アガパンサス(ムラサキクンシラン)
アガパンサス(ムラサキクンシラン、紫君子蘭)は、南アフリカ原産の ヒガンバナ科アガパンサス属(ムラサキクンシラン属)の半耐寒性多年草。南アフリカに10~20種ほどの原種が自生しているようです。常緑性のものと落葉種があるようです。 アガパンサス(ムラサキクンシラン)の花 アガパンサス(ムラサキクンシラン)花の色は、紫や薄紫、青紫、青で茎
木槿(ムクゲ)
木槿(ムクゲ)は、アオイ科フヨウ属の落葉低木。漢字から「もくげ」と呼ばれたりする他「ハチス」という別名があります。 花はフヨウ属らしい花で色はピンクから白といった感じです。同じアオイ科フヨウ属のハイビスカス系の花をつけます。 木の高さは3mほどで上方に直線的に伸びるのが特徴です。葉は縁に粗い鋸歯がついた卵形~卵状菱形で互生します。分裂
インパチェンス(アフリカホウセンカ)
インパチェンス(アフリカホウセンカ)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、アフリカホウセンカの名の通りアフリカ原産です。 インパチェンス(インパチエンス)は属の学名(Impatiens)ですが、日本においてはアフリカホウセンカの呼称として定着しているようです。 インパチェンスの花 インパチェンス(アフリカホウセンカ)の花は一重咲
オキザリスとカタバミ
オキザリスは、カタバミ科カタバミ属の多年草(ものによっては一年草)です。カタバミ属の学名がオキザリス(Oxalis)なので、カタバミ科カタバミ属の植物全般を指します。カタバミ(酢漿、片喰、方喰、傍食)も当然ながらそれに属しますが、主にオキザリスと呼ばれる時は園芸品種のものを指します。アフリカや中米・南米に生息しています。 オキザリス
葦(ヨシ、アシ)
葦(ヨシ、アシ)は、イネ科ヨシ属の多年草です。簾(すだれ)のひとつ簾葦簀(よしず)に使われている植物です。川辺や湖沼の水際、湿地等々水辺によく生えています。表記としては葦の他、芦、蘆、葭などが使われることがありますが、一般的には葦です。芦毛の芦、蘆山寺の蘆(一般表記は廬山寺)、葭屋町の葭ですね。 イネ科丸出しの植物ですが、稲などよりも
多羅葉(タラヨウ)葉書の木
多羅葉(タラヨウ)は、モチノキ科モチノキ属の常緑高木であり、葉書の木と呼ばれています。 20cmほどある椿系の肉厚な長楕円形の葉は、傷をつけるとその部分が黒くなり文字が書けるということから葉書(ハガキ)の木、郵便の木として知られています。 文字が書ける多羅葉の葉 表面に傷をつけるとその部分が黒くなり文字が書けるということから葉書の木、
紫陽花(あじさい)
紫陽花(あじさい)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。言わずと知れた梅雨の風物詩であり、いたるところで育てられたりしています。八仙花や七変化という別名もあります。 土壌のph値によって花の色が変わる形になり、赤から青(赤紫から青紫)の花を咲かせます。 こちらはやや白っぽい紫陽花。 萼が大きく、装飾花と呼ばれる花弁状の萼の方が花のよ
ルドベキア・ヒルタ 粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)
粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)ことルドベキア・ヒルタ(Rudbeckia hirta)は、キク科ルドベキア属(オオハンゴンソウ属)の多年草です(一年草・二年草扱いされることもあるようです)。北米原産で、荒れ地や草原、あまり木々が密集していない林などに自生してるようです。 単にルドベキアと呼ぶ場合もありますが、ルドベキアは属名であり、
ネメシア・カエルレア(宿根ネメシア)
ネメシア・カエルレア(宿根ネメシア)は、ゴマノハグサ科ネメシア属の多年草です。白、紫に黄色が入る小さな花をたくさんつけます。その他ピンクや青など色合いを含む花もあるようです。 「ネメシア」の名を持つネメシア属は約60種存在するようで、一年草や多年草、亜灌木タイプなど様々な種類がいます。単にネメシアと呼ぶ時は、一年草の「ネメシア・ストル
蔓日々草(つるにちにちそう)
蔓日々草(つるにちにちそう)は、キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属(ビンカ属)の常緑蔓性多年草または亜低木です。 ツルニチニチソウの学名は「Vinca major」ですが、小型種のヒメツルニチニチソウの学名は「Vinca minor」です。メジャーとマイナーという区別が長調と短調のようであり、少し楽典的で面白かったりします。 蔓日々草
姫蔓蕎麦(ひめつるそば)
姫蔓蕎麦(ひめつるそば)は、タデ科イヌタデ属の多年草です。「ヒメツルソバ」の名の通り蕎麦(そば)に似ています。近縁種の蔓蕎麦(ツルソバ)は花が白色ですが、姫蔓蕎麦の花はピンク系です。カンイタドリという別名があります。 姫蔓蕎麦の茎は匍匐性で、土に接した節から発根して広がっていきます。冬なると地上部が一度枯れますが、暖かさとともにまた新
アリッサム
アリッサム(Alyssum)は、アブラナ科アリッサム属/アウリニア属の耐寒性多年草または一年草です。「アリッサム」の名称で異なる種の植物が園芸品種として売られていたりもするようですが、香りのある十字形の黄色の明るい小花をたくさん咲かせるアリッサムが本来のアリッサムということのようです。黄花アリッサムと呼ばれたりもします。 春に茎を立ち
パンジーとビオラ
パンジーとビオラは、共にスミレ科スミレ属であり、サイズによって区別されたりもしますが交配が進み複雑に交雑された品種がたくさんあるためあまり区別がつきません。 こちらは紫色で花弁が縮れている品種です。 大輪のものがパンジーで、パンジーのうち株立ちの小輪多花性種をビオラ(ヴィオラ)と呼んだりしますが、今でもその違いがよくわかりません。 馬
長実雛芥子(ながみひなげし)
長実雛芥子(ながみひなげし)は、 ケシ科ケシ属の一年草です。長実雛罌粟と表記されることもあります。地中海沿岸が原産の外来種でケシやヒナゲシの仲間です。 ナガミヒナゲシという名を持ちますが、ケシのような成分はありません。他の植物の生育を抑えるアレロパシーと強い繁殖力から生態系への影響を懸念されていますが、一応今のところは特定外来生物とし
花簪(はなかんざし)
花簪(はなかんざし)は、キク科ローダンセ属(Rhodanthe、ローダンテ属、ロダンテ属)の半耐寒性多年草(生育環境によっては一年草扱い)。オーストラリア原産で、かつてはへリプテルム属に分類されていたため、へリプテルムと呼ばれることもあります。現在はキク亜科メナモミ連ローダンセ属(ローダンテ属、ロダンテ属)に分類されます。同属のローダ
ジャーマンカモミール(カモマイル)
ジャーマンカモミール(カモマイル)は、キク科シカギク属(カミツレ属、マトリカリア属)の耐寒性一年草です。薬用植物として用いられる他、カモミールティーなどの利用も盛んです。和名として加密列(カミツレ)、加密爾列(カミルレ)と呼ばれる他、フランス語読みでカモミーユと呼ばれることもあります。ここではジャーマンカモミール(German cha
勿忘草(わすれなぐさ)
勿忘草(わすれなぐさ)は、 ムラサキ科ワスレナグサ属(Myosotis )の植物たちの総称です。忘れな草とも表記されることがあります。 ヨーロッパ原産であり原産国では多年草ですが、日本国内は環境的に一年しか生きられないため一年草扱いされているようです。 勿忘草の花淡い青のごくごく小さな花をつけます(品種によって白やピンクよりの色の花も
山茶花(さざんか)
山茶花(さざんか)は、ツバキ科ツバキ属(カメリア属)の常緑広葉樹です。漢字の名称である山茶花(さんさか)が誤る形で訛り「ザザンカ」となったようです。 山茶花は同属の椿との区別がつきにくいですが、開花時期であれば花びらが落ちるのが山茶花であり、花ごと落ちるのが椿といったような見分け方があります。 しかしながら山茶花と椿の交雑種である寒椿
ワイヤープランツ
ワイヤープランツは、タデ科ミューレンベッキア属の耐寒性常緑つる性木本です。オーストラリア南東部、ニュージーランド原産の植物でワイヤーバイン(wire vine)と呼ばれる他、学名・属名からミューレンベッキア(muehlenbeckia)と呼ばれることもあります。 紅色から茶色の細い茎(枝やつると表現しても良いでしょう)に小さく細かな葉
風船葛(ふうせんかずら)
風船葛(ふうせんかずら)は、ムクロジ科フウセンカズラ属のつる性一年草です。 白く小さい花をつけます。切れ込みのある葉の中にぶらんぶらんと垂れ下がった丸く膨らんだ果実が特徴的であり、またハートのマークがついた種子も印象的です。バルーンバインやハートピーと呼ばれることもあるようです。 風船葛(ふうせんかずら)の実 風船葛(ふうせんかずら)
睡蓮(すいれん)
睡蓮(すいれん)は、スイレン科スイレン属の水生多年草です。本来、睡蓮(すいれん)の名は、日本に一種だけ自生する未草(ヒツジグサ)の漢名を指しますが、一般的にスイレン科スイレン属の総称として用いられます。温帯スイレン(温帯性スイレン、耐寒性スイレン)や熱帯スイレン(熱帯性スイレン)といったように生息する地域によって様々な睡蓮の品種があり
ストレチア・レギネ(極楽鳥花)
ストレチア・レギネ(極楽鳥花、ごくらくちょうか)は、バショウ科(分類体系によってはゴクラクチョウカ科)ストレリチア属の半耐寒性多年草です。英名でバード・オブ・パラダイス(bird of paradise)、バードオブパラダイスフラワーと呼ばれることから極楽鳥花と呼ばれます。もちろんその由来は、「花が極楽鳥に似ているから」という感じです
バターナッツ(バターナット・スクウォッシュ)
バターナッツ(バターナット・スクウォッシュ)は、ウリ科カボチャ属ニホンカボチャの一種です。原産は南アメリカのようですが、品種分類としてはニホンカボチャの仲間になるようです。 バターナッツ(カボチャ)。「瓢箪のようなかぼちゃです!」といういい文句で置いてありましたが、瓢箪というよりもサイレンサー装着後のハイパーウエポンですね。 形的にひ
苺(いちご)
苺(いちご)は、バラ科バラ亜科オランダイチゴ属の多年草です。正字は「莓」で、一期と表記することもあります。また、覆盆子と呼ばれることもあります。単に苺(いちご)と呼ぶ時は、属名にもなっているオランダイチゴを指します。 毎度おなじみの果実ですが、我が家のイチゴが花をつけたので写真を載せておきます。 いちごの花 苺(いちご)の花です。 い
万年青(おもと)
万年青(おもと)は、キジカクシ科(クサスギカズラ科)スズラン亜科オモト属常緑多年草で、代表的な古典園芸植物のひとつです。 一年中しっかりとした緑の葉をつけています。 真ん中の赤いものは万年青の実です。カタツムリなどの有肺類を媒介して花粉を媒介する「カタツムリ媒花」という特殊な受粉の仕方をしています。 藤子不二雄A氏の漫画で「万年青(ま
雪柳(ゆきやなぎ)
雪柳(ゆきやなぎ)は、バラ科シモツケ属の常緑低木です。春に小さな白い花をたくさんつけます。 桜とともに川沿いに植えられていることが多いので、春には桜のピンクと雪柳の白が彩る風景を楽しむことができます。 雪柳(ゆきやなぎ)は、コゴメヤナギやコゴメバナと呼ばれることもありますが、コゴメヤナギは、小米柳(ヤナギ科ヤナギ属)という種があり、コ
ミニトマト(プチトマト)とマイクロトマト
ナス科ナス属のトマトの一種「ミニトマト(プチトマト)」と「マイクロトマト」。 ミニトマト(プチトマト)は果実のサイズ的な品種の分類上の違いでトマトと同様、学名「Solanum lycopersicum」に属すようですが、マイクロトマトについては同属の「Solanum pimpinellifolium」という植物になるようです。 ミニト
ロッサビアンコとタイなす
ナス科ナス属のナス(茄子、茄)の品種「ロッサビアンコ」と「タイなす」。 ロッサビアンコ イタリア原産の「ロッサビアンコ」というナスです。 ヘタの所には少し棘があります。 ロッサビアンコはイタリアの伝統的な野菜としてヨーロッパでは有名なようです。形的には賀茂なすっぽいですね。色はご覧の通り紫のグラデーションです。 遠方の道の駅に行くと、
マーガレット
マーガレットは、キク科モクシュンギク属の半耐寒性多年草。木春菊(モクシュンギク)という和名で呼ばれることもあります。 最も一般的な花の色は白色ですが、ピンクや黄色の花のマーガレットもあります。 マーガレットの花 マーガレットもメキメキと成長し、昨年よりも数倍の花をつけています。 咲き誇り方としては、我が家の植物の中では最強クラスです。
ジャンボメークイン(じゃがいも)
ジャンボメークイン(じゃがいも) ジャンボメークイン(じゃがいも)は、もちろん馬鈴薯(ばれいしょ、学名:Solanum tuberosum)でありナス科ナス属の多年草植物です。 特大サイズの「ジャンボメークイン」(兵庫県養父市産)。 かなり時期が経ってから育ててみることを思い立ち、じゃがいもを育てる時は切り目を入れたほうが良いというこ