胡散臭いコンサルの次はポンコツなコンサル

考えてみれば6月に入ってまだ一度も書いていませんでした。

いろいろな人と会う機会が多かったので、外出が多く、なかなか更新できませんでした。

さて、久しぶりに胡散臭いコンサルについて、そしてその次に現れたポンコツなコンサルについて触れていきましょう。

胡散臭いコンサルとは、ドラッカーとかランチェスター、下手をするともっとオカルト的な本に影響を受けて、その勉強した内容を「何とかお金に変えたい」と思っている人たちです。

勤め人にはその手の話も通じるのかもしれませんが、たいてい社長連中の前でその手の話をしたときには、ほとんど相手にされていないのが実情です。

そのタイプの人達には散々会ってきましたが、世代的な影響でしょうか、最近の若い人たちの中にはそれに輪をかけたようなポンコツな自称コンサルタントがちらほら出現してきました。

自称コンサルタントの典型などについては、「勇ましい人の最後の論拠」で触れていますが、今回は胡散臭いコンサルタント、ポンコツなコンサルタントについて続編的に書いていきます。

コンサルタントの仕事

コンサルタントの仕事は、相手には見えていないポイントから俯瞰して問題点を発見したり、それに対する解決策を提示するような仕事です。

言葉を変えれば、相手より抽象度の高い地点から相手の状況を分析して問題点を洗い出すということをしています。

習い事でもなんでもいいのですが、教える側は教えられる側よりも、様々角度から対象を理解している必要があります。

簡単にいえばコンサルティングをするのであれば、相手よりも抽象度の高い地点から全体を見渡せる能力が必要になります。

そして、その高い地点から俯瞰する能力を得るためには、それに関連した様々な要素をたくさん理解している必要があります。

ある対象を極めていれば、習っている人がミスをしても、どこでどういうふうに躓いたのかがわかるはずです。

経営が傾くにも様々な要因が考えられます。

売上が落ち込んだからといって、その理由は一つだけではないはずです。

そして様々な要因の中で、重要度の高いものから解決していく、それもコストなどを考えながら、ということがコンサルの仕事です。

一応専門分野に分かれてそれぞれコンサルがいますが、もっとも胡散臭いのが「経営コンサルタント」です。

財務にも強いです、といっても税理士や公認会計士より強いのならば、既にそれも資格として持っているでしょう。

しかしそれもなく、試験に落ちたからといって「経営コンサルタント」として、何とか食おうという人たちがいます。

胡散臭いコンサル・ポンコツコンサルの末路

今までであった中で、胡散臭いコンサルをしていた人の末路もたくさん見てきました。

大企業に務めていた時に何度か成功事例があったことで自信がつき、独立して専門分野のコンサルタントとして独立したような人でも、やはり大企業と中小企業では方法論が異なります。

ましてや地域の零細企業相手ならば、大企業での方法論がそのまま通じることもありません。

大は小を兼ねるとは言いますが、それは企業経営には当てはまりません。

そういったコンサルたちは、どこかで中小零細企業を軽視しているフシがあります。

勤め人として大企業で成功し、それに経営学を学んだら輪がかかるだろうと思っているのかもしれませんが、そんなことを勉強するより、商店街のおっちゃんにでも教えを乞うほうがよっぽど理にかなっています。

彼らが大好きな分野

おおむね彼らには特徴があります。

それは自己啓発のような企業理念をあまりに重要視していたり、モノの売り方は知らないのに「財務」とか「経費削減」とかそういったモノに惹かれる傾向です。

確かに大きな組織であれば1%の経費削減であっても、額が大きいので意味があることですが、例えば一人親方の会社で、1%の経費削減に目くじらを立てて時間を費やすくらいなら、仕事の一つでもこなしたほうが、より高い利益が生み出されます。

そこに高いコンサル料を支払ったとしたら、削減した数字よりもコンサル料の方が高くなることも考えられます。

ある程度の規模になったら、それはそれで顧問税理士などがいますから、そのような人の出る幕はありません。

大企業ならば、財務担当を一人増やすよりも安くなることもあるでしょう。

しかし地方の零細企業相手にそんなことを提案しても、それでは元が取れないことくらい企業を経営している人ならばわかるはずです。

しかしながら、それでもそんな胡散臭いコンサル・ポンコツコンサルにハマってしまう人がいます。

ポンコツコンサルにハマってしまう人たち

ひとつは、その自己啓発のようなお話に陶酔してしまうというパターンです。

実際に知り合いにそんな人がいました。

1回1日30万くらいぼったくるようなコンサルにハマって、今ではその人の下僕のように、そのコンサルのセミナーの告知などに奔走しています。

それはまるで新興宗教にハマった人のようでした。

で、何をコンサルしているかというと、「勝ちのパターンを見つけよう」とか「あなたの強み発見セミナー」とか、そういうことです。

コンサルといえるのかどうかも疑わしい。

でも、完全に信者となって、盲信されています。

もうひとつのパターンは、二代目など、右も左もわからずに社長になってしまった人が、文字通り右も左も分からないので、言われるがままにお金をむしりとられているパターンです。

先代が遺した仕組みのおかげで、ある程度会社に現金の流れはあるので、お金に困ってはいないのですが、「先代を超えねばならない」みたいなプレッシャーとかで、依存する人を探した結果コンサルの餌食に成っているパターンです。

その人が成長すればいずれ気付くとは思うのですが、ひとまずはじめのうちは頼りきってしまうような傾向が見受けられます。

起業家タイプと依存タイプ

僕達創業者である起業家のタイプの人は自分で選んだ生き方みたいな感じですが、彼らの場合は、なぜかいきなりなってしまったパターンです。

といっても、元から依存体質です。

自分の仕事を親に世話になろうと思ったことはありません。

社長仲間もそんな人がほとんどです。むしろタイプ別で仲良くなる人のパターンはそれぞれ決まるでしょうから、僕達創業組は創業組で固まっています。

依存体質の人は、「人に決めてもらうこと」が快適なゾーンに設定されています。

極論を言えば、いくら実家が老舗でも、東京にでも行って自分のしたいことをすればいいはずなのですが、実は「自分のしたいこと」を見つけるのは結構難しかったりします。

幼い時からそういう癖がついてないと、いきなり大人になって冒険に出るということはほどんど起こりません。

男性であれば○玉の影響もあると思いますが、フリープランの一人旅に出るタイプであれば、「自分のしたいことを見つける」癖がついています。

毎週両親とイオンモールに行っているタイプがいきなり「自分のしたいこと」などなかなか見つけられません。「行き先を決めてもらうことが快適」と設定されているからです。

「ある枠組みの中で自由に選択する」

ということと

「その枠組自体を自由に選択する」

では、抽象度が異なります。

ポンコツコンサル

少し話がそれましたが、ポンコツコンサルです。

胡散臭いコンサルは、胡散臭いセミナーを開く程度ですが、ポンコツコンサルは、そういった依存体質の二代目などを餌食にします。

そんなことは二の次三の次、といった事柄を再優先して、お金を取っていきます。

例えば、企業のキャッチフレーズの設定で数十万といった具合です。

大企業ならばCMとかもありますからいいですが、例えば資本金300万円の会社ではその現金の流出に対しておそらく元が取れません。

ちなみに知人の税理士に聞いたのですが、二代目だけでなく、居酒屋などの「お店」を開く人の大半が、親のお金でやっているそうです。

それはそうでしょう。

たとえば20代そこそこの人が、初期投資で1000万以上かかるようなお店を開くために、そんな現金をいきなり持っているわけがありません。もちろん銀行も貸してくれません。貸してくれても親に連帯保証が付いているはずです。

もちろん仲間内で出し合って、とか前にいたお店のひとの出資や融資で、というパターンもありますが、大半のケースで、運転資金まで含めた現金を集めたり融資を引っぱるなどほとんど不可能です。

というか、僕ならばそんなハイリスクな事業はやりません。

お金を扱う仕事をしていましたから、なんとなく「やめておこう」と考えていました。

依存体質と消費行動

そうして、始めた自称「起業家」は、依存体質です。他人から融資を引っぱれるほどならば別ですが、そのタイプは、消費者で依存体質です。

仕事を親に買ってもらっただけですから。

まあそれはそれでいいのですが、そのタイプはポンコツコンサルの餌食になります。

50万円だったら50万円の重みがよくわかっていないからです。

それは元の事業自体が「消費」であり、リターンを意識する投資的な意味合いが少ないからです。

50万円だったら、どうやってそれを100万円にするか、その意識がないとただの消費です。

そう考えると、そんなポンコツコンサルに払うお金はないはずです。

と、思うのですがいかがでしょう?

それでも需要と供給があるのだから、社会は面白いと思っています。

こうした胡散臭いコンサルタントやポンコツなコンサルタントを超越した、「洗脳系自己啓発コンサルタント」と実際に会い、その洗脳された様を確認してきましたので、そうした自称経営コンサルタントについては、「洗脳系自己啓発コンサルタントの実態」をご参照ください。


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