小鬼田平子(コオニタビラコ)はキク科ヤブタビラコ属の越年草です。こちらはキク科の方の仏の座(ホトケノザ)です。タンポポ系ですね。
小鬼田平子(コオニタビラコ)の草丈は10cm程度で、ロゼット状に葉を地面から這うように生やします。葉の形状は羽状複葉です。水田、あぜ道等の湿地によく生えているようです。
学名:Lapsana apogonoides Maxim
春の七草における仏の座(ホトケノザ)
小鬼田平子(コオニタビラコ)は、春の七草として、「仏の座」として扱われます。が、この植物は、正式には、タビラコ(田平子)、コオニタビラコ(小鬼田平子)であり、ホトケノザという名はあだ名のようなものです。
タビラコ(田平子)には、オニタビラコ(鬼田平子)という植物もいますが、主に春の七草としては、この小鬼田平子(コオニタビラコ)を指します。
正式な仏の座(ホトケノザ)
正式な仏の座(ホトケノザ)は、別名三階草と呼ばれるシソ科のホトケノザです。
キク科とシソ科
小鬼田平子(コオニタビラコ)はキク科でタンポポのような形状ですが、本来の仏の座(ホトケノザ)は、シソ科であり、葉の形状が違うためすぐに見分けがつくと思います。
オニタビラコ
小鬼田平子(コオニタビラコ)の親戚として、キク科オニタビラコ属の越年草「オニタビラコ」がいますが、一応属が異なっているため別種です。
学名:Youngia japonica
オニタビラコには、アカオニとアオオニの二つの系統があります。アオオニタビラコは都会型オニタビラコと言われ、葉は青を含んだ深緑で光沢があり、花茎も黒くて数本出るようです。
キク科
- キク科キク属 菊(キク)
- キク科キク属 嵯峨菊
- キク科ガーベラ属 ガーベラ
- キク科コスモス属 秋桜(コスモス)
- キク科ヒヨドリバナ属 藤袴(ふじばかま)
- キク科ムカシヨモギ属 姫女菀(ひめじょおん)
- キク科ハハコグサ属 母子草(ハハコグサ)御形(おぎょう)
- キク科アザミ属 野薊(のあざみ)
- キク科オケラ属 朮(オケラ)白朮(ビャクジュツ)
- キク科モクシュンギク属 マーガレット
- キク科シカギク属(カミツレ属、マトリカリア属) ジャーマンカモミール(カモマイル)
- キク科ローダンセ属 花簪(はなかんざし)
- キク科ルドベキア属(オオハンゴンソウ属) ルドベキア・ヒルタ 粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)
公開日:2018.12.08
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