しぶしぶ仏頂面の対応
しぶしぶ仏頂面の対応ということで、近所のコンビニの店員についてでも触れていきましょう。個人的には「嫌いな人からは飴の一つももらわない」ということにしており、また広い意味での豊かさがなく貧しいものを避けるという感じで生活しているので、最寄りのコンビニながら全く行かなくなりました。家からの距離は1.3倍位になってしまうものの、もう一つの方のお店を利用することにしています。 これは所要時間的な効率を考えれば非合理のように見えますが、時間だけで効率を測ることはできません。結局、少なからず貧しさの影響を受けてしまうくらいなら
現代のような分業社会では
現代のような分業社会では、全体像を捉えた上で個別的作業をするということが難しくなっています。 なぜ全体像を教えないのかという点に関しては、分業の方が合理的であり生産効率が高いからという理由もありながら、「出世させて高い給与を与えたくない」とか「口を出させたくない」という企業側の都合があるような気がします。 しかしながら良い製品やサービスは、可能な限りその構成員の全てが全体像を把握している状態でないとなかなか生まれません。 みんなが全体像を把握している状態 会社組織においては「こっちの部署で最適なことは、あっちの部署
工程を順序立てて、誰にでも伝達可能な教本をつくる
「工程を順序立てて、誰にでも伝達可能な教本をつくる」という感じが主流になり、人文科学の分野でもやたらと数学的に示すということが主流になってきました。実務や実学などでは、その方がやりやすいということはわかりますが、一定領域以上となるとメタ的に示さないと変な方向に行く、ということがよくあります。また感情の世界においても同様です。 数学的な示し方や推論が万能かどうかという点ですが、そうしたものはたいてい大雑把にモデル化されていて、細かな要素を排除していたり関連する要因が微妙に無視されていたりするので、現実としてはズレが生
自給自足できるようになれば
新規創業者の10年以内の廃業率から考えると、収益を年間で0から100万円にするのは意外と一番難しく、100万円から1000万円までもまあまあ難しく、1000万円から1億円は比較的容易でそれ以降もどんどん簡単になっていくというのが実際のところではないでしょうか。 どういう流れでそうなったのかはわかりませんが、独立することが推奨されてきたような感じになり、幾多の事業者が登場しましたが、実質的に成り立っているのはごくわずかで、以前から統計で出ているように創業から10年以上持つ企業というのは10%にも満たないというのが事実
食料や日用品のような、一種の消耗品
食料や日用品のような、一種の消耗品として、暇に対する情報というものがあります。特に話題探しのようなことをしている人にとって、到達が容易で軽々しい情報が日々の消耗品として必要なのでしょう。 知っても仕方がないような情報にも消費を刺激する要素が含まれていたり、はたまた何かの注意をそらすために無駄に騒ぎ立てられていたりと、そうした消耗品的な情報にはあまり良い要素はありません(「話題」は暇な人の消費対象)。 消耗品的に消費されていく情報の中にも、概念や観念を形成していく要素がもちろん含まれています。しかしながら情報の質が低
形見の品のようなもの
墓を筆頭に故人に対する思いを物質的に扱ったものは、単に執著を生み出すだけなのでなるべく避けるべきことではあります。 特に墓石などは高額で、さらに継続した儀式などでお金を取られたりすることになる、つまり、霊感商法的な墓場ビジネスに利用されるだけなので避けねばなりません(墓場ビジネスと霊感商法)。繰り返しておきますが、心を縛る執著を生むため原始仏教などでは墓は否定されており、墓は後世において利権獲得のためにご都合解釈で運用され始めたシステムです。 そんな中、現代において壟断への執著をどんなご都合解釈でやり過ごしているの
意識下で書きつづっている創作ノート
何だかんだで一度見聞きしたものは全て覚えていて、ふとした時にそれが意識に上がってきて影響を与えたりします。意識下で書きつづっている創作ノートには常に何かが書き込まれ、まとまりとして形になった時、何かしらの理由で必要になった時にふっと意識に登場し、日常に影響を与えてきます。 見聞きしたものについては、サブリミナル的に無意識に届くということもありますが、やはり基本的に意識が向く矛先とか解釈の仕方は認知バイアスによって取捨選択されているという感じにはなっているので、偏見なら偏見がどんどん加速していきます。 そんな感じで日
地図に出ているコースを走っている間は
地図に出ているコースを走っている間は安心ですが、若干面白みに欠ける部分もあります。 それが続くと何だか義務的にこなさなければならないことのようになってきて、それが旅だと「なんだか違う」という感じにもなってきます。 もちろんそれでも概ね初めて見る景色に囲まれるので多少の新鮮味はあります。ただ、やはり何度か通った道だと義務感が生じてきたりもします。 道路標識だけを頼りに 十代の時は、ナビはおろか地図さえも参照せず道路標識だけを見て走ったりしていました。行きは異なれ帰りはまさに「目あれば京へ上る」という感じです。 そうし
動物の行動の真の意味
親が子になす行為のように同種の動物への行為から推測されるものもありますが、動物の行動への意味付けは、結局のところ推測の域を出ないような気がします。 これは例えば「一般的な赤」を「一般にいう緑」のような色彩で見えている人に対して、「これは何色ですか?」と聞いても「緑の色彩のものは赤と呼ばれている」ということから「赤」と答えるというような構造にも似ていて、まあ確かに「こういう時はこうだ」とか、「こうした後はこうする」とかそうしたことは推測することができても本当の意味はわからないという感じになります。 共感の元となる自分
追跡の恐怖
いつの時代も潔く去ることをしないストーカーのような存在はいて、それはきっと無くなることはありません。 そういう僕も何度かストーキングされたことがありますが、そうしたときには逆にストーカー相手に遊んでしまうことにしています。 追跡の恐怖から逃れるためにと「ストーカー撃退法があればなぁ」と思うこともあると思いますが、そうしたストーカーに対しては正攻法的な撃退方法を用いなくても相手で遊ぶという形で、自然と去っていってもらうということができたりもします。 まあ個人的にも付け回されたことがありますが、会社の方にも嫌がらせのつ
独特な非情さと脅迫めいた印象
独特な非情さと脅迫めいた印象といえば、現代における弱者の強情というやつでしょうか。 近年社会的弱者もしくはかつて弱者とされていた人たちがどんどん横暴になってきたような気がします。 「声を大にして言っていいんだ!」の世界ですね。 言うのは勝手ですが、主張を観察すると単なる自己都合ということが多いような気がしています。 そうしたものが通る背景には、「えらく強気だなぁ」という周りの驚愕という要素があると思っています。 傲岸不遜な「挨拶って必要ですか?」の世界 以前に少し触れていましたが、かつてであれば取っ組み合いの喧嘩等
いちばんなじみ深い夢
以前によく見る夢の中の世界について触れたことがありましたが、そんな感じで今までに夢の中、もしくは夢現の中で何度も見たモノや景色があります。 特定のシーンとしての「いちばんなじみ深い夢」というよりも馴染みの深い夢の中の世界があるという感じになるでしょうか。 何だか夢の中の出来事は、時系列で並んでいるというよりも、幾多の印象が渦のようになり、目覚める瞬間に辻褄が合うように整列されるという感じがします。 最近では特に見ることも無くなったいつもの夢の中の世界においても、起きる時に解釈できるようにまとまりあがっているという感
恐怖心を上まわる羞恥心
羞恥心はひとつの恐怖心になりますが、恐れ慄くというタイプの恐怖心よりも羞恥心のほうがよくマインドコントロールに利用されたりします。 「断りきれずに買ってしまう」というタイプの人もいますが、その場合は、しょうもなさをわかっていながら相手を傷つけたり無下にしたくないから断れないという感じです。それはそれで保身といえば保身です。 一方で、プライドが高い人も「知らないことは恥」、「買えないということは恥」と、羞恥心を回避するために騙されやすい傾向にあります。これも自分を守りたいからこそという感じなので保身です。 恐怖心には
墜落の夢はかならず覚醒につながっている
「墜落の夢はかならず覚醒につながっている」ということで、墜落の夢はたいてい「寝ている時に足がつっただけではないか?」と思っています。 と、それは睡眠中の夢の話ですが、「夢が墜落すると必ず覚醒につながる」という点についてでも触れていきましょう。 「必ず」という部分は怪しいものがありますが、概ね何かに陶酔していたものの現実を突きつけられて撃沈すると目が覚めて精神が成長するということは人の人格形成でよくあることです。 そういうわけなので、酔いの最中であってもそれはプロセスの途中段階なのでまあご自由にどうぞという感じもした
ぼくを悩ます常連の化物
瞬間的に不快になることはありますが、問題が起こってもすぐに対処してしまうので悩みという悩みはありません。が、やはり瞬間的には不快になります。 基本的に音に敏感なので、奇声ラッシュ・足音騒音等々には本格的に対処したりしています。前者は「パブリックとプライベートを教える教育の機会だと考えています」と言ってくれた学校の方々のご協力、後者は弁護士さんのおかげもあって、家にいる時の音の問題は両方ともほぼ解決しています。 そんな感じで「ぼくを悩ます常連の化物」たちは、常連となる前に消滅してしまうので、常連の化け物に悩むというこ
寝覚めの悪さは、寝付きの悪さ以上に、骨身にこたえる
「寝覚めの悪さは、寝付きの悪さ以上に、骨身にこたえる」と、まあその通りです。胃腸に不調がやってくるこの季節、例のごとく何度も目が覚め、時に悪夢のようなものを見て驚いて起きることがあります。 ただ僕の経験則上からいうと、だいたいそのような形で最悪の目覚めが起こる時は、体中が凝り固まっているか、腹具合を筆頭に体調が悪い時と相場は決まっています。 寝起きのときでなくても、だいたい腕が凝り固まると怒りやすくなり、足が凝り固まると弱気になるという感じになっています。 でもそれはそうした体の不快感から来ているくらいに思っておけ
電車で隣に掛けた客の本
久しぶりに電車に乗る機会があったので「電車で隣に掛けた客の本」を観察すべくあたりを見回してみました。車内の中で2名が本を手にとっていました。サイズ的に文庫で、おそらく小説の類でしょう。 電車の中は物理的にも動きが制限されていますし、公共の場でもあるのでできることは限られています。 そんなこともあってか、行動が制限されていて気が散りにくいという意味で、電車の中はまあまあの集中力を保つことができる環境ではありますが、他人さんがいるので気が散るという要素も含んでいます。 電車の中で読書 電車の中こそ読書が進むということを
数字を逆に数えて
「数字を逆に数えて」といえば、「うつを自力で克服する」でご紹介した「数息観で爆睡しよう」になりますが、ここでは数字をカウントダウンして焦らせる系について触れていきましょう。 胡散臭い詐欺的な広告などでは、「キャンペーン残り何日何時間何分何秒」みたいなのがカウントダウンされています。コンマ秒単位でカウントダウンされていて何だか妙に焦ったという経験をした人もいるかもしれません。 こうしたものは、一種の広告テクニックであり、「焦らせてまともな判断力を低下させる」という目的で設置されています。 なので、こうしたものを見た時
空気を引き裂く弦の音
あまり街中に行かないので今ではどんな感じになっているのかはわかりませんが、音楽において、特にライブ会場においてある時から劇的に盛り上がることよりも「怪我人を出さないこと」の方が重視され、不完全燃焼感が増してきました。 個人的には、十代の時にダイブして肩から落ちて怪我をしたりもしましたが、自己責任なのでまあいいかぁという面もありつつ、その一瞬は他では代えられないというようなことを思っていたので、誰を責めるわけでもなくという感じでした。 以前はそうした共通認識のほうが大多数であり、それが叶っていたということになりますが
眠られぬ夜のための睡眠導入術
語るまでもなく睡眠はとても大切で、眠られぬ夜は苦しく、寝付きが悪いことに頭を抱えるという人も多いでしょう。 無駄に眠れないというのは結構辛いですが、ドキドキして眠れない、ワクワクして眠れないというのならば楽しいかもしれません。 さて、睡眠導入術というと催眠導入術のようですが、眠れない夜に眠気を呼び起こすにはどうすればいいのでしょうか? 神経が高ぶって思考が巡り眠れない 暑い寒いといった体としての不快感はさておき、それら環境は整っているのに眠れないという時、それは基本的には神経が高ぶり思考が巡るという感じになっていま
特別企画 その8
「特別企画 その8」として、タイトル拝借というよりもフレーズ抽出ということをやってみようと思います。 先日、ノーム・チョムスキー氏の「言語と精神」を読んでいて、生成文法のことを思い出しました。 まあ詳しいことについては触れませんが、そんな本を読んでいると、近年の文語化というか、文語的で具体的情報を良しとしようという面白みに欠けた世界への違和感がやってました。 「有限の情報から無限の組み合わせ」という思考の基本に立ち返り、文語的タイトルに限定されることなくフレーズから抽出して展開していくということを楽しみとしてやって
趣味や職業と生き物の命と不殺生
「趣味や職業と生き物の命と不殺生」ということで、生き物の命と人が生きていく上での殺生について触れていきます。 たくさんの数のご連絡の中から「趣味の釣り」や職業として殺生を避けられない職業についてのご質問を受けました。 趣味としての釣りにおいては、海の生き物に対する殺生が関連し、ガーデニングにおいてもいわゆる雑草取りや害虫駆除という殺生が関連してきます。 職業としては、畜産や漁業・狩猟をはじめ、農業や造園であっても先のガーデニングと同様の殺生が関連してきますし、清掃や建築関連であっても多少は関連してきます。 究極的に
有身見とヴィパッサナーと諸法無我
有身見とヴィパッサナーと諸法無我といった感じで、ご質問のご連絡を受けた中から諸法無我に関連したものを一般化して残しておきます。 「有身見を錯覚であると見破るヴィパッサナー」、「自己観察中の自分は一体何者なのか?」、「ふたつの心が同時に生まれていることになるのか?」、「諸法無我に関する哲学的・科学的な構造の理解」、「五感で得た情報をありのままに捉えられず、自我によって演算してしまって、悲しいという意識が生まれたのか?」、「自我がない状態では、五感で得た情報から悲しいという意識が生まれず、心があるがままの情報を認識する
真我の否定、心と意識の違いと諸法無我
真我の否定、心と意識の違いと諸法無我といった感じで、ここでは、ご質問のご連絡を受けた中から諸法無我に関連したものを一般化して残しておきます。 「真我という概念の否定」、「色即是空の空」、「心身二元論・霊肉二元論と心」、「心と意識の違い」、「一つのチャネルである意識」、「認識する働きである心」についての質疑応答について記載しています。 諸法無我は、極めて理解しがたい理になります。 諸行無常や一切行苦に関しては、概念の抽象度を落としてでも示す事ができるため、その解説が比較的たくさんあると思いますが、諸法無我は、レベルを
三字熟語
「四字熟語辞典」に載っている「三字熟語」を無理やり2つ合わせてタイトルとして設定していくという感じで進めてきた特別企画 その7「三字熟語」が完了しました。 「ひねくれつつもすぐに終わりそうな感じ」を目指し、タイトルには三字熟語を使いつつ、本文にはその三字熟語を一切使わないというテーマで書いてみました。 今回、高橋書店の「四字熟語辞典」を参照させていただきましたが、もちろんメインは四字熟語なので、三字熟語は少なく比較的短期間で終わりました。 今回も一覧表示しておきます。 三字熟語 一覧 青二才の値千金 天邪鬼が暗暗裏