動物と道徳

拝金主義というのはどこまでも拝金主義に徹していきます。だからこそ一部の動物を「経済動物」という呼び方をしたりします。

つまり「儲かればいい」であり、「儲けもできない上に、金がかかるなら殺す」です。

競馬を美化するな

顕著なのは競馬ですね。体格的にあまり走れなさそうな馬は、人間で言えば十代かそれに満たない頃に殺されます。参加賞をもらうためにガリガリになるまで競争させられたりもするようです。

あれは夢でも何でもありません。

どういう気持ちでその職業をしているのか?

そういう業界にいる人はどういう気持ちでその職業をしているのかわかりません。

一緒に暮らした馬が、明日には「この餌代がかかるから」と殺されることを分かりながら、最後に食事を与えるときはどんな気持ちがするのでしょうか。

そんなことはロマンでも何でもありません。

確かにいつか死ぬのが明日になるだけです。死ぬことは悲しいことではありません。

ただ、殺されるのは悔しいはずです。

怒りというよりも悲しみでいっぱいになるでしょう。

外敵にやられたわけでもなく、昨日まで一緒に暮らした人間に殺されていくのですから。

少しの間でも優しくしてくれた人たちに「お前は金がかかるから死んでもらう」と言われて死んで行くのですから。

 動物と道徳 曙光 26


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