ある時家の中である本を読んでいると、その中に安部公房氏の「砂の女」について触れられている部分がありました。
そこですかさず「安部公房の砂の女持ってる?」と聞くと、「目の前にあるよ」と言われてしまいました。
本を読んでいる自分の目の前の本棚にあったのです。
…
連続するサロメ
そして先日、手塚治虫氏の「七色いんこ」を読んでいると、サロメという章がありました。
何の気なしに読んでいたものの、言われて気づいたのですが、居間にぽつんと置いてあった「岩波美術館 テーマ館 第11室 幻想 ファンタジー」の表紙もサロメ(ギュスターヴ・モロー 出現 ヘロデ王の前で踊るサロメ)だったのです。
そう言えば数ヶ月前に「砂の女」の映画も観てみました。主演女優は岸田今日子さんでした。僕たち世代のイメージとしては、ラブラブファイヤーと保毛尾田保毛男という感じですが、既に亡くなられていたようです。懐かしさ余って岸田今日子さんの情報を少し調べていると、「舞台 サロメ」とまた、サロメが出てきました。
すべてがサロメに収束していくような変な感覚です。
意識が向いた途端に目の前にあることに気づく
「サロメ」にしても、それはいたるところにあり、数回のステップを踏むとすぐにサロメに行き着くという不思議な感じの日常が続いています。
このような感じで、普段目の前にありながらも意識が向かないと存在に気づかなかったりするということがよく起こります。
今回のサロメに関しては、「サロメを追い求めて、それに関連する物を集めていった」というわけではありません。砂の女にしろ、その存在を知って本を買いに行ったわけではなく、興味を持った瞬間に目の前にあったのです。
その後ようやくといった感じで今まで読んだことのなかったオスカー・ワイルド氏の「サロメ」を読んでみました。
この戯曲「サロメ」は、新約聖書をベースにしており、粗筋としては、ユダヤの王エロドがサロメにダンスを要求し、代わりに好きなものを与えることを約束します。そしてサロメは踊り、預言者ヨカナーンの首を求めるといった感じですが、ページ数もあまりなくすぐに読めると思うので詳細については本編に任せます。
意識を向けると起こる現象
変な意識の力と「諦め」で触れていますが、意識を向けると諦めを生じさせてしまったり、様々な現象が起こることがあります。
前回の続きのような話になりますが、今年もまた次々に起こっています。
樹齢4百年、神木の大枝ボキリ 記録的強風で京都・天引八幡神社
京都府南丹市園部町天引の天引八幡神社にある御神木のムクノキが台風20号の強風を受け、直径約1メートルの大きな枝2本が折れた。過疎・高齢化が進む地区にとって、地域活性化のシンボル的存在として心のよりどころになっているだけに、住民たちは残念がっている。
京都新聞 2018年08月29日
https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180829000058
特に触れていませんでしたが、今年の7月、岡山に行く時(晴れの国おかやま 2018 真鍋島)にこの場所に行きました。
特に行くつもりもなかったのですが、尿意に耐えながら走っている中発見したので「トイレがありそうだ」ということで立ち寄りました。
また、ネットニュースで知ったのですが、何も知らずにぐんまちゃんカップが欲しくて寄ったセーブオンも数日後に閉店という感じだったようです。
思い返すとそれよりももっと被害が甚大な事象がありました。
今年に入って大地震が起こった場所には共通点があります。といっても僕くらいしかわからないはずなのですが、僕と家族が共に激しい怒りを感じ、実際に揉め事が起こっていたエリアだったのです。震源地がほぼドンピシャというのが恐ろしい感じです。
事が起こることを予測していたのか、怒りのエネルギーが事を起こしたのかはわかりません。しかし、あまりにも一致していていたので不思議な感じがしました。
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