水木しげるロードの妖怪 神仏・吉凶を司る妖怪たち

水木しげるロードの妖怪 神仏・吉凶を司る妖怪たち

水木しげるロード第三弾は、「神仏・吉凶を司る妖怪たち」です。

貧乏神(びんぼうがみ)、たにぐく、八岐大蛇(やまたのおろち)、大元神(おおもとがみ)、アマメハギ、隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)、田の神(たのかみ)、件(くだん)、クサビラ神、龍(りゅう)、土用坊主(どようぼうず)、金霊(かなだま)、夜行(やぎょう)さん、座敷童子(ざしきわらし)、閻魔大王(えんまだいおう)、井戸の神(いどのかみ)、シーサー、麒麟獅子(きりんじし)と猩猩(しょうじょう)、方相氏(ほうそうし)といった妖怪がいます。

貧乏神(びんぼうがみ)

貧乏神(びんぼうがみ)妖怪ブロンズ像

貧乏神(びんぼうがみ)妖怪ブロンズ像

家に居つくとその家が貧乏になるとされる貧乏神。

水木しげるの妖怪事典には貧乏神にまつわる次のような話が掲載されている。

文政四年頃、番長のある武家の用人が主命を受け下総の知行所に行った時のことである。江戸を出て草加の宿まで行った時、古い衣、白菅の笠、頭陀袋姿で身は痩せ衰えた四十歳くらいの法師と出会った。

用人は法師と話す仲となり、「貴僧はどこからどこへ」と聞いた。すると法師は気味悪く笑い「番町の某邸にいるが、越谷へ行く」と言った。

某邸は偶然にも用人のいる家であり、怪しんだ用人は、その邸にいるものだが、あなたを見たことはない、出家者は嘘をつかないと聞いているが、と笑った。

すると法師は「嘘はない。しかし見知らぬのも道理。愚僧は世にいう貧乏神である」という。

そして「恐れることはない、当代にて貧窮のどん底となったゆえもはやこの上用事もないから他家に移ろうと思う。今後は家に幸福が訪れ、借財も無くなる」と言ったという。

たにぐく

たにぐく 妖怪ブロンズ像

たにぐく 妖怪ブロンズ像

「古事記」に登場するヒキガエルの神。出現地は、島根県松江市美保関町。

八岐大蛇(やまたのおろち)

八岐大蛇(やまたのおろち)妖怪ブロンズ像

八岐大蛇(やまたのおろち)妖怪ブロンズ像

「古事記」「日本書紀」に登場し、様々なマンガ、ゲームでもよくモチーフとされたりする八岐大蛇(やまたのおろち)。八つの頭、八つの尾を持つ大蛇。出現地は島根県。

大元神(おおもとがみ)

大元神(おおもとがみ)妖怪ブロンズ像

大元神(おおもとがみ)妖怪ブロンズ像

中国地方において村の守護神として捉えられている大元神(おおもとがみ)。神木に蛇藁を巻き重ねた状態で祀られている。

アマメハギ

アマメハギ 妖怪ブロンズ像

アマメハギ 妖怪ブロンズ像

石川県の能登半島において年替わりの晩に出る妖怪とも神のお使いともつかぬものとして捉えられているアマメハギ。「アマメ」と呼ばれる「怠けだこ」を剥ぎ取りにくる。怠惰への戒めという意図があるような気がする。

隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)

隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)

隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)

伊予(愛媛県)の狸の大親分である隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)。

田の神(たのかみ)

田の神(たのかみ)

田の神(たのかみ)

稲を司り、豊かな実りをもたらす神とされる田の神(たのかみ)。

件(くだん)

件(くだん)

件(くだん)

ペルソナ2でもおなじみの件(くだん)。牛の腹から生まれ、生まれるとすぐに何かを予言し、すぐに死んでしまう。予言は必ずその通りになる。出現地は、中国地方、四国地方、九州地方。(ペルソナでは噂を流すと廃工場に現れる)

クサビラ神

クサビラ神 妖怪ブロンズ像

クサビラ神 妖怪ブロンズ像

クサビラ=キノコ。飢饉で餓死寸前に追い込まれたとき、神社の神域に大量発生したキノコにより生き延びたということから、その神社は「菌(クサビラ)神社」と呼ばれるようになった(明治までは草平社と呼ばれていた)。出現地は、滋賀県栗東市。

龍(りゅう)

龍(りゅう)妖怪ブロンズ像

龍(りゅう)妖怪ブロンズ像

海神・水神の一種で妖怪というよりも龍神として扱われる龍(りゅう)。出現地は中国。

土用坊主(どようぼうず)

土用坊主(どようぼうず)妖怪ブロンズ像

土用坊主(どようぼうず)妖怪ブロンズ像

土用の期間に邸地内に現れる土地神。出現地は、神奈川県相模原市。ちょっと某芸人さんに似ている。

金霊(かなだま)

金霊(かなだま)妖怪ブロンズ像

金霊(かなだま)妖怪ブロンズ像

「金霊」が 入った家は栄え、出て行った家は滅びるという貧乏神の逆バージョン。出現地は、関東地方。

夜行(やぎょう)さん

夜行(やぎょう)さん 妖怪ブロンズ像

夜行(やぎょう)さん 妖怪ブロンズ像

節分の夜に現れる髭の生えた一つ目の鬼、夜行(やぎょう)さん。 首なし馬に乗って道路を徘徊し、出会うと投げられて蹴殺されると言われる。出現地は、徳島県。

座敷童子(ざしきわらし)

座敷童子(ざしきわらし)妖怪ブロンズ像

座敷童子(ざしきわらし)妖怪ブロンズ像

家の中に現れる子供の姿をした妖怪座敷童子(ざしきわらし)。結構有名です。家にいれば、その家は栄え、いなくなると没落するといった感じで金霊と同様貧乏神の逆バージョン。出現地は、岩手県遠野市など東北地方。

閻魔大王(えんまだいおう)

閻魔大王(えんまだいおう)妖怪ブロンズ像

閻魔大王(えんまだいおう)妖怪ブロンズ像

死者の魂を裁く閻魔大王(えんまだいおう)。幽遊白書でもおなじみです。出現地は、極楽と地獄の門前。

のんのんばあとオレ 正福寺の地獄極楽絵図(六道絵)

井戸の神(いどのかみ)

井戸の神(いどのかみ)妖怪ブロンズ像

井戸の神(いどのかみ)妖怪ブロンズ像

水の神ともいわれる井戸の神(いどのかみ)。井戸の神(いどのかみ)を怒らせると、水を濁らせたり、病気をまき散らしたりする。出現地は、宮城県仙台。

水木しげるの妖怪事典によると次のような話がある。

昔、仙台にて主人が病気がちであるということから巫女に拝んでもらったところ次のようなことを言われた。

「この家を建てる時に井戸を潰して埋め立てたので、井戸の神が苦しいと言って祟るのだ」

そういわれても家を潰すわけにもいかないので、元の井戸に空気抜けの管を設けて少し苦しさを和らげることにした。

ある日、美人の女中が井戸水を汲むために釣瓶を上げると、井戸の神が釣瓶に掴まり上がってきた。女中に惚れていたようで、井戸の中に引きずり込んでしまったという。なお、顔はなまずに似ているようである。

シーサー

シーサー 妖怪ブロンズ像

シーサー 妖怪ブロンズ像

有名な沖縄のシーサー。あらゆる災難や悪霊を追い払う魔よけの守護神であり、沖縄では至るところに設置されている。

街角のシーサー

街角のシーサー

(参考:沖縄にて)

麒麟獅子(きりんじし)と猩猩(しょうじょう)

麒麟獅子(きりんじし)と猩猩(しょうじょう)妖怪ブロンズ像

麒麟獅子(きりんじし)と猩猩(しょうじょう)妖怪ブロンズ像

中国の想像上の動物、麒麟(きりん)を頭につけた「この世の魔性を祓う神の使者」である麒麟獅子(きりんじし)と、そのあやし役である猩猩(しょうじょう)。出現地は、鳥取市周辺。

方相氏(ほうそうし)

方相氏(ほうそうし)妖怪ブロンズ像

方相氏(ほうそうし)妖怪ブロンズ像

人間の目には見えない疫鬼を退散させる鬼神である方相氏(ほうそうし)。 鬼遣(おにやらい)の追儺(ついな)式の時に魔や鬼を払うために出てくる神である。目が四つで頭に角が生えており、鬼のような顔をしている。出現地は、近畿地方。

水木しげるロードの妖怪

Category:adventure 冒険の旅

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