タグ別アーカイブ: 思い出

私的な思い出

陰風に眼くらみて

人は主に視覚情報を頼りに外界を判断していると言われたりもしますが、もちろん聴覚や嗅覚、味覚、触覚なども頼りにしていたりします。 視覚の比重が高いからこそ動画や画像を見て美しいものであると捉えたりもしているのでしょうが、実際に実物はそれにニオイというものも要素として加わってくるわけです。 たいていの場合「ニオイ」というと、良い匂いによる加点よりも臭さによる減点の方が大きい感じになっています。 という中、動画などにおいては視覚と聴覚の情報はやってきても嗅覚情報はやってきません。だからこそ実際よりも美しく感じてしまったり

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軒守る犬の吼ゆる声

小型犬が多くなったということが関係しているのか、最近では番犬として家の外にいる犬を見かけることが減ったような気がします。 しかしながら、かつて番犬というものは至るところにいて、かなりの頻度で吠えられた記憶があります。 基本的には動物とは仲が良いのですが、小学生の頃に犬に靴を奪われてからというもの、中学生の時くらいまでは犬が苦手で仕方ありませんでした(韋駄天が一目散)。 苦手で仕方がない割に、雄犬にはよく好かれ、通学路で抱きつかれ腰を振られることもしばしばでした。 確か小学校低学年くらいの時ですが、集団登校中、なぜか

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待ちつる人は来らず

この世界においては、自然的な確率が渦巻いている中、常に可能性は重なり合っていて、純粋に意図した瞬間に確定してしまうという感じになっています。 それは自ら意志を確定し能動的となるという場合もありますが、表面的に自らが働きかけなくても起こってしまうという格好になっていることもよくあります。 そんな感じで、再会を望みつつも「待っていても来ない」という場合もありながら、逆に「待ってもいないのに来てしまう」という場合もよくあります。 いつかまた巡りあってしまう人たち 「久しく会っていないなぁ」と思っていた友人がいました。「ど

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嚢をかたぶけて酒飯の設をす

高校生くらいの時の話ですが、友人宅に行くと、その友人の友人がそのまた友人を連れてやってくるという感じになりました。まあそのくらいの年齢の頃にはありがちです。 その友達の友達の友達くらいの人をひとまずAさんと呼ぶことにしましょう。ちなみに女子です。 どのような経緯があったのかはわかりませんが、Aさんは最近学校を辞めており、どこかの機械工場に勤めているという感じだったようです。 それはそれでいいのですが、Aさんは友達と一緒に僕の友人宅までやってきました。 人数分のドリンクを持ってきてくれたという何とも粋な感じでした。僕

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燕の巣立ち

燕の巣立ち

燕の巣立ちということで、ちょうど巣立った瞬間のツバメのひなちゃんに会ったのでご紹介します。 燕は外敵から身を守るためということなのか、人が行き来する場所に巣を作る習性があります。 厩舎にたくさんの燕の巣があり、厩舎ガイドツアー中も親燕たちが飛び交う感じでした。 見上げると燕の巣に五羽のひなちゃん。   と、その時、一羽のツバメのヒナちゃんが飛び立ちました。 初めてのフライトでまだうまく飛べなかったのか、壁際に落ちるように止まりました。 片羽が壁に引っかかるようになっています。 巣を見るとやはり四羽になって

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大山乗馬センター 厩舎ガイドツアー&ふれあいでむにゃむにゃ

大山乗馬センター 厩舎ガイドツアー&ふれあいでむにゃむにゃ

昨年夏、そして今年の2月に厩舎ガイドツアーで厩舎内見学をさせていただきましたが、もちろん今回もおやつを片手に厩舎ガイドツアーです。そしてその後、前回のブラッシングを思い出し、パウダースノーやディアマーベルなどをなでなでしました。 大山乗馬センター 厩舎ガイドツアー &場内の動物たち(2019年7月) 大山乗馬センター 厩務員体験&厩舎ガイドツアー(2020年2月) 厩舎ガイドツアー やあ君はスカちゃんじゃないか。 戻るとアイソトープがいました。 そしてマリアンデールも。 何だか君、冬よりも毛が明るいなぁ。 ふれあい

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ハフリンガーと行く森の小道

大山乗馬センター ハフリンガーと行く森の小道

大山乗馬センター内ナンバーワンの食いしん坊、ハフリンガーの福くん。昨年来た時、前掻きの重厚感とヨダレレベルの最強感から凄まじい可愛らしさを感じました。 こちらは昨年の様子。 「おやつが我慢できない!」 という感じが、駄菓子屋の前に入り浸る小6男子感満載なので大好きです。 冬に来た時は肥満傾向により「おやつ禁止令」が出ており、食いしん坊の福くんが鼻息荒くなっている中に、おやつをあげられなかったのが少し残念でした。 「おやつの大義名分があればいいのになぁ」と思っていたところ、「福に乗ってみますか?」と夢が叶う形で実現し

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菊花賞馬 ビッグウィーク

大山乗馬センター 厩舎ガイドツアー 菊花賞馬 ビッグウィーク

比較的最近大山乗馬センターにやってきた菊花賞馬 ビッグウィークをご紹介します。 冬に訪れた頃はまだ大山乗馬センターにはおらず、少し前までは京都にいたようです。 美しい青鹿毛のビッグウィーク。引っ越ししたからかまだ冬毛が残っているようでした。 父:バゴ、母:タニノジャドール、父の母:サンデーサイレンス。 2010年第71回菊花賞 2010年の菊花賞。顔が黄色のメンコとシャドーロールで埋め尽くされているのがビッグウィーク。 経歴を見ると、7月までは未勝利で、そこから10月にはGⅠの菊花賞で優勝。一気に出世したんですね。

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大山乗馬センター アングロアラブと行く森の小道

大山乗馬センター アングロアラブと行く森の小道

うーまがあうからいつもいーっしょ! ということで当然のごとく大山乗馬センターに向かいました。 爆睡ツアーということで今回も再び森の小道です。 大山乗馬センター 森の小道を馬に乗ってお散歩 アングロアラブと行く森の小道ということで2日連続で森の小道トレッキングです。 今回は、今年2月にお世話になったアングロアラブのパウダースノー乗せてもらいました。 大山乗馬センター 外乗で大山の自然を満喫 アングロアラブのパウダースノーと行く森の小道 今年の二月、複数回に渡りお世話になった芦毛のアングロアラブパウダースノー。 前回は

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兄弟の盟

みどりのマキバオーにおいて、たれ蔵は別格として、サトミアマゾンの次に好きなのは実はピーターⅡだったりします。たれ蔵のライバルの一頭アマゴワクチンの全兄ですが、好きというよりも何だか親近感があるという感じです。兄というものはそんな感じなのでしょう。 ― 兄弟というものは不思議な関係であり、友人とはまた一味違った関係性を持っています。 家庭にもよりますが、世の中で唯一わかり合える部分を共有している存在であるという場合が多いのではないでしょうか。 兄の気持ちは兄にしかわからず、弟の気持ちは弟にしかわからない、という部分も

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まことに捨てがたきありさまなり

小学校中学年くらいの時のことです。 ボーイスカウト、というよりも当時カブスカウトだった僕たちのリーダーに荒俣宏氏と重複率97%くらいの人がいました。アリャマタコリャマタ氏にちなんで、この方をアリマタ氏と呼ぶことにしましょう。 関西弁ということを除き、顔もメガネも風貌も、声も話し方もすべて荒俣氏そっくりであり、カブスカウトのみんなからも人気のリーダーでした。 ある時、カブスカウトのハイキング中に誰かが 「アリマタさん、好きな歌はありますか?」 と質問しました。 するとアリマタ氏は 「そうですね、僕はね。忍たま乱太郎の

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眠る感覚との再会

昨年の秋頃の話ですが、道を歩いていると小学生の集団とすれ違いました。小学校中学年くらいの男子集団です。 遠くから歩いてきた彼らは、選挙活動かのように 「何月何日に〇〇小学校で運動会があります。見に来てください」 と、誰に言うでもなく、誰にでも言っているような感じで行進していました。 「そりゃあまあ年頃の男子たるもの勇姿を見てもらいたいだろう」 と思いながらだんだん距離が近づいた頃、再度「何月何日に〇〇小学校で運動会があります。ぜひ見に来てください」という声が聞こえました。 すると脇にいた一人が 「来てくれたら100

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勘違いの証明

中学1年生くらいの頃の話になりますが、部活動で壁打ちのようなものをしていて、飛んでいったボールを見つめていた時のことです。 単に放物線を描くボールを見ていただけなのですが、急にひとつ上の学年の人がこちらに近寄ってきて 「おい、お前睨んでたやろ」 と言ってきました。 (あんた誰?) くらいの感じでしたし、その時初めてその人が同じ学校にいるということを知ったくらいのレベルだったので、当然に喧嘩を売るべく睨んでいたわけでも何でもありません。 その人が近寄ってきたからその人に気づいたくらいで、視界に入っていても見ることすら

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フィードバックを奪う人たち

必要以上の保護は人格の否定に繋がることがあります。その一例としては、歪んだ思いからフィードバックを奪うというようなものがあります。 店舗にてアンケート用紙を置いていたとしても、回収ボックスが店内にあった場合は、意図的に悪い意見は破棄されるというようなことが起こるように、フィードバックが無残にも阻害されてしまうということは世間の至るところで見受けられたりします。 そうしたものは、店舗スタッフの都合というものが大きく関わっているので想像に容易いですが、歪んだ愛情とも言うべきか、「微妙に言い返せないようなことを理由に、過

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名峰 大山 なごみの国鳥取 2020

名峰 大山 なごみの国鳥取 2020 番外編

ついでと言っては何ですが、名峰 大山(だいせん)の写真を少しだけ載せておきます。 標高1709mで 中国地方最高峰の大山。 奥大山の天然水の大山です。 雪化粧した真冬の大山。 大山に雲がかかっていると言うよりも、大山から雲が出ているという感じですね。 温泉施設にあった山の雑誌によると伯耆富士(ほうきふじ)と呼ばれたりもするようです。また他の書籍で読みましたが、出雲富士と呼ばれることもあるようです。 最高峰は剣ヶ峰。夏に来た時は雲ではっきり見えませんでしたが、冬の雪化粧をした大山をはっきり見れてよかったです。 なごみ

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大山乗馬センター 厩務員体験&厩舎ガイドツアー

大山乗馬センター 厩務員体験&厩舎ガイドツアー

昨年夏も厩舎ガイドツアーで厩舎内見学をさせていただきましたが、もちろん今年もおやつを片手に厩舎ガイドツアーです。 大山乗馬センター 厩舎ガイドツアー &場内の動物たち 今回は、様々な内容を組み込めるプランだったので、厩舎ガイドツアーと同時に馬房掃除を少しだけしてみたり、ブラッシング体験をしてみたりしました。 厩舎に向かう途中に観えた大山(だいせん)。 厩舎内 毎度のごとく入った瞬間、一斉にガン見。 どうしたのよ…順番順番… 「あの~…よかったらなんですけど…」 外にいる時はこんな感じです。 冬毛になってぬいぐるみ系

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大山乗馬センター 外乗で大山の自然を満喫

大山乗馬センター 外乗で大山の自然を満喫

うーまが合うからいつもいーっしょ♪ ということで、爆睡ツアーを催行する夏まで待ちきれず、愛くるしい馬たちに会いに再び大山乗馬センターへ。半年ぶりです。 大山乗馬センター 森の小道を馬に乗ってお散歩(2019年7月) 今回も2日連続の予定で向かいました。昨年末から予定していましたが、前回と異なり両日とも「一日中満喫」です。普通に外乗に行こうかなぁと思っていた矢先、確認してみると、「冬期限定 乗り放題パック」たるものがあり、当然のごとくそれを選んでしまいました。 馬に乗り放題なので、外乗や上達レッスンを受けたりしました

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駅のトイレットでは

駅のトイレットでは、様々な方々の日常動作の癖を観察することができます。ちなみにハイカラにトイレットという表現をしているわけではなく、原文のまま故にトイレットという言葉を用いています。トイレでいいのですが、笑う月に倣うようにあえてトイレットで統一しておきましょう。 さて、男性用トイレットにおいては、小水コーナーにて様々な放尿の仕方を観察することができます。 中高生時代等々は股間を見せまいと必死にキワキワまで小便器に近寄るはずですが、後年は気にならなくなるということになるのか、見ず知らずの方々にならオープンになれるよう

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誰もが狼狽を隠せない

一触即発の緊張感や焦燥感から、狼狽してしまうということもありますが、ズレすぎている人に出くわした時の狼狽というものもあります。 言葉遣いなどにやたらに敏感な京都という土地柄では、そうした狼狽に関して他エリアよりも出くわす頻度が高いというようなことを思っています。 20歳くらいのときの対バン相手のお話ですが、事あるごとに言葉尻が京都にそぐわない感じでした。 妙に引っかかる言葉尻 「あ、もう切ってもらっていいですよ」「あ、もう少し音絞ってもらっていいですよ」といった感じで、PAさんに対して逐一何か引っかかるようなフレー

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掘割を這上り、道端に立った

中学生の頃、同級生とよく自転車で旅立ったりしました。平日の夕暮れ時は近所をぶらぶらという感じですが、休みの日、特に春休みや夏休みの時は結構な頻度で旅に出たりしました。 ある夏、ジーパンマニアである一人の同級生が、少し離れた場所にあるジーパン屋に行こうと誘ってきました。 同級生たちと三人で向かったのですが、スマートフォンなどで地図を参照することのできない時代だったので、迷いに迷いました。多少郊外なので、田んぼや畑がちらほらあるような場所をグルグルグルグル回っていました。 迷いすぎたので、どうせならば自転車ツアーを楽し

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痩せ細った体

対象が人であれ動物であれ、かつてがっしりして元気だった者が痩せ細っていく姿を見るのは辛いものがあります。痩せ細った体は、ただそれだけで、それを見る者に何かしらの侘しさをもたらしたりします。 養子のうさぎも、寝たきり時には日に日に体重が低下していき、一番がっしりしていた頃と比較して、最後は体重が半分以下になっていました。 そうした痩せ細った体を見る辛さは、基本的には記憶からやってきます。一種の愛別離苦ということになりましょう。 元気でやんちゃな時の姿を知っているからこそ、痩せ細った体を見た時に侘しさがやってきてしまう

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何処に置いておくつもり

「何処に置くの!」というようなフレーズがありますが、母を筆頭にそうした言葉を今まで何度も投げかけられたことがあります。 あまり物を買ったりしない傾向にありますが、「何処に置いておくつもり?」ということで、大型のものを急に持ち帰るということがたまにあります。 大型の物ということでなくても、養子のうさぎも相談なしに養子入りしてもらいましたし、周りの人々としては抵抗がありそうなことに関しては事あるごとに事後報告を徹底しています。 基本的に相談相手には「自分ほどの盛り上がり」は無いので、先に相談しようものなら、たいていは気

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まだ青というまでにはなっていない夜明けの空

物事に没頭し、深夜どころか朝まで何かをやり続けてしまうような時、ふとベランダに出て、まだ青というまでにはなっていない夜明けの空を見ると非常に心地よい風がやってきます。 夜明けの直前から鳥は鳴き始めるようで、まだ微妙に薄暗い中微かに聞こえる鳴き声が、その「まだ青というまでにはなっていない夜明けの空」をさらに感慨深いものにしてくれたりします。 一応、体としては日中の方に力が出るようになっているという感じがしますが、街がもう動いていて、あれこれ何かとできてしまうとか、人から連絡が来るかもしれないとか、そうした様々な要因か

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ゴミを捨ててある場所にひきつけられる

今ではすっかりきれいになりましたが、地元においても無法地帯的にゴミ捨て場となっているような場所がちらほらありました。 高校生くらいのときから京都でもホームレスの方がどこかに追いやられたり、そうした無法地帯的なゴミ捨て場も無くなっていったりしました。 小中学生の頃となるとそうしたゴミ捨て場は、ある種ワクワクスポットであり、何かしら面白いものが捨ててあるのではないかという淡い期待が満載の場所でありました。 ワクワクスポットであるゴミ捨て場 暗黙のルールということなのか、もちろん生ゴミ類など衛生的に問題が生じそうなものは

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咎められた記憶

多少表現は異なれ、「言われるうちが花」「叱られているうちはまだいい」などと言われることがあります。 「褒められて伸びるタイプなんで」などと言いつつ、自己評価が下がるからと説教されることを予め防ごうとするような人がいる中ではありますが、やはり言われているうちはまだ潜在的な可能性に期待を持ってもらえているということになるので、まさに言われているうちが花という感じになります。 スランプ時のシンプルな説教 スランプとでも言うべきか、何かしら不調が続く時期というのは一定周期でやってくるような気がしますが、勤め人の頃、究極的な

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