アブニー効果(Abney’s effect)とは、実際の色の見え方は、彩度の低下とともに変化する現象のこと。理論的には、ある特定の波長の単色光(色光)に白色光を混色すると、その白色光の量に応じて色光の彩度のみが低下し、色相は変わらないと考えられるが、彩度の低下とともに色の見え方自体が変化してしまうことを指す。
実際の色相は変化していないはずであるが、彩度の変化によりそれを見る人間の目には色相が変化したように見えるというのがアブニー効果である。
アブニーの法則
アブニーの法則(グラスマンの法則 第四法則)とは、加法混色における輝度の加法則で、「輝度(きど)aの色光A」と「輝度bの色光B」を加法混色することによって得られた色光Cの輝度は、a+bになる輝度の加法則のこと。グラスマンの法則の第四法則とも呼ばれるが、この加法混色における輝度の加法則を確認したアブニ氏ーの名からアブニーの法則とも呼ばれる。
公開日:2018.10.20
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