楽しいことを求めてしまうのは「アイツ」の仕業ですが、楽しみについて以前少し考えたことがあるので、一応書き記しておきましょう。 必要以上にお金を欲しがってしまうのは、ひとつは安心感、もうひとつは楽しみを求めるせいですね。安心感については今までにもさんざん書いてきました

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サンバホイッスルデー

ほとんど音楽の話ではないですが、音に関することです。 数年前からですが、外からよく「ピッ」という音が聞こえます。ついでに「ピー」という長い音も聞こえます。ヤマトか佐川かわからないですが、携帯端末の操作でもしているのかな、と思っていました。 あまりに毎日鳴り続けるので、窓を開けて覗いてみると、近所のおじいさんのよくわからない乗り物(一人乗りの乗り物です。電気で動いているようです)の鍵を回したときの「オン」の音だったようです。 まあ一日数回

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第200回投稿記念

第200回投稿記念

特別企画中ですが、これで200記事目になるので少し中断して、第200回投稿記念の回にしようと思います。 常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 ここ最近、特に食事制限もなく軽い運動をしただけで50日ほどで体重が5kg減りました。おかげで体は軽くなりました。特にこれといってお金もかかっていません。 宣言しておきますが、おそらく8月頃にはさらに10kg落ちる予定です。目標というわけではなく、落ちることがわかっています。 手法はまた気が向

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いつかはすべてがナツメロ 改

懐かしのメロディ、いつかは全てそんな風になってしまします。 まれになか卯などに行くと、90年代のヒットチャートをカバーした曲がよく流れています。 カバーというのは原曲を超える同系列か、「こういうのもアリ」とか、「まるでコイツの曲みたいだなぁ、カバーなのに」というレベルでないと、してはいけないものだと思っています。 そういうところで流れるものは、ほぼ、というか完全に100%劣化しています。 結局売り出すのにお金がかかるのに、手元にお金のな

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SYNCHRONIZED ROCKERS

SYNCHRONIZED ROCKERSは、11曲なのですぐに終わってしまいました。 また例のごとく一覧表示します(リンク先は個別記事です)。 RUNNERS HIGH Funny Bunny 巴里の女性マリー Vain dog(in rain drop) この世の果てまで カーニバル LITTLE BUSTERS Our love and peace ハイブリッド レインボウ ストレンジ カメレオン Sad Sad Kiddie この

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Sad Sad Kiddie

悲惨な話があります。 ストレートには言わないものの、推測による帰結や疑問を引き出すための話法です。 ついには「すごいですね」や「それって何ですか?」を言わせようとします。 それがすぐに読める側は大変困ります。 なんせ惨めなのですから。 2つの視点の競合 「。。。ということは」を連想させて、自慢にもっていこうとするパターンが多いですね。 ただの自尊心の補充なのですが、一昔までは対応に困っていました。 それは、2つの視点が競合していたからで

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ストレンジ カメレオン

ストレンジ カメレオン

いくら歳を重ねたとしても、 時代が変わろうとも、 この曲を頭から離したくない。 この体から、 心の奥底から、 離すわけにはいかない。 何年たってもこれは揺ぎ無い。 全てに変化が訪れる事は避けられない。 環境も状況も 感情も理念も 主義も主張も 身体も感覚も この世に溢れる全ての価値も それでも、 それに逆らうことが愚かだとしても、 死ぬ間際に桜井のように全力で歌いたい。 心の奥底から冷や汗と涙が湧き溢れる。 出し惜しむことなく全力で走る

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ハイブリッド レインボウ

虹を見るとすごく晴れやかな気分になります。 たまに家の表の水道のホースの先についているシャワーを「霧モード」にして虹を作って遊んでいます。 確かに見えるのに、そこには色鮮やかな虹が見えるのに、それを掴むことはできない。 水を止めた瞬間に、それは何事もなかったかのように消える。 まるで「空」を表しているようです。 以前、ゼミナール(一応法律系)で、「このコップはありますか?」と質問されたことがあります。 「君なら『ない』もしくは『あるとも

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Our love and peace

昔、新京極通りに「わぁ!」とピースマークの飾り物をいきなり見せてきて人を驚かせることを生きがいにしているおじさんがいました。 Bボーイみたいな人にそれをして、「心臓止まるかと思ったやろこら!」と胸ぐらを掴まれていました。 最近は全く出没しないそうです。 ― 平和というのは、どういう状態のことをいうのでしょうか。 ともすれば、社会的目線で考えてしまいがちですが、結局個人の集合体が社会です。 愛にあふれるようになると、自然と喧嘩も起こらない

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LITTLE BUSTERS

トルコのレストランで昼食をとっていると、その前の大通りを盲人が通っていきました。 レストランの店員は少し走りながら、彼に近付いてその肩を抱いて、次の交差点まで彼を誘導しました。 そして走って戻ってきて仕事につきました。 「できる範囲でやる」 いい手本を見せてもらった気がします。 With the kids sing out the future Maybe kids don’t need the masters Just w

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カーニバル(ダクシンカリ カーリー祭)

カーニバル

一般的には祝祭、祭りという意味になるようです。 でも最近では「フェスティバル」が多用されることが多いと思います。 その理由は、「フェス」と言いたいから。僕は寒気がしますが。 祭りの中で一番印象づいているのは、ネパールに冒険に行った時に訪れたダクシンカリのカーリー祭です。 ダクシンカリ カーリー祭 ネパールに滞在している時です。 ダクシンカリという町でヒンドゥー教のカーリー神を祀る生贄の儀式があるようで、現地の人に連れて行ってもらいました

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この世の果てまで

この世の果てまで

19 実は英会話を8年ほど習っていたのですが、未だに中学生レベルです。 今までネパールやイスラエルなど数カ国を冒険に出ていますが、僕が初めて海外に行ったのは19歳の時でした。 海外に行きたいけどなかなか踏み出せず、全力でくすぶっていた時のことです。 英会話のレッスン中、先生が突然聞いてきました。 「海外に行ってみる気はあるの?」 「行きたいですね!」 「じゃあいつ行くの?」 「いやぁ、とりあえずお金が貯まってから」 「いつまでにいくら貯

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Vain dog(in rain drop)

勤め人だった時です。営業先というか、手続き先に最初に出てきたのが挙動不審な若い人でした。 そして決定権者である女将さんみたいな人が出てきました。 そうするとその若者は、急に横柄になりだしたのです。 おそらくメダカか何かの仲間でしょう。 群れて初めて強気になる。というか後ろ盾ができた瞬間、強気になる、非常に見苦しい姿を見ました。 遠くから叫ぶだけ むしろ反対に独りで叫ぶのも虚しく感じます。 でも、抱きしめたくもなります。 感情的なことが絡

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巴里の女性マリー

巴里の女性マリー… 巴里(パリ) えー、 。。。 行ったことがありません。 マリー 。。。 えーっと 。。。 知り合いにはいません。 自分で決めたルールの割に、既に窮地に立っています。 巴里の女性マリーか。。。 どうですか、このグダグダ感。。。 巴里の女性マリー 『巴里の女性』(パリのじょせい、原題:A Woman of Paris)は、1923年公開の長編サイレント映画。監督、脚本、製作はチャールズ・チャップリン。  一気に逃げてみ

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Funny Bunny

うさぎは軽薄だという意見をたまに聞きます。 そんなことはありません。 非常にわかりにくいだけで、かなり感情豊かなことは確かです。 吠えたりはしないのでわかりにくいですが、喜怒哀楽はすぐにわかります。 うさぎも鳴きます。 ぷぅぷぅぶぅぶぅ鳴きます。 媚を売るようなことはしませんが、鳴いて僕を呼びます。 そんなうさぎの姿はなかなか見れないでしょう。 葉束 うちには養子のうさぎがいます。 正確な誕生日はわからないのですが、一応養子入りした日を

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RUNNERS HIGH

「このままの勢いが続けばいいのに」 そう思って、続かないのは寝るからです。たくさん寝ると、気分が大きく変化します。特に大酒なんかを飲んで、昏睡なんかするとそれまでの勢いはだいたい失速します。 気分にとらわれている間は、絶対に続くことはありません。 大きく気分が変わる出来事があればしなしなヘタっていきます。 ― 一時期、休みが「月に一度あるかないか」、という時期がありました。 半年から一年くらい続いたのですが、ある時夕食を摂ろうと座った瞬

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ray

未だに大人にはなったのかどうかはわかりませんが、彼らの音を聞くといつでも少年に戻れる気がします。 どちらかというと、「周りは全て敵」みたいな中学生のような気分ではなく、周りの同級生も大人も含めて全ての人に全幅の信頼をおいていた、まだ自転車に乗れるか乗れないかくらいの足のおぼつかない遠い昔。 家の前に呼びに行くだけで、そこには友達がいつもいて、おしゃれではなく熱中症予防のためのキャップと水筒とリュックを背負って、彼らと一緒に旅立つまだ見た

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いつかはすべてがナツメロ

いつかはすべてがナツメロ

流行らそうと思って流行らせたものは、後に寒気を催します。 そして時代時代で流行ったものにとらわれていると、「若者」に笑われます。そしてあげく「最近の若いやつは!」ということになって、「お面倒」になってしまいます。 昔のものでいつまでも評価されるようなものは、たいてい時代を意識しなかったようなものです。 「最近はこの作り方が流行っているから」 そんなことを一切考えずに作られたものは結局いまでも再評価されたりします。 よくメジャーデビューな

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アイドル志望とハイスタンダード

アイドル志望とハイスタンダード

ちょうど昨年の今頃、大阪にあるライブハウスに行った時のことです。 僕が観たかったアーティストの後の順番に、女の子が3人出てきました。 パフュームなどを歌って踊りだしたのです。 キレイにフライヤーなんかも作って、さらにグッズなども売り出していたのです。 疑問1 この人たち何? 疑問2 この人たちと一緒の日のイベントに僕の好きなアーティストとブッキングってどういうこと? 疑問2は特に触れません。経営が苦しいのでしょう。 この人たち何? 僕は

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