井戸の神(いどのかみ)

井戸の神(いどのかみ)妖怪ブロンズ像

井戸の神(いどのかみ)妖怪ブロンズ像

井戸の神(いどのかみ)妖怪ブロンズ像

水の神ともいわれる井戸の神(いどのかみ)。井戸の神(いどのかみ)を怒らせると、水を濁らせたり、病気をまき散らしたりする。出現地は、宮城県仙台。

水木しげるの妖怪事典によると次のような話がある。

昔、仙台にて主人が病気がちであるということから巫女に拝んでもらったところ次のようなことを言われた。

「この家を建てる時に井戸を潰して埋め立てたので、井戸の神が苦しいと言って祟るのだ」

そういわれても家を潰すわけにもいかないので、元の井戸に空気抜けの管を設けて少し苦しさを和らげることにした。

ある日、美人の女中が井戸水を汲むために釣瓶を上げると、井戸の神が釣瓶に掴まり上がってきた。女中に惚れていたようで、井戸の中に引きずり込んでしまったという。なお、顔はなまずに似ているようである。

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