タグ別アーカイブ: 社会

社会全般について

国家をできるだけ少なく!

われわれの時代は、経済について語るだけ、一個の浪費者である。それは最も貴重なものすなわち精神を浪費する。 曙光 179 文末 ある時から、消費が自分を高めてくれることには限界があることに気づきました。 つまり物やサービスを消費することで得られる面には限界があり、それらが自分を満たしてくれる程度には限界があるのだということをです。 そし

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灯油販売車

爆音の灯油販売車を撃退する

冬ということで、皆さんの地域ではどうなのかわかりませんが、まあたいていの地域では灯油の携行販売車が、大きな音楽と宣伝文句を流しながら街を爆音の嵐で包んでいるかと思います。 この爆音の灯油販売車は撃退することができます。少なくとも京都府内ならばできます。 なぜなら条例違反だからです。 ではまずあのうるさい灯油販売車の爆音の宣伝音が違反で

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日々使い古される人々

この若者たちには、人格も、才能も、勤勉さも不足していない。しかし彼らには、自分自身に或る方針を与える時間が決して許されなかった。むしろ彼らは、幼児から或る方針を受け取るように習慣づけられた。彼らが「荒野に送られる」に足りるほど成熟したその頃、幾分違った扱いがなされた。― 彼らは利用された。彼らから自分自身が奪い取られた。彼らは日々使い

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自由精神の背教者

一体敬虔で信心堅固な人間に対して嫌悪の情を抱いた者があろうか?むしろわれわれは静かな尊敬の念を抱いて彼らを注視し、このすぐれた人間たちはわれわれと共通の感じをもたないという遺憾の念は抱くけれども、彼らのことを喜びはしないか?しかし、かつてあらゆる精神の自由をもっていたのに、結局は「信心深く」なった人に対する、あの深刻で、突発的で、理由

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近江商人と情報操作

これは勝手な推測や感覚なのですが、雑記程度に「近江商人」について触れていきます。端的には「近江商人」の売り手よし買い手よし世間よしという「三方よし」は情報操作なのではないか、と思ってしまうという点です。 商人といえば、近江商人、伊勢商人、なにわ商人などなど有名な商人文化があり、その中でも近江商人は結構有名で、その中心的ポリシーは「三方

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ゆるキャラとフジファブリック

この茜色の夕日は、いつ見ても何度観てもいいなあ。すごくいいなぁと思います。頭文字Dのおかげで縁も所縁もなかった群馬県と縁ができるように、フジファブリックのおかげで縁も所縁もない山梨県に興味が湧きます。 奥に心のこもった何かがあると、それはずっと誰かと誰か、何かと何かを繋いでいくのでしょう。 この動画を観て何も感じない人とは、おそらく友

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勿体ぶった振る舞いをしない

われわれが自分の利益になるためにすることは、他人からもわれわれ自身からも道徳的讃辞を受ける筋合いのものではない。われわれが自分を喜ばせるためにすることも、同じくその筋合いのものではない。 曙光 508 前半 まあ面白いもので、自分の利益になるためにすることとか、自分を喜ばせるためにすること、というのは、それ単体ではないことがほとんどだ

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リズムネタとポッキー理論

僕は昔からリズムネタが嫌いです。 ネタが安易で寒いということもありますが、メロディなどが聞いていられないくらい寒い。 だから嫌いです。 なんだか少し前にもてはやされた「なんとか太郎」がよくyoutubeでおすすめ的な感じで出されますが、絶対にクリックしません。 でも、一度だけ、どこかの店でたまたまついていたテレビに映り、嫌でも見せられ

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多くの誤認の理由

増加してゆく神経の力にもとづく道徳は、朗らかで落ち着きがない。減退してゆく神経の力にもとづく道徳は ―すなわち夕暮れや、病人や、老人の場合 ―苦しみ、和らぎ、傍観的であり、憂鬱であり、それどころか陰鬱であることも珍しくない。 曙光 368 前半 先日、生命保険の無面接募集契約の無効についてお伝えしましたが、難なく無効が決定しました。

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虚栄心

虚栄心とは、独創的だと思われることに対する恐怖心である。それ故に誇りの欠如である。しかし必ずしも独創性の欠如というわけではない。 曙光 365 久しぶりの曙光です。 ニーチェによると虚栄心とは、独創的だと思われることに対する恐怖心=「誇りの欠如」ということになっているようです。 虚栄心(きょえいしん)は、いわゆる見栄をはり、自尊心を高

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無面接募集の生命保険契約を無効にする

ご無沙汰しております。bossuです。 考えてみれば、「お金に関すること」カテゴリーの投稿は人気(?)にもかかわらず、最終投稿は1年半以上前になります。 まあそれほどお金に関心がなくなってきているのでしょう。でも一応元プロなので、ちょうど今あったばかりのトラブル、「無面接募集の生命保険契約を無効にする」ということについて、覚書程度に書

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「話題」は暇な人の消費対象

昔トリビアでやっていたのですが、群れから外れた狼に狼の鳴き声で声をかけ、返ってきた鳴き声をバウリンガルで解析したら 「ボクは何をしたらいい?」 と言っていたことに感慨深さを感じています。 ご無沙汰しております。bossuです。 仕事に追われているわけではありませんが、自発的にブーストをかけています。フェイスブックのハッシュタグをいい加

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環境の選択

威厳を保って沈黙することもできず、高級なことを打ち明けることもできないので、われわれの不平や要求やわれわれの窮境全体の話などを知らせるより外には道のないような環境で生活することは避けた方がよい。その際われわれは自分で不満を覚え、この環境に不満を感じる。 曙光 364 前半 よく「この環境からは逃れられない」という類のことをいう人がいま

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よいものすべてに必要な乾燥

どんなに新しいよい作品でも、その時代の湿った空気に触れている限り、― それはさらに、市場や、敵や、最新の意見などの匂いを、明日をも知れぬ無常なすべてを、いたく身につけているからこそ― その最小の価値しか所有しないということを、諸君は気づかれなかったのか?あとになると作品は乾燥し、その「時代性」は死滅する。 曙光 506 中腹 湿度が高

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実際家たち

われわれ思索者たちは、あらゆる事物の美味をまず確認し、必要なときにはそれを決定しなければならない。実際家の人たちは、結局それをわれわれから受け取るのである。彼らのわれわれへの依存は信じられないほど大きい。 曙光 505 前半 「実際家」という言葉をはじめて使うことになりました。 意味がわかるようなわからないような言葉ですね。 さて、久

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孤独を学ぶ

おお、諸君世界政策の大都会に住むあわれなやつよ。諸君若くして才能に恵まれ、名誉心に苦しめられている人々よ。諸君は、あらゆる出来事に― いつも何かしら起こるのだが― 一言するのを義務と心得ている! 曙光 177 前半 また少し久しぶりになってしまいました、曙光です。 引用にも出てきていますが、コメントしたがる奴って何なんでしょうね。 「

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胡散臭いコンサルの次はポンコツなコンサル

考えてみれば6月に入ってまだ一度も書いていませんでした。 いろいろな人と会う機会が多かったので、外出が多く、なかなか更新できませんでした。 さて、久しぶりに胡散臭いコンサルについて、そしてその次に現れたポンコツなコンサルについて触れていきましょう。 経営コンサルタントを代表としてコンサルタントという職業は胡散臭いという印象があります。

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商人文化の根本思想

個人的な競争が古代ギリシア人にとって精髄であり、戦争や、勝利や法がローマ人にとって精髄であったのと同じように、商業が精髄である社会の文化が成立しつつあるのを、われわれは今日幾重にも見る。商人は一切ものを作ることなしに評価し、しかも彼自身の個人的な需要に応じてではなく、消費者の需要に応じて評価することを心得ている。「誰がどれだけこれを消

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和解させる

一体哲学の課題は、子供が学んだものと大人が認識したものとを和解させることであるだろうか?青年たちは子供と大人との中間にあり、中間の欲望をもっているから、哲学はまさしく青年たちの課題であるだろうか?哲学者たちが現在どんな年齢で哲学の構想を抱く習慣であるかを考えると、― それは、信仰には遅すぎ、知識にはまだ早すぎる年齢年齢なのであるが― 

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コミュニティで何とかなると思っている人たち

「コミュニティで何とかなると思っている人たち」ということで、世の中には群れていれば何とかなると思っている人たちがいます。群れて人がたくさんいればどうにかなると思っていて、自分の頭で考えることもなく人に反応しているだけで、結局相互依存状態になって破綻するということが見えないという感じになっています。 コミュニティの中にいることに安心し、

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「道。」

いわゆる「近道」は、いつも人類を大きな危険に導いた。そのような近道が見つかった、という福音に接すると、人類はいつも自分の道を離れ― そして道を失う。 曙光 55 毎度のことながら「道」という言葉を見るとどうも松下幸之助氏を思い出してしまいそうになりますが、それはさておきましょう。 ただひとつの道 昔からよく「近道を選ぶとえらい目になる

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商業社会の道徳的流行

現在の道徳的流行の原則― 「道徳的な行為とは、他人に対する同情心の行為である」― の背後に、恐怖心という社会的な衝動が支配するのを、私は見てとる。 曙光 174 序 某産業団体の「裏役員(決して怪しい存在ではありません)」をしているため、先日、自己啓発に洗脳された人から、当該師匠をセミナー講師として、起用して欲しいという説得をされまし

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勇ましい人の最後の論拠

そろそろ一回胡散臭い「自称コンサルタント」について書こうと思いましたので、そろそろそんな人たちのことについて書いていきましょう。 最近は出張が多く、様々な企業とやり取りするようなことが多くなり、特にほとんど「コンサルタント」に近いような仕事の形態の比率も上がってきました。 しかしながら世の中には自己啓発に感化されただけの「自称コンサル

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黄金と飢餓

彼が触れるすべてのものを黄金に変えるような人間が、時折いるものだ。ある日彼は、彼自身そのもののために餓死しなければならないことを発見するであろう。 曙光 486 前半 最近またよくいろいろなところから会社宛にDMが届くようになりました。 創業時も、法人の登記を見てたくさんの事業者が勝手に送りつけてきますが、会社が継続しているということ

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苦しみへの勇気

われわれは現在のままの状態で、かなり多くの不快に耐えることができる。われわれの胃はこの重たい食物に適している。ことによるとわれわれはそれがないなら人生の食事には味がないと思うかもしれない。苦痛へのよい意志がないなら、われわれはあまりにも多くの喜びを逸するにちがいないであろう! 曙光 354 「いままで一度も、特に歓喜というものを味わっ

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さけがたい

諸君に好意を寄せないものは、諸君が何を体験しようと、その体験の中から諸君を腐す機会を見つける!諸君が心情と認識の最も深い革命を経験し、ようやく快方に向かう病人のように切ない微笑を湛えて、自由と明るい静寂の中へ行き着いたとしても― 曙光 480 前半 どんな人がどんなことを言おうと、おそらくどう転んでも非難というものはやって来ます。それ

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良心的な人々の悪用

つい先日喫茶店に行った時のことです。何やら思想団体のような団体が、デモ行進について会議をしていました。といっても若い人たちです。京都といえば昔からその気が多いのですが、やはり例に漏れず群れたいだけのB層でした。 耳を欹ててみると、「デモ行進中の差し入れに感動した」ということを女性が語っていました。しかしながら、自分たちの代弁者である思

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労働の讃美者

「労働」が称賛され「労働の祝福」について倦まず語られる場合、私は公益的であって個人的でない行為が賞讃される時と同じ底意を見てとる。あらゆる個人的なものに対する恐怖という底意を。 曙光 173 前半 労働自体がよく賞賛されることがありますが、そうした労働を含め、社会的な物事においては、個人的な利益よりも公益のほうが賞賛される傾向にありま

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新しい魂の医者はどこにいるのか?

慰めという薬は、それによって人生が、現在人々が信じているあの苦しみにみちた根本的な性格をはじめて手に入れるようになったものであった。人間の最もひどい病気は、彼らが病気にうち勝つことから生じた。 曙光 52 前半 今まで一度も入院はしたことがないのですが、ちょくちょく身体がおかしくなることがよくありました。 特に胃腸です。毎年このシーズ

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重くなる

諸君は彼を知らないのだ。彼は多くの錘(おもり)を身体に吊るすことができる。しかし彼はそれらをみんな一緒に高く持ち上げる。そこで諸君は、諸君の小さな羽ばたきに応じて、彼はこれらの錘を身体に吊るしているのだから下に留まりたいのだ!と結論する。 曙光 475 ニーチェはたまにこういった曖昧で対象を名指しせずにつぶやいたりするので文学的だと言

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