葦(ヨシ、アシ)は、イネ科ヨシ属の多年草です。簾(すだれ)のひとつ簾葦簀(よしず)に使われている植物です。川辺や湖沼の水際、湿地等々水辺によく生えています。表記としては葦の他、芦、蘆、葭などが使われることがありますが、一般的には葦です。芦毛の芦、蘆山寺の蘆(一般表記は廬山寺)、葭屋町の葭ですね。
イネ科丸出しの植物ですが、稲などよりも草丈が相当高い感じです。人の身長を越します。この葦は地下茎が伸びる形で群生します。節からひげ根を出して繁殖します。
「人間は考える葦である」というパスカルの「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」という言葉では「アシ」と読まれますが、現代では一般的にヨシと呼ばれたりします。
単にアシという言葉が「悪し」っぽいからという理由のようですが、良し悪しを逆転させようということなのか「ヨシ」と呼ばれるようになったようです。
葦(ヨシ、アシ)の葉
すぐに指を切ってしまいそうな葦(ヨシ、アシ)の葉。
稲などに比べて草丈が長いということに比例してサイズが大きい葦(ヨシ、アシ)の葉。
学名: Phragmites australis
イネ科
- イネ科ススキ属 芒(すすき)尾花(おばな)
- イネ科チガヤ属 白茅(ちがや)
- イネ科キビ亜科エノコログサ属 エノコログサ(ねこじゃらし)
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Category:植物