あぐらをかいた税理士の杜撰さ

税理士の方々もその仕事ぶりは千差万別です。「あぐらをかいた税理士の杜撰さ」ということで、税理士の中でも杜撰な仕事をするような人について、実際に身の回りであった事例を中心に触れていきましょう。

個人的な感想ですが、比較的若年の方の方がしっかりしているような印象があります。その背景には、「先生」と呼ばれ、肩書による惰性で仕事をしているような年配の税理士の人は、気が緩み、すべてが形だけかつ、実務は事務員さんに丸投げという感じになりやすいからであると思っています。

この手の人は、営業活動を行う若手税理士さんたちに対して、「『先生』と呼ばれるような仕事なのだから、人に頭を下げるな、威厳がなくなる」という言葉をかけたりもするようです。

顧問料だけ貰って何の提案もせず、事実的な経理部分は事務員さんに丸投げ、確定申告時にチェックすらしていないというケースもあります。しかしながら関与税理士の欄にハンコをついているのであれば、責任逃れはできません。

借り入れが雑収入に計上され税額が増えたため修正申告

これは実際に身内で起こったことですが(僕の事例ではありません)、借り入れが雑収入に計上され、税額が異常に増えたため後々税務署等々に修正申告に走ったというようなことがありました。

近年、事業者向けのコロナ対策として給付金やら要件のゆるい融資制度やらがたくさんあります。

それで、身内が事業継続のため、給付金の申請もした上で、貸付制度も利用したというようなことがありました。

で、その身内の事業者が加盟している組合団体お抱えの税理士が、税務や確定申告を担当しているような感じでした。

遅すぎる指摘

確定申告時期になり、課税額が結構あるというようなことをいきなり言ってきて、その身内の事業者は僕に相談をしてきました。

「あの、せめて年が明ける前に言ってきてくれる?」

と言った感じです。

年が明けてからでは何の対策もできません。

あまりに直近すぎても結局何もできないということになりますので、「せめて9月、10月くらいに言ってこいよ」ということになります。

課税額が多くなりそうなら、例えば倒産防止共済を利用して掛け金を損金算入する等々によって対策もできます。

税理士としての仕事をしているとは思えません。

確定申告後の修正申告

で、「どうにもならない」というまま、ひとまず確定申告を終えたようでした。

しかしやはり課税額に違和感があったようです。

それで書類をよくよく確認してみたところ、借り入れの分、つまりコロナ対策融資を受けた分が、給付金と同じような仕訳になっていたようでした。

つまり、借りているのに、給付金を受け取った時と同じように「雑収入」として勘定されていたということになります。

借りて返すようなお金の部分を「貰った」というような形で計算されていたということです。

で、それに気づいた身内は、税務署やら市税事務所やらに走り、修正申告を行いました。

何の問題もなく修正申告は受理されて、税額はズドンと減りました。

「税理士は何をしとるんや」

その一言です。

組合に加入している別の事業者も同様に

問題はそれだけに留まりませんでした。

所属する組合に所属する他の事業者も同様に、借り入れを雑収入に計上され、おかしな課税額になっていたようです。

もちろん、みんなに今回の修正申告の話を伝えて、おかしな課税額になっていた事業者は皆修正申告に走ったようでした。

組合を通してたくさんの事業者を抱えると言うのはいいですが、杜撰すぎます。

さすがに税務署側も問題視していたようです。

関与税理士にハンコをついているので言い逃れはできません。

素人だからこそ費用を払って依頼しているのに、素人だからといっていい加減な仕事をしています。

で、「先生」と。

笑わせんな、といったところです。

長年素人から「先生」と呼ばれ、あぐらをかいた結果

まあ端的には、この税理士の杜撰さは長年素人から「先生」と呼ばれ、あぐらをかいた結果といったところでしょう。

おそらくほとんどの部分を事務員に丸投げして、無駄話をするだけの顧問先訪問をして、先生気分を味わってきたからこそと言う感じです。一元化することはできませんが、年配の税理士ほどこの傾向があるように思います。

あまりに若年の場合は、スキルが不十分ということもありますが、年配でベテランになると、こうした「あぐら現象」が生じます。ということで、あぐら現象による杜撰な対応に当たる可能性もあります。

身内が自分で気づいて自分で修正申告に走ったため良かったですが、気づかなかったら無駄に高い税金を納めるハメになっていたわけです。

自力で確定申告をしているのならまだしも、税理士に頼んでいたにも関わらずです。

ちなみに今回の事例を組合事務局の事務員さんが当の税理士に報告すると(僕の身内だけでなく多数の組合加入事業者が被害に遭っているため)、

「忙しいから」と言って一方的に電話を切ったそうです。

悪徳業者と変わりありません。

Category:finance お金に関すること

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