別誂えで取り付けた

カスタムパーツ等々、純正の状態から個人の好みに合わせて改造していくというのは、各種分野よくありますが、僕個人としては、高校生の時に経験した二つの出来事によって、結局「純正もしくは、ほぼ純正」を好むようになりました。

ひとつは、「レコードを置き、針をのせた」で触れていた低音ブームの中のフラットな音です。本体がある程度の能力を持っているのなら、変に弄るのは逆効果であるというような感じです。

もうひとつは、高校生の時に乗っていた原チャリです。高校一年生くらいの時にこぞって同年代の人が原チャリを買いだしたりして、既に働いているような人であれば資金にも余裕があるので思いっきり改造したりしていました。

そんな中、僕はあまりお金を持っていないのと同時に、基本的に改造欲がないので純正のままでした。しかしながらそんな折、友人からデイトナCDIをもらったので、せっかくだからとつけてみました。

すると、既に働いていて改造費に15万円かけていた中学の同級生の原チャリよりも速くなってしまいました。

一応車種が違うということが根本にはありますが、彼の原チャリの方が最新車種であり、さらにその手のCDIがついていたはずです。結局改造しすぎて、バランスが悪くなり、結果的に速さが出なかったという感じになってしまったのでしょう。

僕の原チャリが友人たちの間で最速というわけではありませんでしたが、彼はそれに悔しさを感じてか、放棄するような形ですぐに単車に買い替えたりしていました。

そんな感じで、基本性能が高いのであれば、基本的には純正のままでも十分ですが、多少なり制限がかかっているようなものについては、それを外す程度の軽い改造くらいがちょうどいいという感じの癖がつきました。

そのような癖は、ベースの音作りにも出ていて、基本的にはあまり音を作りません。まあベースに関しては、よほど曲的に必要なものでない限りそれほど歪みも要りませんし、多少の音作りなら、たいていアンプについているイコライザーで十分です。

しかし、「もう少し欲しいな」と思う時は、唯一使っているエフェクター「EBS MultiComp」だけを使ったりします。

ずっと愛用しています。

Category:笑う月

「別誂えで取り付けた」への4件のフィードバック

  1. 私も純正派です。車でいえば、足回り(バネ、ショックアブソーバー、マウント、スタビライザー)、ENGでいえば、コアな人以外は、吸気系や排気系なんかが手軽な改造アイテムだと思いますが、特に最近は、計測できる物理量と五感で感じる官能評価点が紐付けられていて、様々な評価項目に対し、バランスが取れた状態に絶妙にセッティングされています。そのバランスは、もちろん無限の選択肢があり、そこから作り手の思いでベストと思われるポイントを選んでいるので、好みによて、別のバランス点を探すこともできます。しかし、これを巷のチューニングショップなんかでやった場合、どうしても、全ての評価項目を網羅的に見に行くと膨大な、評価費用が掛かってしまい、おそらく、直感と、この項目を見ておけば大丈夫だろうという感じでセッティングするんだと思います。なので、ちょっと乗った感じは、特徴があっていいねえと思っても、長い期間、長距離のってくると、やっぱり、純正がよかったということがよくあるように思います。お手軽な排気系のマフラーなんかは、ちょっと乗って、音だけ聞くと、気持ちいいなあと思っても、特定の条件でこもり音がすることに気づいたり、何より、絶妙にチューニングされたトルク特性は、ほとんどのマフラーでぐちゃぐちゃになり、常用域の低中回転で大きなトルクの谷があるものなんかが多く、ああ、エンジンが可哀そうという感じです。

    1. コメントどうもありがとうございます。
      やはり最終的にはそこに帰ってくるという感じで完璧なバランスなのが純正という感じがしてしまいます。プロの方がプロの目線で設定していますからね。
      どのようなものにしても、純正は全体を考えて設定されていますが、カスタム用品は、部分的なものになっていたりしますし、それ単体だけならまだ純正という基準の上だったりもするのでしょうが、いくつものものが組み合わさると、やはりガタガタになっていくような気がします。

      ただひとつ純正に問題点があるとすれば、ガスコンロの自動消火機能のように、安全性を最優先に考え、とりわけ注意力のない人などに合わせた結果、並の感覚を持つ人達からすれば息苦しいというような制限が加わっていることがある、という点くらいでしょうか(個人的にはあのセンサーのような突起のせいで鍋が倒れるという点に苛立ちを感じる時があるので、業務用のものに買い替えてやろうかと思う時があります)。

      各種製品に安全性や環境への配慮といった制限が加わり、最も使い勝手の良い状態よりもかなり手前の状態になっているという感じが純正へのいらだちを助長しているような気もします。

      しかしながら、基本的には純正が一番だと思います。

  2. 純正の問題点はというと、以下のような点があるように思います。

    ①どこまで、ターゲットカスタマーを絞るかによりますが、工業製品だとある程度の台数をはく必要があるので、どうしても、万人に受け入れられやすい方向に行きがち。

    かなり狙いを絞って、それに対する共感者が一定数現れてくればいいですが、絞るほど失敗するリスクも増えます。

    ②各種規制への対応などは、生産ばらつきなどを考えて、かなりマージンを取った設定にするので、本来、その製品がもっていたポテンシャルを他に振り分けることができた機能配分に無駄がでます。

    ③特に、人命、安全に関わる領域は、”そんなことするやつ、普通おらんやろ”というところまで、保証することが多いので、無駄と思えるほど冗長な仕様になっていたり、普通に使う人の使い勝手を損なっているケースも多々あるように思います。

    ④ほとんどの工業製品は、限られたコストの中ででこまで性能を高められるかを技術力で勝負をしますが、単一の機能しかもっていないような部品、システムは、コストの制約で性能を妥協していることが多々あるので、そこにお金を後からかければ、弊害なく、性能が良くなるケースもあると思います。

    車でいえば、熱害に影響しないような遮音、吸音材の追加や、オフセット、リム幅を変えないでホイールを軽量化する場合など。(足回りのバネ下全体で周波数コントロールしている場合は、乗り心地が悪化するケースがありですが)

    車なんかは、いろんな装備がついて、どんどん進化してスペック的には良くなっている反面、運転する楽しさ、わくわく感は、昔の車は良かったなあと、思うことがよくあります。安全、安心を重視しすぎると、ある種の危うさから得られる興奮のようなものがなくなり、日常の中でたまに得たかった非日常が期待できないのが残念です。

    1. コメントどうもありがとうございます。
      核家族化に始まり、インターネットの普及などを経て興味関心の細分化が起こった結果の一つとも言えそうな感じがしますね。細分化された興味関心の中の共通項の部分を抽出するということになりそうですが、基本的な製品の機能に加えて「魅力」が必要になるものの、投資回収の面から思い切れず、という感じになるでしょうか。
      保証の面の影響については勉強になります。
      損保業界の方から聞いた話ですが、損保業界からの要請でわざと製品を脆くするということもあるようで、規制ともどもそうした様々な柵が間接的に影響しているという面もあるのかもしれません。
      純正であってもグレードや特別仕様などで多少の分類があるような感じの場合がありますが、ある程度の数の刻み方の割には、データ以外の感性としての特長や「誰に向けているものなのか」があまりはっきりしないという印象を受けることがあります。

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