プルキンエ現象

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プルキンエ現象(Purkinje phenomenon/プルキンエ移動)とは、明るいところと暗いところでは、それぞれの色・光の波長の長さによって明るく見えるものが変化するという現象であり、明所視においては主として錐体細胞が働くことから黄色い花が明るく見え、そして暗所視においては主として梓体細胞が働くことから緑の葉のほうが明るく見えるといった現象のことである。暗いところでは、短波長の青色に近いものが明るく見え、逆に長波長の赤色のものが暗く見える。

暗いところでは色の識別がしにくいという中、短波長の青色に近いものが見えやすいということから道路標識の背景は青色が利用されている。

プルキンエ現象(プルキンエ移動)のメカニズム

現象メカニズムとしては、網膜には錐体梓体の2種類の異なった働きをする感光細胞があり、波長と光覚閾の関係をみると、視感度が最大になる光覚閾が最小の波長は、錐体細胞が550mm付近であるのに対して、悍体細胞が510nm付近とピークがずれることから、このプルキンエ現象(プルキンエ移動)が起こる。チェコ・スロバキアの解剖学者、生理学者であるヤン・エヴァンゲリスタ・プルキンエ氏(Jan Evangelista Purkyně)が発見したことからプルキンエ現象(プルキンエ移動)と呼ぶ。

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Category:心理学

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