休養と体調と楽器

しばらく休養に徹していた、と思いきやそこそこ忙しかったので休まる暇もなくという感じでした。目の疲れはどんどん取れてきているので、大丈夫そうです。

ここしばらくは、若干忙しい上に病院での検査等々があったので、さらに自由時間は奪われるような感じでした。

そんな中休養というと、寝るのが基本になりますが、よく眠るためにはやはり体を動かしたほうがいいので、軽く運動したりしていました。

光を発するディスプレイを見る時間を減らすのが一番だということで、まだマシだろうということで漫画を買ったり、ベースを弾いたりしていましたが、やはり楽器を弾くと体調が良くなるということを実感しました。

鬱陶しい外界を掻き消せ

まあ十代の頃から楽器を弾いたり単車に乗ったりと、そんな感じで過ごしていますが、よく考えるとそれらには結構共通点があります。

ひとつは、一人の世界でありながら、他にもたれかかることなく友達と一緒に楽しめるという感じです。そしてもう一つは、鬱陶しい外界を掻き消すという要素があるという点です。

ただ、考えてみると、どちらも大人になってお金を持ち出すとやれヴィンテージだとかスペックがどうのこうのを語るような世界になりがちです。

ベース等々の楽器で言えば、音の質へのこだわりとして、一つの要素としては追求してもいい領域ではありますが、十代の時にはそんな要素は数%くらいしか議題上がらず、テクニックすらも二番手くらいで、一番は鳴らす音自体とかプレイヤーのプレイヤーとしてのかっこよさだったような感じがします。

そうしたお金で買えないかっこよさが欲しくてと言う部分と、鬱陶しい外界を掻き消すという要素が大半の要素としてあったと思います。

そういうわけなので、ここしばらくは実力を出し惜しみされていたベースアンプやパワーアンプにフル稼働してもらいました。

爆音で弾くと体調が整う

そんな感じで爆音でベースを弾いたりしていたのですが、やはり右手と左手の息が合ってくるに伴い体調がどんどん良くなってくることを実感しました。

もちろん細かな単位での話になりますが、やはり体調が悪い時、意識に乱れがある時は、ほんの少しだけ右と左のタイミングがズレます。まあ右脳と左脳がうまく連携できていないという感じなのでしょう。それと合わせて楽曲を鳴らしながら弾く時には、その音と自分が出す音が若干ズレます。本当に少しの差ですが、「ハマっていない」という感じです。

でも弾けば弾くほど調子が良くなってきます。

汗だくになる頃には結構爽快です。

何より音楽は聴くより演奏する方が100倍とまではいかないかもしれませんが10倍くらいは楽しいと思っています。

「『楽器』とはまたまた大それた単語だなぁ」と思いつつも、その名の通りだなぁと思ったりします。

ひとつは指を通じて頭が整うということ、そしてもうひとつは、鬱陶しい外界を掻き消すことによって、社会に触れることによってもたらされた「鬱屈した精神」を正しい自己評価と一致させていくという点になるのでしょう。

Category:music 音楽

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