ネット広告の品質と品性

詐欺的な商法を叩く割に、その脇でちゃっかりとそうした広告を表示することで収益を上げているという落語的な感じに爆笑したので、記念に書き記しておこうと思います。

最近また「ネット広告から集客して情報弱者からお金をむしり取る系」の人たちが問題になったりしていたようです。昔からこの手の情報商材詐欺のようなものは常に一定のマーケットを持っていて、なぜかそれにハマってしまう人たちも一定数いるという感じになっています。

今回問題視されていたのは、「スマホタップで稼げる」的なやつで、半年や一年ちょっとで数億円を稼いだという感じのようです。こうしたものは昔から同じですが、ブログアフィリエイトとか動画アフィリエイトの方法、特にスパム的なが使えなくなってきたら「情報商材として売る」という感じになっています。

インターネットの普及に合わせてそうしたものがインターネット上で繰り広げられるようになりましたが、以前から郵送物としてのダイレクトメールで同じようなものはありました。ということでいつの時代でもそうしたものにハマってしまう人はいるのでしょう。

いかに「マス」を相手にするかというところで、方法論がインターネットに変わっただけで、そうしたものは昔からありますし、今後もちらほら出てくるでしょう。方法論は変化していったとしてもです。

「方法論を教える」というサービス

ただよくよく見渡すと、専門学校や「しょうもない民間資格講座」も同じような構造になっています。情報商材系は、「爆発的に稼げる」みたいな謳い文句だったりしますが、専門学校などでも実際卒業後にその仕事に就けるかどうかは本人しだいという感じで、実際にそれで生活できるかどうかは本題ではなく、「方法論を教える」ということがサービスになっているため、そういう意味ではあまり構造に違いはありません。

「スマホタップで稼げる的なやつ」にしても、利用者本人のやり方しだいである程度は本当に稼げるのかもしれませんし、数円でも稼げるのであれば詐欺とまでは言えません。

全くの嘘や犯罪の教唆なら話は違ってきますが、結局は競馬新聞と同じような構造のものに詐欺というレッテルを貼るわけにもいかないという感じです。

しかしニュース記事を見ていると、「その方法で本当に稼げた人はいない」というような事が書いてありました。

まあ確かに稼げた人はいないのでしょうが、スマホタップで稼げる系の話を非難するのならば、専門学校や芸術大学も対象に入れねばなりませんし、胡散臭い民間資格ならなおさらという感じがしたりもします。

ニュース記事の脇に同じような広告

そしてそれより何より、そんな「ネット広告で集客し、情報商材を売っていた」ということを叩いているようなニュース記事の脇に同じような広告が表示されているという落語的なオチになっています。

結局、そうした人たちも「詐欺的な広告に加担しているではないか」ということです。

そう考えると、テレビや新聞といった一般的なマスメディアの広告のほうがずいぶんとまともに見えてきます。いくら洗脳企業が絵を描いていると言ってもまだマシです。

大手の通信社のサイトですら、いかにも「釣りタイトル」の胡散臭いダイエット広告や詐欺まがいの広告が平気で表示されるのですから、品性はどこにもありません。

「蓋を開けてみたら社会的問題となるようなサービスを提供する業者だった」という感じのことを防ぐための精査のかけらもなく、ただ配信されるバナー広告を垂れ流しているような状況にしか見えません。

まあ、そうは言っても昔からメディアたるもの「お金さえくれるのであればカルト宗教の出版物でも何でも来い」という感じなので、そんな事はあまり気にしていないのでしょう。

ネット広告の影響により、いたるところで品質と品性が低下しているような気がします。

ということで、いつもの如くの宣言になりますが、本ブログでは永久に広告をつけることはありません。

広告による威厳の喪失

Category:IT &Internet パソコンとか通信とか

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