何かしらの理由でカツカツになっている時、悠長な人を相手にすると苛立ったりしてしまうことがあります。苛立たしげに、素早い会話を繰り広げるときは、どちらか一方、もしくは両方が何かしら急いでいたりする時や苛立っている時です。
仕事などで疲れが溜まってきている時などは顕著ですが、それ以外にも話のテンポの差や情報差なども苛立たしげな素早い会話の要因になったりします。
話すテンポの早い人がゆっくりな人と話すときは少し苛立ちますし、その逆もまた然りということで、話のテンポが合うかどうかというところは仲の良さを決定づけたりする要因にもなります。
「下剤だけですか?」
そういえば先日、苛立たしげに、素早い会話を繰り広げてしましました。
ある晩急に血便が出て、翌日に近所の医院に行ったときのことです。
問診中に「ひとまずの痛みを止めるような薬」をその日にもらうという感じになっていました。
結局そのまた翌日に大きな病院で下部消化管内視鏡検査を受けることになりました。
そしていざ会計時、それ用の下剤のみを処方されかけて、苛立ってしましました。
「下剤だけですか?」
という感じです。
一晩中血便と鈍痛に耐え、歩くのもやっとで、現役で痛みが残っている中、下剤のみ処方箋を渡された、という感じになります。
「ふざけるな」と思ってしまいました。
「痛い?」
「痛い言うとるやろが」
といった感じで軽く怒ってしまいました。
なぜなら、痛み止めがすぐに手に入る前提で、若干期待を込めて待合室で待機していたからです。
ふざけてはいけません。
「どういうつもりで、痛み止めの話は飛んだのか?」ということを知りたくて捲し立てるように聞いてみました。
すると院内処方と院外処方を混ぜることができないということのようでした。
では、なぜ処方箋に下剤のみが載っているのかね…
ということで、単に忘れていただけじゃないかと思いました。
とっさのことなので怒ったりしましたが、もちろんこれは僕の腹からの怒りです。
―
そして、血便ゆえに絶食中であり、腹の中もスカスカの状態で出ても鮮血のみという状態だったので、「この状態で下剤…」と思ってしまいました。
「こんな時に下剤などの服用しようものなら、大量に血が出るだけではないか?」と思いました。
しかし先の医院は信用ならないので翌日に検査に行く病院の方に電話で聞いてみました。
「その状態で、絶食中であれば下剤は必要ないですよ」
との回答がやってきました。
ふざけるな、ということです。
―
先の医院では十中八九「痔」だと言われましたが、下部消化管内視鏡検査の結果、虚血性大腸炎でした。
安静にしていれば治っていくようなので、ひとまずは安心です。
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