御存知の通り、自分の生まれ年(1983年)付近のものには身体からアレルギー反応が出ます。「80年代の匂いがするものはすべて抹消する」という思いは未だに消えていません。
80年代のすべてがダメというわけではありませんが、せっかく一度は死んでくれたあの「寒気を催す流行」をまた繰り返そうと何とか頑張る人たちを見ると、それだけで嫌いになります。
死者を復活させるものとして、80年代のニオイを復活させるものについてでも触れていきましょう。
80年代のニオイ
「マハラジャ」というものも、復活させようとしてはすぐに潰れ、ということを繰り返しています。団塊の世代に退職金でモズライトなどを買わせようという試みと同じように、「当時の青春をもう一度」ということなのでしょうが、そんなことは一回で十分です。
マハラジャなどなど、80年代リバイバルについても、ホテルの宴会場か何かを借りきっての単発イベントなら目を瞑りますが、継続してやられると困ります。寒いですから。あの時に社会が盲信した思想は「流行っているから乗る」であり、嘘でも流行っているかのように振る舞えば、B層がついてくる、ということを覚えてしまいました。
なってはいけない大人です。もう、男女問わずにアイドルというものに拒否反応があります。小学生どころか幼稚園児くらいの時(当時は80年代ですからね)から嫌気がさしていました。
90年代は少し「アイドル」臭さが薄れてきたので、その時の人はまだ大丈夫ですが、この80年代のニオイと、近年のアイドルは厳しいモノがあります。
くるんと外向きに流す髪型
80年代、そしてアイドルと言えば「くるんと外向きに流す髪型」です。寒すぎます。本当に身体から寒気がして鳥肌が止まらないのだから、どうしようもありません。アイドルはロックじゃない、というような思想的なものではなく、勝手に出てきます。
あんな「くるんと外向きに流す髪型」を本当に「カッコイイ」と思っていたのだから絶望的です。流行っていた、というのはさておいて美的感覚が合いません(髪型のトラウマ「人は何度のリバイバルを経験するのか?」)。80年代のニオイはゴメンです。
くるんと外向きに流す髪型やトサカと呼ばれるようなもの、よくわからない紐のようなものを頭に巻いて短パン等々、80年代のニオイがするものは全てゴメンです。
あんな髪型が、あんな服装が、あんな大人になることが、カッコイイというのは到底受けれられません。
別に間違っているのはこちらだと言われても構いません。
「本当に寒気がする」というその事実を変えることができないだけなのですから。
死者を復活させるもの 曙光 159
最終更新日: