カテゴリー別アーカイブ: music 音楽

music 音楽 楽曲や楽器など、音楽をテーマに

ひとりきりの贅沢

深夜作業中、ふとベランダに出たり、そこで大きく息を吸い込んだりすることは、まあまあ贅沢な気分になります。

夜も遅すぎてあんまり人のいない街を飲み物片手に歩きながら、あたりをぐるっと見回す時、ちょっとした贅沢な気分になります。

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年の瀬と友だち

別にゆっくりの曲が苦手なわけでもないということに改めて気づいたりします。 「大切にしたものだけが残る」 とすれば、なんだかんだで友だちが残るような気もします。 年の瀬に、友だちと夜の商店街を歩いたり、公園に行ったりするのが一番楽しいような気もします。 「寒いから、少し歩こう」 と、そんな感じが、一番自然です。 関連しているかもしれない記事です: ray 未だに大人にはなったのかどうかはわかりませんが、彼らの音を聞くといつでも少年に戻れる気がします。 どちらかというと、「周りは全て敵」みたいな中学生のような気分ではな

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力が抜ける季節

このシーズンは、力が入らない感じが続きます。 毎年毎年、こんな感覚です。 全般的に、これらの曲が分かるのはきっと同世代前後の方でしょう。このシーズンになるとふいに聴いたりします。 友だちと遊んでいて楽しいはずなのにその場はそれほど盛り上がらない。でも、振り返ってみると楽しかったなぁという感覚が残る感じです。 松本人志氏に「鬼のキーホルダー」と呼ばれてしまったAKIO氏。 懐かしさが残ります。 腹さえ壊れなければ、良い季節です。 頭の内側が痒かったりもしますが(多分軽い頭痛なのでしょう)、日々平穏です。 近年は腹が「

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春の兆しの鼓動

なぜか思い出したように、PE’ZのAkatsukiを聴きだして、聴き込むうちに案の定楡原氏がかっこよすぎて思わず新しいベース弦を買ってしまいました。 春の兆しの鼓動の如く、春の息吹の鼓動のごとく僕はポコポコとウキウキしてしまいました。 「そうか、今、自分はこんなベースラインを弾きたかったのか」 ということに気づきました。 聴きながら勝手に手が動いて通販サイトを覗いていた僕は「ウッドベースを買ってやろうか」とも思いましたが、「今のところはやめておこう」という折衷案で、ひとまずベース弦を新調するという程度に

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おばあちゃんとの思い出の曲

最近やたらとおばあちゃんの顔を思い出します。 理由は簡単で、最近スマートフォンを持ち始めた母が、母の幼なじみから生前のおばあちゃんの写真と動画を送ってもらい、母経由で僕のもとにやってきたからです。ということで、亡くなる数ヶ月前のおばあちゃんの姿を見ることになりました。 そして思い出したのは坂本九氏です。 おばあちゃんの家で暮らしていた時に一緒に聞いた、坂本九氏の歌声をかなりの頻度で思い出してしまいます。 ― 病中で、おばあちゃんの家で2ヶ月ほど暮らしていた19歳くらいの頃ですが、ある日、一緒に大型スーパーにでも買い

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シューベルト「魔王」について

シューベルト氏の「魔王」という曲は、父と子が森で魔王に出会い、子が魔王に誘われ、父は気づかずというような詩のあるような曲のようです。 一応作詞はゲーテ氏、というより詩の方が先にあり曲が後でついたという感じのようですが、中学校一年生の時、この曲がテストの問題として出されたことがあります。 どのようなシーンを思い浮かべますか? その時の問題が、テスト中にこの曲が流され「この曲を聞いてどんな感じがしますか?どのようなシーンを思い浮かべますか?」というようなものだったので、原作は無視して魔王というタイトルを元に思うままに書

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声の奥にある意味

先日コンビニに行ったときのことです。 ラーメンコーナーなどをぐるぐるしつつ、焼きそばでも買おうかなぁと思っていたところ、店内のスピーカーからファルセット、つまり裏声を多用、というより乱用するような歌声が飛び込んできました。 その瞬間に、多少のムキムキ感がありつつ、脇毛とスネ毛を剃ってタンクトップにハーフパンツの同性愛者が、声を利用し、喉で自慰に耽っているような絵が出てきたので、何も買わずに帰ることにしました。 勝手な感想ですが、 「文化系に侵食してくんな。生活に侵食してくるな」 と思ってしまいました。 裏声を出すと

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音の形状と分子構造

音には形があり、形をしっかり捉えられると楽曲はキレイにまとまります。 また形状や構造を捉えると「どうもフィーリングが合わないな」という共同演奏者同士の息の面も整ってきます。 昔指揮を担当していた時に次のようなことがありました。 四分の三拍子となっている8小節がどうも合わないということなので、息を合わせるためにどのように説明すべきかということを考えました。 その箇所は、スコア上の表記は3/4ですが、音符的な並びは6/8であり、かつ、小節ごとに3/4と6/8が交互に入れ替わるような感じでした。 さらに6/8に関しては、

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肩の力を抜いてあとふたこぎ

常日頃「そろそろ切り上げようかなぁ」と思ったときには「あと2つくらいだけ進めておく」という感じにしています。 まあできなくてもそこで切り上げてよし、2つくらい進めばかなり良し、1つだけでも結構いい感じ、ということになるので、だいたいそんな感覚で事を進めます。 何が1つの単位なのかは具体的には示しえませんがそんな感じです。 「激甘コーヒーでも飲んでからもうちょっと進めておくか」と思い、「その前に」と、外の空気を吸いに表に出ると、ちょっと眩しい夕暮れと爽やかな風が舞い込んできました。 「これはイージューライダーしかない

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ズレたずるむけ感とクラブゲッパ―

音楽を含め芸術や文化の分野においては、各々の人が持つ捉え方があり、感受性や総合的な視点のあり方などによって感想というものは千差万別になっています。 一般的な歌がつく楽曲に関しての感想も、楽器を演奏する人たちは各音について具に聴いていたりもしますが、全く無縁という人にとっては、歌詞が重要な要素として位置付けられていたりします。 しかしながら個人的にはやはり昔から楽器を触ってきたということもあってか、小学生の頃から歌詞に対する比重はあまり高くなく、全体像や各パートの音の方を重視して聴く癖があります。 そうした差異自体は

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初秋の風

初秋の風を感じると無性に桂坂の公園に行きたくなります。 できれば単車がいいですね。 ― 18歳くらいからこの季節には必ず消化器系が不調になり、体は痛いのですが爽快というよくわからない体調になります。  何だか体は痛くても…風が美しいこの時期を逃すものかと思い立ったものの単車仲間がつかまらず、誰かを後ろにでも乗せて旅立とうかと思った日。 「ポンポン山に行こう」 以前にコンビニで地図を参照しているときに目を引いたその名前だけを根拠に、意味なくその場所まで向かうことにしました。 桂坂の公園で一休み。 そんな夜がよく似合

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青い夜道をゆく

10年くらい前になりますが、ある時大阪市内で京都までの電車を逃し、 無理やり上本町で降りて夜の大阪を歩いたことがあります。 どうせ始発を待つのならということで、「梅田まで歩いてみよう」と思い、上本町から梅田まで夜道を歩きました。 「夜の向こうへ」がまだ世に出ていない頃の思い出ですが、その時に歩きながらビールを飲みつつthe band apartを聴いていたので、何となくその時のことを思い出してしまいます。 確かamplified my signなんかを聴いていたと思います。 先日背中にカナブンが乗ってきたことからD

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極めつけのまとまり

結構な頻度で旅のお供に持っていく曲「自由へ道連れ」ですが、改めて聴いてみると極めつけのまとまり感があり、奏者たちの技量がモノを言う感じがするなぁと思ったりします。 技量が追いついていない場合、安いグルーヴになるという意味で、コピーするのが難しい曲だと思います。 各パートをコピーすることはできても、バンド単位でまとまることは極めて技量がいるという感じです。 そういった極めつけのまとまり感を感じると、かつて観たシャガールの絵を思い出したりします。 ベージュの全体の中に三原色が置いてあって、普通ならそれらはっきりした色は

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Sleep

かなり個人的な感覚ですが、雨の日に山盛りの本を目の前に積んで読み耽るような日にぴったりな曲です。 20代の時、特にやることもなく、外も雨で一人時間を満喫したい時によく読書のお供にsurvival of fattestを聴いていました。 その中の5曲目がこちらLagwagonのSleep。 お供と言いながらも聴きながら読むことはなく、聴いて読んで寝てまた聴くという感じです。 なので雨の日にこの曲を聴くと当時の感覚が蘇り、ひとまず読書に耽ったりしてしまいます。 独りの贅沢 特に人と一緒にいたいともいたくないとも思いませ

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休養と体調と楽器

しばらく休養に徹していた、と思いきやそこそこ忙しかったので休まる暇もなくという感じでした。目の疲れはどんどん取れてきているので、大丈夫そうです。 ここしばらくは、若干忙しい上に病院での検査等々があったので、さらに自由時間は奪われるような感じでした。 そんな中休養というと、寝るのが基本になりますが、よく眠るためにはやはり体を動かしたほうがいいので、軽く運動したりしていました。 光を発するディスプレイを見る時間を減らすのが一番だということで、まだマシだろうということで漫画を買ったり、ベースを弾いたりしていましたが、やは

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透明感への没入

僕は透明感に惹かれる時があります。 そして元々視覚よりも聴覚優位なのか、声に惹かれる部分があり、透明感のある声に多大なる魅力を感じたりします。 My Little Loverには透き通った風を、Coccoには海洋深層水のような透明感を感じます。 「風と水の名において解き放て」 といった感じで、全身の毛穴が透明とつながるようなそんな気がしてしまいます。 声で世界が透明になった日 結構前になりますが、以前勤め人の頃、仕事終わりに同僚に声をかけられ、 「そこにMy Little Lover来てるで」 と言われました。 新

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fender usa precision bass 1998

相棒プレシジョンベースとの20年

今年で我が相棒フェンダープレシジョンベースを手にとって20年になります。二代目なので、その前からベースを弾いていましたが、初代はお下がりの貰い物だったので、100%のマイベースではありませんでした。 新品のまま我が家に来たベースはこのプレベのみ。ということで100%僕専用であり、相棒としてこの20年間を共に過ごしてきたことになります。 中学校卒業祝いにと買ってもらったものなので、手に取ったのはまさに今頃です。 ― 昔から物を買い換えるのは嫌いで、一つのものをずっと使うという方が性に合っています。 たくさんのものを経

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Eric.Wで蘇る思い出

10代の時にバンドメンバーと耳コピしたthe band apartの「Eric.W」が凄まじく公開されていて当時の思い出が蘇ってきました。 イコライザーを調整したり、ヘッドフォンを持ってきたりいろいろとしながら、ギタリストとああでもないこうでもないとつぶやきながら何時間も耳コピした良き思い出です。 各パートごとにそれぞれ耳コピした後、違うパートのみんなが不完全部分をツッコむという感じでした。 ある程度耳コピが完了した後にみんなでスタジオで演奏してみた時の感動が蘇ってきます。コピーにもかかわらず、メンバー以外の誰もが

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夢現にやってきたカラヤン

年末ということでもうすぐ第九が流れたりする時期になりました。 年末の大詰めのこの時期ですが、昨日変な時間に目が覚めて、ウトウトしていました。最近はそんな時にはたいていベートーヴェンを聴くことにしています。 早朝に聴くと吐き気がするか、至高の時間になるかという感じで程よく異次元感を味わえるという感じです。こうした払暁のベートーヴェンはカラヤンと決めています。 「Ludwig van Beethovenがくれる勇気」で埋め込んでいたベートーヴェンは、ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)

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Ludwig van Beethovenがくれる勇気

僕が最も好きな音楽家の一人として、ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)がいます。 不器用ながら器用、そして器用ながら不器用で、絹のような旋律よりもデニム生地のような、それでいてしっかりとなめらかな「縦にバンバンバン」とやる感じが、玉サブローのようで好きです。 最近、ベートーヴェンの楽曲と合わせて、手塚治虫氏の「ルードウィヒ・B」に出てきた「一つのモチーフをどこまで展開できるか」というような感じのことに背中を押されたような気分がしています。 思えばベートーヴェンには何度も背中を押されたような経験

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春の感傷

今日はいきなり泣いて目が覚めました。 自分でもよくわかりませんが、春の影響からか無意識が暴走するようなことがよく起こっています。 先日は急に台所で意識がおかしくなり、瞳孔が開きっぱなしになったりしました。 そして今日はなぜか夢の中に強いリアリティを感じ、起きたら涙でいっぱいになっていたという感じです。 how are you? 〜 ささやかな 昨夜、SUPER BEAVERの 「how are you?」〜「ささやかな」を聴いてから寝たのですが、本日仕事の訪問先が「バンドの最期(孤独な人たちの嫉妬)」を迎えた大学の

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the pillowsが放り込んできた球根が咲かせた花

そう言えば、先日SYNCHRONIZED ROCKERSを少し編集していて、引用していたMr.Children桜井氏のメッセージを読み返していると「pillowsが放り込んできた球根」というフレーズがありました。その球根はもちろん僕にも放り込まれてきていて、それが咲かせた花は、本ブログにも表れています。 もちろんthe pillowsだけを思って作ったわけでもないのですが、確実にフレーズに表れています。 誰か気づいた人いるかなぁ。 それにしても改めて「Kim Deal」を聴いてみると、やっぱりこの曲なんだろうなぁと

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ゆるい仕事

初めてのお客さんからの難題案件を即日で対応したり、出し忘れていた書類を片付けたり、経理担当並みに数字を処理したりと、今日一日はすごく活発に動いたはずですが、なぜかいつもより断然体が楽で、全く疲れた感じがしません。 するとふとイージュー★ライダーが頭の中から流れてきました。 ということで奥田民生氏のイージュー★ライダーを久しぶりに聴いてみたところ、中学生の時の同級生で当時唯一凄腕だったギタリストのN君が、普段はB’zやイングウェイを弾いているにも関わらず、「なあ、イージュー★ライダーやらへん?」とコピーを

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十七歳の地図

僕は1983年12月生まれです。 で、面白いのが、尾崎豊氏のデビューアルバム「十七歳の地図」が出たのが、1983年12月です。日までは同じじゃないですけどね。 僕が17歳の時、十七歳の地図も17歳です。 そして、それから17年経ったのが今日です。 で、2017年だったりします。 と、たったそれだけのことですが、数奇なものだなぁと。 ― これだけはっきり包み隠さずまっすぐに曲を作る人がまた現れたらいいですね。 改めて聴くと、そのメッセージのエッセンスは原始仏教的な経典のようです。 「すごい」の一言です。 関連している

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閃光少女

閃光少女

一眼を持つ手があどけない。 一目見た瞬間に「これだ」と思った。 閃光少女だ。 ― 肩で息をしたい。 だから、 一枚でいいから彼女を撮りたい。 が、 仕事柄、毎日人とたくさん話しているせいか、「休みの時くらい話したくない」という病がなかなか治らないので、思わず帰って閃光少女を弾いてしまう。 ついでに透明人間も弾いてしまう。 再び坊主にしました。 (2011年06月13日01:09) 関連しているかもしれない記事です: ハイブリッド レインボウ 虹を見るとすごく晴れやかな気分になります。 たまに家の表の水道のホースの先

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