不思議なものだ、われわれの罰というものは!それは犯罪者を浄化しない。それは罪滅ぼしにはならない。それどころか、それは犯罪そのもの以上に顔に泥を塗る。 曙光 236
罰則そのものはどちらかというと、事後的な「更生への導き」や「罪滅ぼし」という規定というよりは、最後の一歩、つまり行動のゴーサインを出すことに対しての「予防的、抑止力的な意味合いが強い」ということは最近ではたまに出てくるようになりました。
さて、この項目では、まさに白靴下か黒靴下かでの一悶着の時のような、事柄についてつぶやいています。
具体的な罰則規定が無いような義務規定は、規定がないのと変わりありません。努力義務というものは、ギムキョが強気に出るための、「巨大権力は自分と同意見だぞ」という後押しであり、実力だけで説得するには力が及ばない時に、なんとか根拠として持ってくる性質のものです。紛争解決の時には、「まあこういう方向性だから」と、指針になりますよ、くらいのものです。そんなに事は単純ではありません。
そしてああいう規定はどういった目的があるのか、説明している側もよくわかっていません。
ある種の不文律
例えば客商売ならば「清潔感を大事にしなさい」ということは、本能レベルでも説明することができます。
臭いものより、汚れているものより、清潔感のある方が、「害がなさそう」と本能的に判断するからです。
客商売の目的は、お客さんにものを買ってもらったりすることですから、勝って貰う前から要らぬことでスタートラインにも立てずに拒絶されるのは効率の悪い話です。
清潔・不潔があまり気にならない人がいたり、「そこまで気にしなくても大丈夫」ということを説得できたりもするかもしれませんが、時間と労力に比べれば割が合いません。
何のために売るのか、それは利益を出すためです。
時間と労力を無駄に費やすということは、無駄なコストが増えるということです。簡単な労力と少しの時間で、こういった間口を狭める事柄を排除できるなら、という思考が、「客商売なら清潔感を出せ」というある種の不文律にまとまります。
それは大変合理的な思考の結果であり、規定としての強制力はありませんが、売上・利益などの数字、好感度アップやトラブル回避などの結果として、道徳としての強制力以上の効果をもたらします。
ペルソナ2 罪・罰
「罰」
さて、この単語を見てすぐに浮かんだのが「ペルソナ2罰」です。僕の中では、ペルソナ2は、歴代RPGの中でトップ5に入る名作です。合体魔法や悪魔との交渉があるので、最も攻略本を読んだ作品になるでしょう。
ペルソナ2には、ペルソナ2罰、そしてペルソナ2罪、という二つがあります。やりこんだレベルでいえば、「ペルソナ2罪」ですが、両作ともに素晴らしい作品です。ついでに前作の女神異聞録ペルソナも中古で買いましたが、難しすぎた印象があります。
ペルソナシリーズはユングを知っている人には「あるある」的にかなり面白い作品でもあります。
そういえばこの当時欲しかった、ユングの「赤の書」が大型書店で売っているのを先日見かけました。テキスト版なら5000円もしないようです。あの当時なら即買っていたでしょうが、今ではそんなに欲しいと思いません。
サトミタダシの洗脳ソング
ペルソナといえば、サトミタダシの洗脳ソングです。S.S.H(埼玉最終兵器氏)のサトミタダシをよく聴きました。ゲーム内に出て来るサトミタダシ薬局店のテーマソングですね。
サトミタダシ薬局店は、ゲームの中でアイテムを買うような場所ですが、店舗内に入るとテーマソングが流れます。この曲は頭からはなれない洗脳ソングとして少し有名でした。
その頃はまだまだ動画共有サイトなどはありませんでしたが、よくデジタルオーディオプレーヤーに入れてテスト前などにテンションをあげるために1.2倍速で聴いたものです。
女神異聞録ペルソナ
サトミタダシ薬局店テーマ曲
この曲にはかなりお世話になりました。ちなみにサトミタダシ薬局店テーマはペルソナ2の頃には、各店舗に入るごとに違うバージョンのテーマソングが流れて、「アレンジとはこういうことか」とひそかに思ったりしました。
つまり、「同じメロディラインなのに演歌調にするとはどういうことか」、というようなことを、ペルソナ2をプレイしながら研究していたということです。
参考までに
罰 曙光 236
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