リボーの法則(Ribot’s law/リボーの逆行律)とは、記憶の忘却に関する経験則で、記憶障害や進行性痴呆などの場合において、忘却が新しい記憶から古い記憶へ、また単純な記憶から複雑な記憶へと進行すること。直観的な予測とは反対に「新しい記憶」から忘れたり、「複雑な記憶」から先に忘れたりする現象。「リボーの法則」の名称は、フランスの心理学者・精神病理学者、哲学者であるリボー氏から。名前の綴りからリボットの法則と表記されることもある。
最近覚えたことの方がよく記憶されていそうなものだが、「私ご飯食べたかしら」的に最近の出来事から先に忘れていくという感じになる。
なお、記憶とは基本的に覚えていることを統合し呼び出すという感じなので、どちらかというと「記憶の中からうまく引っ張り出せない」というのが忘却という感じであり、一応全てのことは記憶はしていると思っておいた方がいいかもしれない。
ということなので、嫌でも全てを覚えてはしまうが、重要でないことは思い出せなくても構わないので忘却するという感じになる。
公開日:2018.10.22
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