希少性の原理

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希少性は、資源やそれからつくられる財やサービスの供給が、社会全体の欲望に対して相対的に希少であるという原理であり、物の数、期間などが限られていればいるほど、その物を貴重と捉えるようになる心理。希少価値効果。

希少性の原理は、簡単に言えば期間限定、地域限定、数量限定など、B層を対象とした小ワザ。初回限定特典もわかりやすい一例である。少しでも興味を持ってもらおうというものになるが、これも使われすぎて安物になった。以前に書いた引き締めも希少性の一例ではあるが、まだそういうものならマシである。もっとも、それも一時的な効果しかない。

しかしコンビニで値引きワゴンによく入っているのは期間限定の商品である。つまり、希少性の代表例である「限定」で釣ろうとしても期間が限定されているため、早急に売り切ってしまわねばならない、というものになる。

希少性に関してはガチャのURなどがよくわかりやすく、レア=希少なのでそのままという感じになっている。ただ、レアを多用しすぎて、激レアとか超激レアとかR、SR、URなどひとまず超サイヤ人みたいな表現をしなければならないようになってしまった(じゃあ全然レアではないではないか)。

最近の若い人は、すぐに「限界」という言葉を使うということを、最近大学関係者から聞いた。その先は「限界突破」らしいが、それはゲームアプリの世界だけで十分であり、そんな限界は全然限界ではない。

時期的な希少性、地域限定といったエリア的な希少性、数量限定といった数量的な希少性

希少価値効果としての心理効果を狙って希少性を主張するものの代表例は、期間限定といった、時期的な希少性、地域限定といったエリア的な希少性、数量限定といった数量的な希少性である(もちろんプレミアム・エディションみたいな感じで主張されるものもある)。

「最後の一つ」であることを理由に、入手機会の損失をイメージして焦ってしまう現象として、「ロストゲイン効果」というパターンもある。

希少性の原理は、古くから商いで利用されているため、誰しもが既にある程度耐性があり、「希少性の罠」自体には気付いているはずであるが、未だにそうしたものが続いているということは、未だにこの心理効果を応用した者に心理操作されているということになるだろう。

ご当地の村おこしとして地域限定商品を作るなど、多少なりとの商売の工夫程度なら良いが、時に希少性は催眠商法などでも利用されているので要注意である。

普段は希少性の原理に対して意識的なブロックが多少なりとあるはずであるが、興奮状態になるとそうしたガードが緩む。

ということで、多少なりとも普段と違う意識状態であると気づくことで希少性の原理にやられるリスクが減る。

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Category:心理学

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