都市伝説が現実になるように、よくわからない風潮が蔓延し、それが常識となっていくということがたまに起こったりします。
昔からよく言われるようですが、特定業種では某セダンに乗らなければならないとかいう話を聞きます。
それに乗らなければ相手にしてもらえない、と。
おそらくセルシオなどが発売されていなかった時代に、見せびらかしたがりが、酔ったついでにいつも飲み屋で説いていたのでしょう。
噂が現実になる。なんだかアトラスの「ペルソナ」シリーズ(ゲーム)の世界みたいですね。
日経を読まない奴をビジネスマンとして認めない
あとよく聞く話ですが、「日経を読まない奴をビジネスマンとして認めない」というのがあります。今でもそうなのでしょうか。
別に認めていただかなくても結構です。
あんな遅くて情報量の少ない媒体に、いつまでもこだわりを持つのもいかがなものでしょうか。
株のトレードなんかをやってると、日経を読んでいるだけでは勝てないことがわかります。
読むことがいけないわけではないのですが、読まないからといって何がどうなるのかを説明できないと、ただ恥をかくだけです。
なぜビジネスマンとして認めないのですか?
答えられないなら、そういうことは言わないことです。
Macに対する思い
似たような話で、Macがあります。
デザイン関係などなどではMacを使っていないと相手にされないとか聞きます。未だに聞きます。
なぜ、デザイン系のソフトにはWindows版もあるのに、未だにそんなことを言うのでしょうか。
するとこんな答えが返ってきます。
「昔はMacしかそのソフトは使えなかった。だから昔から使っている証拠だ」
いえ、これには論理矛盾が生じています。
昔、Macを使っていて、今はWindowsを使っている、という可能性だってあります。
別にMacを使うのはいいのですが、Macを使っていない人を相手にしない理由などどこにもありません。
これらの人々は結局カッコつけているだけだと思います。
先日、システム屋(ハードに組み込む系)の友人と話していたのですが、「そんなこだわり持ってる奴って結局情報弱者なんじゃない?」という結論になりました。
その友人はMacintosh、Windows両方入れているようです。
おおよそおしゃれなカフェでリンゴのマークを光らせている人は、自分に酔っているのでしょう。Windowsが入ってそうなPCで仕事をしている人はあまり見かけません。
「営業さんでもないのにカフェなんかで何してんの?」と言いたくなります。そもそもノートで仕事をするよりデスクトップの方がしやすいと思います。
電車の中で英書
ブックカバーをせずに電車の中で英書を読んでいる人のようなものです(電車で隣に掛けた客の本)。
本人はカッコついてると思っているのでしょうが、結構滑稽だったりします。
軽い冗談でこれらのことを主張することはいいですが、本気モードで話すもんだから、新人さんは鵜呑みにしてしまいます。
すると、それが現実になってしまうのです。
都市伝説を真に受けない人たちがマイノリティになり、肩身の狭い思いをします。
「何か一つでも人に勝とう」の表現の一つとして、このような主張があるのだとは思いますが、他人は意識しないほうがいいと思います。
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