社会における自己の抽象的な定義

わかりやすさ重視ということなのか、何かにつけて専門性ばかりが前に押し出される傾向にありますが、社会における自己に関してはなるべく抽象的な定義づけをしておいて、全体像を把握する方が好ましいと思っています。

キーワード重視の社会環境では、具体的な専門性や権威性を武器にする人たちの方が目立つという意味ではやりやすいため、そうしたものに目を奪われがちです。

しかしながら、専門性を高めると盲点が発生しやすく、また想像通り応用が利きにくいというような感じになるので、ふとした環境変化の際に右往左往してしまうということも起こります。

端的には、どこぞの大企業専属の下請けは、大企業の方針変更ですぐに傾きやすいというような感じに似ています。

抽象的な定義をしておいた方が舵は取りやすい

職業に関しても外向きには何かしらの専門性で売り出すというのもいいですが、自分の中の自分の定義としては、もっと柔軟な感じで抽象的な定義をしておいた方が舵は取りやすく、気楽にうまくいきます。

業種的な感覚に縛られるより、商人とか事業家と定義しておけば、時代環境に合わせて儲かることを選んでいくことができますし、「自己の能力を社会に機能させる」という程度にさらに抽象化しておけば、収益に限らず様々な面でうまくいくようになります。

「自分はこういう職種なんだ」と頑なになると自分の秘めた可能性も発見できませんし、人からの頼まれごともなくなっていきます。

「そういう職業の方ではないとは思いますが、ちょっとズレたようなことになるものの、こういうことは対応してもらえますか?」

というような頼まれごとに応じていると、どんどん様々な能力が高まっていきます。

全体像の把握

専門性を高めるということもいいですが、そこに執着があるとどうしても全体像が霞んでいってしまう傾向にあります。

様々な企業の収益構造を知っていると、どの業種でも全体像はさほど変わらないことがわかってきます。

「他の分野で有効な手」をスライドさせて応用させることもできるようになりますし、人ではなく、情報や資本を動かすだけで類似の機能をもたらすこともできるというようなことに気づきます。

ひとまずは専門性というのも理解できますが、本来、そうしたものも伸ばそうと思うと様々な物事を理解しようとしないと、本業の方も伸びないという感じになっています。

生身の構造

ということで、やはり全体像を把握するというのが最も重要な気がします。収益に関して言えば、会社とか経済社会全体の仕組みのようなものの把握です。

こういうと、ミクロ経済やマクロ経済の話になりそうですが、ああしたものとは少し違います。

もっともっと身近で、もっともっと幅広い「生身の構造」です。

そうしたものをより一層把握しようと思いつつ、変に「自分はそ営業マン」とか「デザイナーだ」というようなことを思い込まずに、商人や事業家のようなものだと思っていれば、社会環境の変化など面白みにしか感じなくなります。

言葉で言えばどんな言葉になるのかはわかりませんが、商人や事業家、投資家、社会活動家等々を含めたような抽象的な形を社会における自己の定義としておいておけば、いろいろな物事を気楽に楽しむことができます。

もちろん普段は専門的な何かの職種という感じでも構いません。

しかしながら、そうした柵に自分自身を閉じ込める必要はないという感じになります。

定義づけの罠

だいたいこうした感じの定義づけの罠は、「人への説明」への焦りのようなものから来ているような感じがします。

「あなたは何をしている人ですか?」と聞かれて即答できないとか、自信をもって答えられないとか、そうしたものです。

相手にもわかるようにという意味では、何か具体的なものの方が話は早いですが、本来は「相手にそんなことを理解させる必要はない」という感じになっています。

そうした質問は、相手の奥深いところにある恐怖心だったり、話のきっかけのためだったりといった程度です。

今どのような状況にあっても、「適当な言葉は見つからないが、商人や事業家や投資家や社会活動家を統合したような感じ」と定義づけするというのは自由です。

そうしておいた方が、それに関する情報が見えるようになりますし、いろいろなチャンス、きっかけを掴むことができます。

「世間的にはこんな感じですけど、説明するとなると…何なんですかね~…」と頭をかいておけば良いのではないでしょうか。

変な目をされたとしても定義づけの罠に嵌ってしまうよりはずいぶんとよいはずです。

そのような感じで、社会における自己の定義など、本来は抽象的であればあるほど良いという感じになります。

Category:miscellaneous notes 雑記

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