もう何年も髪を切りに行っていません。
いつも自らバリカンで切ることにしています。
最近でこそ坊主頭ばっかりしていますが、髪が長い頃もありました。
一番長い時で肩くらいまでありました。
中途半端な髪色が嫌だったので、染めるときはそれなりの激しい色にしていました。
たまにパーマもあてていました。
どうして、坊主にしたか。
それは、年々薄毛になってきていることも理由ですが、どちらかというと髪を切りに行きたくないというのがあります。
当時も自分でやるか、友達にやってもらうか、友達のお母さんにやってもらっていました。
あとは、手入れいらずという点でしょうか。
ネパールに旅立つときに、ついでに0.5ミリにしたのがきっかけですが、それ以降、坊主頭というものに病みつきになってしまいました。
カウンセリングシート
世の中には頓珍漢な音痴がいます。
髪を切りに行くと、変な用紙を渡されたことがあります。
「髪質は? 硬い 柔らかい 普通」
触ったらわかりませんか?
それに僕は自分の髪しか知りませんが、本人たちはいろんな人の髪に触れているはずです。
硬い/柔らかい/普通はあくまで相対的なものです。
ほかの何かと比べて決まる性質があります。
たとえば、「贅沢微糖」なら、「エメラルドマウンテンブレンド」よりは甘くないですが、奥大山の天然水よりは甘いはずです。
確かに甘いですが、黄金糖よりは甘くないはずです。
でも、ココイチのカレーよりは甘いはずです。
もういいですか。これくらいにしておきましょう。
―
それはまだいいほうです。
そのカウンセリングシートの下の方には次のようなことが書いてありました。
- 自分のことをたくさん話したい
- 話すのは苦手なので話しかけて欲しい
- 話しかけて欲しくない
。。。
。。。
どこにでも音痴はいるものです。
サービスのつもりでしょうが、そんなことは少し話せば分かることです。
先の質問も触ればわかることです。
当然に「話しかけて欲しくない」を選択しました。
シャンプーの営業
「市販のシャンプーは合成の素材が多いので、頭皮に良くないんですよー」
遠まわしに営業してきました。
人が身動きも取りにくい状況で、です。
当然、僕は軽くあしらいます。
そして、頭をマッサージしながら、その力はどんどん増してきました。
「薄毛の原因にもなるんですよー」
いらいらを僕の頭皮にぶつけてきました。
訴えてもいいですか?
いえ、数ヵ月後、そこは「貸店舗」になっていました。
もう矛先もありません。
わかりやすいですね。
変な張り紙
カウンセリングシートと同じような感じで、
「この個室の利用時間は3時間です。時間になったらすぐに退室してください。ほかのお客様もこの部屋を利用したいのです」
という張り紙を見たことがあります。
言い草が危ないですね。
言いたいことはわかりますが、言語表現一つで、読む方の気持ちはかなり変わります。
同様の内容を伝える時でも、日本語は表現の幅が豊かなので、たくさんの表現方法があります。
お客様は神様ではないですが、友達でもありません。
「以前、無責任な親が子供を放置したため、階段から転落するというケースがありました」
という張り紙もありました。
イライラをぶつけたいだけではないかと思ってしまいます。
転落を防ぐための注意喚起なら、
「以前、お子様が階段から転落するというケースがありました。誠に恐縮ながら、当店の階段は急な勾配になっており、つまずきやすくなっております。過って転落されると大変危険ですので、小さなお子様からはお目を離されないよう、お願い申し上げます」
など、同様の内容でも他の表現はあるとおもいます。
どこにでも音痴はいるものです。
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