分化条件づけ(分別学習)

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分化条件づけ(differential conditioning/弁別学習)とは、ある刺激の呈示に対しては強化しながら、別の刺激呈示に対しては強化しないという手続による条件づけである。「分別」を示すことから弁別学習とも呼ばれる。

「強化された刺激下」で反応が生じるように、「強化されない方の刺激下」では反応が生じなくなるように条件づけをするというのが分化条件づけである。分化条件づけにおいて、強化されない方の刺激下の制止を分化制止と呼ぶ。

分化と般化

分化は、2つの刺激呈示において、一方に無条件刺激を伴わせ、もう一方には無条件刺激を伴わせないことで分別を示すことができる。すなわち、条件刺激がある方には条件反射を生じさせ、条件刺激がない方には生じさせないようにすることで刺激を区別できるようになることから分化が起こるというメカニズムである。

こうした分化に対して類似刺激に条件反射するという般化というものがある。

「般化」とは、条件刺激に対するものだけでなく、それに類似した刺激にも条件反射が生じることを意味する。すなわち、ある音が条件反射における条件刺激だとすれば、その音に類似する音にも同様に条件反射が生じるというものである。

なお、類似する条件刺激に対して条件反射が起こることが般化であるが、類似性が遠ざかることによって反射を起こす力は弱くなることを般化勾配と呼ぶ。

分化制止

分化制止(differential inhibition)とは、分化条件づけ(弁別学習)において、「正刺激への反応の強化」と、「般化刺激」または「かつて強化された負刺激への反応の消去」という二つの過程が起こり、負刺激への反応は試行に伴い消去されていく時の「制止」を意味する。

なお、分化条件づけ・弁別学習は、基本的にレスポンデント条件づけ・古典的条件づけにおいて用いられる用語だが、オペラント条件づけにおいても用いられる。

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Category:心理学

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