タグ別アーカイブ: 社会

社会全般について

不確かさが面白さを作る

思えば「不確かさ」が恐怖をもたらし、一方で面白さももたらしているのだなぁということを思うことがあります。 ゲームにおけるゲーム性を考えてみた時、絶対に勝てるようなものはゲームとして成り立ちませんし、面白くもなんともありません。逆に絶対に勝てないというものもゲームとして成り立ちませんし面白くはないはずです。 まあ対象がどのようなものなのかがわからなければわからないほど恐怖ともなりますが、ある程度はそれが何かを把握した上で、不確かさとか不確実性と言われるものがあるとそこにはゲーム性が生まれるので、解釈しだいでは何事も面

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マルチ商法会員を社長仲間と弁護士と共同で脱マインドコントロールしてみた

先日、マルチ商法会員の若者を社長仲間と弁護士と共同で脱マインドコントロールしてみました。経済団体の会合に現れたマルチ商法会員(社長仲間の友人)を社長仲間たちと弁護士の方を交えて、脱マインドコントロールを試み、脱会までの糸口を作ってみたと言うような感じです。 一応「マルチ商法(MLM)と洗脳」の続編のような形ですが、何かの役に立つかもしれないので、その時の実際のやり取りを残しておこうと思います。 マルチ商法、MLM(マルチレベルマーケティング)、マルチネットワーク、ネットワークビジネスと言われるようなものについては先

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AI(人工知能)への皮肉とドラえもんの設計

AI(人工知能)への皮肉として、先程無駄な遊びをしてみました。人工知能自体への否定的な考えは無いのですが、人工知能への期待を寄せている人たちへの皮肉的な遊びとして個人的に楽しんでみたという感じです。 いつの時代も、革新的な考えを提唱する人たちは概ね「人が良すぎる」と言えばいいのか何というか考えが甘い人たちばかりだったりします。経済学でいえば、アダム・スミスもケインズもカール・マルクスなどもそうですし、アインシュタインですら「人は理性的にだけ行動する」という前提で考えてしまっていたというような感じです。 機械学習と言

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「お金を貸して下さい」と思った時に簡単に今すぐお金を借りる方法

「お金を貸して下さい」と思った時に簡単に今すぐお金を借りる方法ということで、お金をすぐに調達する方法について書いていきます。 「どうしてもお金が必要だ」 「急な入り用で今すぐにお金を調達する必要があるんだ」 というようなケースはよくあります。「誰かお金を貸して下さい」と思うような時、どうすれば簡単に今すぐお金を借りることができるのでしょうか? 「お金を貸す人借りる人」では、お金を貸す人の特徴、お金を借りる人の特徴、そしてお金を貸す人借りる人の心理について触れていましたが、今回は、社会人、大学生はもちろんパートやアル

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自己主張の強すぎる家電

「近年、家電にもいろいろな技術が組み込まれてきて、便利になる一方だ」なんてなことは言いません。むしろ逆で、家電の自己主張が強すぎて迷惑をしています。 アプリケーションからの通知しかり、家電から発する光や通知音然り、鬱陶しくてたまりません。 特に「寝る時のことを考えているのか?」ということをよく思ったりします。 「ITだAIだIoTだ、などと言う前に、根本的なところからしっかりやれ」と言いたくなります。 「そんなことすら頭に浮かばないのに何がAIの時代だ」 ということです。 引き算の発想がない 他のメーカーと差をつけ

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一番マシだったからであって支持したわけではない

別にそれを支持したわけでも何でもなく、目的の商品が在庫切れだった時の代替物として一番マシだったというだけなのに、まるで投票行為において支持したかのごとく「企画が当たった」と思われるのはどうか、と思うことがあります。 そしてその支持したかのような構造になってしまうものがデータとして傾向を示すものとして取り扱われるとなると、どんどんどんどん本質的なニーズからは外れたようなポンコツ商品ばかりになってしまうのではないかと思うことがあります。 プロダクトアウトが主流だった時代を経て「消費者の声を聞こう」というマーケットインが

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「キャー!」「きゃあん!」と叫ぶ子供の奇声への対処

「キャー!」「きゃあん!」といった超高周波の奇声を絶叫する子供が激増してきました。 家の前、飲食店、スーパーなどの小売店、そして温泉ですら、「無線のチューニング」並みの「キャー!」「きゃあん!」という子供の奇声が聞こえてきます。これは完全に公害です。 最初に言っておきますが、「うえーん」や「えーん」「ぎゃあああ」といったように、怪我をして泣いているとか、赤ん坊が泣いているという場合の声ではありません。 だいたい女の子の方に多いですが、幼稚園児、保育園児といった小学校就学前の子から小学校中学年くらいまでの間の子供が叫

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第1400回投稿記念

これで1400記事目になります。ブログ創設から1400回目の投稿ということで「第1400回投稿記念」です。 前回の第1300回投稿記念は、2018年10月19日で、前回からの100記事は、40日ちょっとくらいかけて投稿したという感じです。なんだかんだで長文のものも結構ありますが、比較的短期間で100記事を迎えた感じになります。これは、書庫の心理学を増設したということが大きく影響しています。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 また、contactからご連絡いただいた方、投稿にコメントをいただいた方、あ

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売るための場ではない場所での無駄な売り込み

年末が近づき、忘年会等々いろいろな会合が盛んに行われるシーズンになってきました。 で、そういう場所というのはあくまでただの集まりだったりするはずなのですが、獲物を狙うかのように「売るための場ではない場所での無駄な売り込みをしてくる人たち」もたまに混じったりしています。 そして、その会合のメンバーが経営者だらけだったりすると、百戦錬磨の人たちばかりなので、もちろん相手にはされません。稀に創業したてで自信がない人も混じっていたりするので、そうした人たちを獲物として狙うということなのかもしれませんが、だいたいは、猛者たち

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蓋然性とあいまいさ

思えば「蓋然性」と「あいまいさ」が長年僕を苦しめていました。それは哲学的問いであり、とりわけ哲学的領域と社会との整合、社会生活における自分のあり方としての課題です。 ふと病中で活字中毒だった頃を思い返すと、この「蓋然性」というものをどう取り扱うか、どの程度の曖昧さならば良しとするのかの線引が難しく、その問いに真剣に向き合ってしまったからこそ「笑ってしまうような悩み」を抱えることになってしまいました。 あくまで確実性の度合いの問題である「蓋然性」であるのに、それに対する厳密な記述と論証を求めたと言うような感じです。確

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目先しか見えないと改善の価値がわからない

目先しか見えないと改善の価値がわからないということで、目先の物事しか見えない人たちにとっては工夫や改良を継続して繰り返していく「改善」の価値がわからないというようなことについて触れていきます。 人は感情的になっているときほど本能よりの思考しかできなくなっているため、思考としての「過去」や「未来」というものを想定できなくなったりします。 ということで、今現在以外に意識が向くことで煩悩が起こるという面もありますが、今以外を思考上で想定できるということは、思考をする上では役に立ちます。目先しか見えない人たち、目先のことし

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数多のビジネス書が結局精神論ばかりになる理由

数多のビジネス書が結局精神論ばかりになる理由という感じで、世の中で出版されるビジネス関連の本が精神論とか心のあり方に落ち着いてしまうワケについて触れていきます。 具体的なハウツーが欲しいのに、なんだかんだで書いてあることは精神論だったり考え方だったり、心のあり方だったりという感じに落ち着いているというようなやつです。 まあそれを嫌だと思う人も結構いると思いますが、どうしても最終的にはその人のマインドが大きな影響を及ぼすのでビジネス書においても結局最終的には精神論ばかりになるという感じになっています。 レベルによって

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加速するギャップと埋まり難き情報差

思い返すとこの十年くらいで大きく生活が様変わりしたような感じがします。そんな中一番顕著なのが、周りの人とのギャップかもしれません。友人たちを一通り観察すると、その変化が大きく枝分かれしていったように感じます。 社会的な評価基準のようなものが直接的に影響を及ぼしているというわけではありませんが、結局日常どんな生活をしているかで人格の変わり方も異なってくるので、やはり枝分かれする前にあった状態が、その後をある程度方向づけているというような感じがします。 もちろんどのタイミングでどのような変化をするかはわかりませんが、1

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ネット広告の品質と品性

詐欺的な商法を叩く割に、その脇でちゃっかりとそうした広告を表示することで収益を上げているという落語的な感じに爆笑したので、記念に書き記しておこうと思います。 最近また「ネット広告から集客して情報弱者からお金をむしり取る系」の人たちが問題になったりしていたようです。胡散臭いネット広告で釣りのようなことをして、あまりインターネットに慣れていない人を騙すような形でお金を荒稼ぎする方法です。 昔からこの手の情報商材詐欺のようなものは常に一定のマーケットを持っていて、なぜかそれにハマってしまう人たちも一定数いるという感じにな

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営業や面接が怖いという人への処方箋

世の中では、営業や面接が怖いという人が結構いるようです。まあ僕も昔はその気があったような気がしますが、今では「遊びがてら営業や面接に行きたい」と思うほどになっています。 今回触れるのは、営業や面接が怖いという人に向けての克服法といったチンケな一般論ではありません。 細かなテクニックについては特に触れませんが、ただおそらく「営業や面接に行きたくなってしまう」という感じになってしまうはずです。 まあ「人に判断される」というのは恐怖を伴うものです。 しかしながら、社会、特に経済社会では、基本的に何かしら人に判断してもらわ

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君主論から考えるいじめへの対応と対策

生きる苦しみについて書いたりしたので、わかりやすい苦しみとしての「いじめられること」について考えてみましょう。 以前「なぜ、人をいじめてはいけないのか」で、善悪基準からいじめがいけない理由などについて考えてみてもほとんど無駄ですよというようなことを書いてみましたが、いじめが良いとか悪いとかそうした絶対的な善悪基準や倫理道徳云々はさておいて、自分が不当ないじめにでも遭ったら、それはもう苦しくて嫌であることは明白であり、その状態から脱することは本能的な恒常性として議論の余地無く対応していかねばなりません。 社会全体的な

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不安がもたらす安易な行動

不安がもたらす安易な行動ということで、不安が行動を促し、そうした情動が落ち着くとその行動を終えるという人と、安易な提案では満足できず矛盾を嫌う人たちについて書いていきます。 一時期女性向けウェブメディアのようなものが検索結果を汚染していた時期がありました。盗作のような形の転載が基本であり、安易な内容で不確実なものも数多くあり、信憑性の問題から一気に墜落しました。またそうしたものもちょろちょろ復活していくと思いますが、ここで考えてみたいのがなぜそうしたものに人が集まってくるのかという点です。 性差的に女性は男性よりも

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運営元の都合

インターネットを取り巻く環境は日進月歩で変化しており、数年単位で「運営元の都合」により、今までの全てが無に帰する場合もあれば、「忘れたいのに忘れられない」ということが起こったりします。 そういえば来年でGoogle+が廃止されるようです。今までに上げられた投稿の取扱がどうなるのかは知りませんが、もし完全に消えてしまうのなら、そこでの投稿、やり取りされた全てが無に帰するという感じになります。 SNS系に限らずですが、新しく生まれていったネット上のサービスは、それまでにあった「やり取りや記録のあり方」の代替手段となって

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魅力と期待・信用と相対基準

すごく単純なことなのですが、魅力は相対基準で決まります。あくまでそれを魅力だと判断する人の観念に沿って、魅力が魅力であると判断されるという感じです。もちろん本能レベルでの快・不快や「ちょうどいい」という基準もありますが、それらが複合されて魅力というものは判断されるということになります。 その魅力には、奥に期待や信用というものもあります。例えば、僕は遊び盛りの十代の女の子には魅力を感じさせることは難しいのではないでしょうか。 なぜなら、遊び盛りの十代の男の子たちと比較して、彼女たちを「楽しませる」という部分での期待を

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偏りに対する矯正の提案の一般化

プロダクトアウトに対するマーケットインや、減塩・炭水化物制限などなど、この世の中にはたくさんの提案がありますが、まずこれらは「ある偏りに対する矯正の提案」であることを捉えておくほうが賢明です。 ところが世の中では、何か必殺技があるかのように一つの方法論を一般化する傾向にあります。そしてそれはまた次の極端を呼び、物事をおかしくしていってしまうという感じになっています。 その全体像を把握することなく、自己都合等々に歪んだ認知のあり方のまま、一つのキーワード、フレーズ、「極端にモデル化された簡単な公式」だけを捉え、歪みの

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情報の整理と情報源

少し前からチョロチョロとブログ内を編集したりしています。まあ鋳直しというか情報の整理という感じになるでしょう。 文字として書き起こす手前にはまとまりとエネルギーがあり、それが言語として具体化されているということになっていますが、それが具体的情報として形なって、さらに配列されていくになると一種の僕の頭の中と同じような構造になってきます。 言語化される時にフィルターは通される形になりますが、概念が具体的な記述として形になり、それらが関連性を持って配置されていくので、まさに頭の中に近いような形になります。 情報源の浅さか

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合理化によって失われた分を何かで補う

合理化が進んだ分だけ何かが失われて、その失われた分は何かで補わなければバランスがおかしくなるということで、結局かけているコストの総量としてはあまり変化がないような気がしたりもします。 ということで、便利になってできた余白は何かに使わねばなりません。でないとただ愚化していくだけになってしまいます。 「求める結果を最短最小のエネルギーで手に入れる」という合理化自体は良いですが、ある部分を合理化することで、ある部分の能力が低下し退化していったり、また、別の側面で非合理となるという問題もどこかに潜んでいたりします。 省エネ

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テレビを見ない生活

もうかれこれテレビを見ない生活が十数年続いています。家にはもちろんテレビ自体がありませんし、今後も買うことはありません。ということで、自宅でテレビを見るというようなことは一生ないでしょう。 今年の台風で家のテレビのアンテナが吹き飛んでテレビがない生活ということを経験した人も結構いると聞きました。そしてアンテナを直そうにも、復旧工事が殺到していてなかなか順番が回ってこないという感じのようです。そしてさらに、まさにテレビ依存ということなのか、テレビのない生活に耐えられないということで、ひかりTVやケーブルTVを契約する

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生命保険等金融商品の不適正募集の背景や手口

今なおたまに生命保険をはじめとした金融商品の不適正募集が問題になることがあります。高齢者を狙った詐欺的な営業方法をはじめ、様々な抜け穴や解釈をもって強引に契約を結ばせようとする問題です。 こうした不適正募集、特に高齢者を狙った不正契約・不適切な営業活動は昔からちらほらありますが、その手口は押し売り等々一般に想像されるような形以外にもたくさんのパターンがあります。業法違反という意味での違法というレベルを超えて、犯罪の領域ですらあります。 現行の法制度などが関係しているのか、詐欺的営業にもかかわらず、不適正募集が発覚し

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自己犠牲の精神からの脱却

自己犠牲の精神からの脱却ということで「自己犠牲」について触れていきます。まず最初に自己犠牲は美徳でもなければ称賛されることでも何でもありません。そして「責任感」というようなものに翻弄されたりする必要もありません。 強迫観念のような自己犠牲を自分でも治したい、自己犠牲の状況にあるのは嫌だと思っていながら、いつまでも自己犠牲を受け入れてしまうという場合も当然ながらよくあります。 「頭ではわかっていても抜け出せない」という状況です。 あくまで文章による伝達なので全てのケースに対応できるかどうかはわかりませんが、可能な限り

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