うつと酸欠と呼吸法

うつと酸欠と呼吸法について触れていきます。酸欠だからうつになるという短絡的な感じではないのですが、気分がすぐれない時に即効性のあるものとして呼吸法をご紹介しておきます。

うつに限らず体の不調となると、やれ何の成分が足りないだとか、これを補えば体調は良くなるだとかいった感じで、すぐに何かを売るということをしてきます。

「何かを売るために無駄に不安がらせているのではないか?」とすら思ってしまうほどです。

もちろんそうした「成分」的なものも影響を与えたりしますが、よほどのことがない限りそうしたものは後からで十分です。

よほどのことであるならば既に病院に行っているはずであり、医師が手ほどきをしているはずなので、やはりどう考えても後からで十分です。

バイクでも車でも不調の時にまず疑われるのがエアクリーナーということで、酸欠は意識状態を筆頭に体調全般に大きく影響を与えます。

「何か特殊な成分が入ったものであれば劇的に良くなるのではないか?」

という期待はいいですが、まずは酸素、水、塩分、糖分といった基本的なところを押さえてからの話だということを忘れてはいけません。

ぶっ倒れた人には、まず「酸素と点滴」というのが普通だと言うことを知っているはずなのに遠くにあるものにばかり目が行って、近くにある基本を蔑ろにしている感が否めません。

「画面の向こう側の女優さんより隣りにいる奥さんを大事にしよう」

というような感じです。

さて、本題に移りましょう。

日常は圧倒的に酸欠

体のコリから内臓の不調、そしてうつ状態まで、たいていは酸欠が大きく影響を与えていたりします。

「昔に比べて緑が減った」ということもありますが、生活のあり方自体が酸欠を招く要素でいっぱいだという感じになってきています。

特にコンピュータ関連がそれに拍車をかけていると思います。PC操作やスマートフォンの閲覧など、意図せず変な姿勢になり、意図せず呼吸が浅くなっているということを招きやすい社会環境になっているという感じです。

それはそれで社会的な流れなのでひとまず置いておいて、さらにいうと外で仕事をしていたような時代、定時に仕事が終わって夕方には家に帰れていた時代とは大きく様子が異なっていますし、農耕全盛期の時代から比べれば運動量も圧倒的に減っているはずです。

そういうわけで、日常的に酸欠になる要因は、各方面でどんどん強まってきているというふうに考えることができます。

酸素が足りないと頭が働かないというのは当然ですが、頭を優先するために体のいろいろな場所が犠牲になってくれているという感じになり、おかげで全身が凝り固まり、内臓までおかしくなるということが起こってきます。

血の巡りや体温の維持に関しても、心臓の他にふくらはぎを筆頭とした各筋肉、そして呼吸による横隔膜の運動がそれを補助していたりします。

しかし、運動はあまりしない上に、画面に意識が向きすぎて呼吸が浅くなっているとなれば、全身に酸素が行き渡るはずはありません。

ということなので、日常的に酸欠状態にある全身をリフレッシュさせてあげましょう。

手軽なのは散歩

酸欠状態にある全身をリフレッシュさせるのに最も手軽なのは散歩です。やや早歩きくらいで20分位歩けば十二分です。日常にプラスする感じで歩くというのが理想的です。

なぜなら「どこかに向かう」ということを目的としていた場合、若干緊張が潜んでいて、うまく呼吸ができていないという場合があるからです。深夜にコンビニに行くくらいならいいですが、出勤時の場合は、頭の中が想念でいっぱいなので、あまり効果的ではありません。もちろん、歩くことだけに集中できるのであればそれでいいですが、仕事のことを一切考えずに歩くのはまさに修行レベルのことなのでリラックスという意味ではハードルが高くなってしまうことがあるからです。

なお、歩く時に「自分の肺はかなりでかいサイズなのだ」ということに気付いてから歩くと呼吸が深くなったりします。実際に肺は最大で2.5Lくらいの体積になったりします。図鑑か画像検索ででも肺のサイズを確認してから歩いてみると、それだけで呼吸が深くなったりします。

ある程度深い呼吸をしながら歩くと、人によっては背中の張りがマシになったりします。そうして筋肉がほぐれるとさらに呼吸がしやすくなるので一石二鳥です。

おそらく最強の呼吸法

呼吸法と言うと「ヨガにハマった人」ですが、あまりに怪しい呼吸法や瞑想法を採用すると頭がバグって「修行するぞ修行するぞ修行するぞ」の人のようになってしまうので、うつの改善、酸欠改善にだけ着目して調整した「おそらく最強の呼吸法」をご紹介しておきます。

姿勢

姿勢は「無理をせずまっすぐに」が基本ですが、内臓をかばうために猫背になっている人もいると思うので、あまり厳密でなくてもかまいません。なぜなら、「ちゃんとやろう」と思うこと自体が緊張になるからです。

真っ直ぐな姿勢の感覚を得るには「膝立ち」をすればすぐにつかめると思います。

膝だけで立つと、背筋が自然と真っ直ぐになります(もちろん肩幅くらいに開いた状態です)。そういうわけで、なんならその状態で行っても構いません。

可能であれば結跏趺坐、といってもほとんどの人には痛みが出るのであぐらから片足だけをもう一方の上に乗せる半跏趺坐あたりでいいでしょう。その場合は、おしりに「半分に折った座布団」なんかを敷いてみてください。お尻に敷くものの高さは、背筋の緊張が無くなるような高さのものという感覚で調整してください。

目は開けていてもいいですが、閉じるか半瞑りで「眼球を上まぶたに固定する」くらいの感じのほうがやりやすいかもしれません。

いざ、吐ききれ

息を吐く時は、口を「あ」の形にして、息を吐ききる感じで、「もう限界だ」と思うレベルにまで息を出し切ってください。

本来は力まずに吐くというのが理想ですが、まあ全身が固くなっているので最初は運動だと思って、「最後の一滴を絞る」位の感覚で吐ききりましょう。吐く時にやや前傾になっても構いません。

なお、口周りの筋肉がほぐれると気持ちも楽になりますので一石二鳥です。たまに限界まで「あーー」と絶叫するレベルにまで口を開いて吐いてみたりしてもいいでしょう。

吸う時はもちろん鼻

息を吐ききった段階で、口を閉じて、自然に任せるまま鼻から吸ってください。

そして3秒位腹に溜める感じで置いてみたりしてください。

あまり厳密に守らなくても構いません。

そんな感じで吸った後はまた、限界まで吐ききってみましょう。

「息を吐く時に力を緩める」

ということだけ意識しておけば、暴走する系を防ぐことができますので、それだけ意識してください。

臭い息を感じて30回

そんな感じで限界領域レベルで呼吸していると「肺の底に溜まった臭い息」がどんどん外に出ていきます。

息を吸う時に「内臓を肺で押してやるぞ」という感じでほぐす気満々で息をしても効果的です。

もちろん不自然な呼吸をしていることになりますが、現役で体が不自然なので、それを矯正するつもりで30回以上繰り返してみてください。

人によっては、途中であくびが出て涙が出てくることがあります。

ちなみに僕は、これを行うと時にヤクルト一本分くらい涙が出ます。もちろんあくびでです。

そうした時や鼻が詰まってきた時は無理せずにかんだりしつつ、基本的には連続30回以上呼吸を行うことを目処にやってみましょう。

本来はそのあとに3段階くらいありますが、意識のスッキリさと酸欠改善くらいであればこれで十分です。

なお、吸う時の時間と吐く時の時間の比率で交感神経優位になるとか副交感神経優位になるとかいうやつがありますが、自然と吐く時間の方が圧倒的に長いので、基本的には副交感神経優位になるはずです。

息を吐ききることに着目していると自然と意識は呼吸だけに向きますし、「呼吸だけに意識が向いたほうがいい」くらいなものなので、究極的には向かなくても構いません。それくらい気楽にやるくらいでちょうどいい、という感じです。

そうして、臭い息をたくさん吐ききった後は、気になるところをリラックスさせましょう。

基本的に体を伸ばして力ませながら限界まで息を吸い、限界に達した時に一気に脱力しながら一気に息を吐くと、その部分がほぐれてきます。

そうしてある程度酸欠が改善し、呼吸が楽になってきたら後は日常の酸欠を防ぐという感じで気をつけるようにしてみましょう。

「あ、今息が止まってた」

それに気付いた時に深呼吸をするという感じで過ごしておけば、どんどん体は楽になっていきます。

なお、首や胸、そして背中がガチガチになっていて、そのコリで呼吸が浅くなっていて、呼吸が浅いからさらにコリが増すという悪循環が起こっていることが多いので、呼吸法だけで物足りない場合は、鎖骨の上あたりにあるコリを筆頭に「呼吸を浅くしているコリ」をほぐしてみましょう。まあそのあたりはプロに任せたほうが無難です。

まあ、日常的に酸欠であり、それが日常なので「酸欠であることに気付いていない」ということになっていることが多いという感じです。そんな中、散歩に行ったり深呼吸を繰り返したりするだけで結構気分は変わってきたりするので、そういうものを利用するというのも一つの手だという感じで捉えておいてください。

体を軽くして1ミリずつ楽になろう

Category:うつ、もしくはうつ気味の方へ

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