われわれが極めて疎いギリシア的なもの

東洋的であれ近代的であれ、アジア的であれヨーロッパ的であれ、これらすべてのものは、ギリシア的なものと比較すると、嵩高(かさだか)なことや、崇高なものの表現としての巨大な量を楽しむことが、特有なことである。われわれは、ペストゥムやポムペイや、アテナイにおいて、またギリシア建築術全体の前において、ギリシア人が、どんなに小さな量で何か崇高なものを表現することができ、また表現することを好むかに驚くのに。― 同じようにギリシアでは人間自身が、彼らの考えの中でどんなに単純であったことだろう!人間智の点で、われわれは彼らよりもどんなにはるかに優れていることだろう!またわれわれの魂や魂についての考え方は、彼らのものにくらべると、どんなに迷路のように見えることだろう! 曙光 169 前半

以前イスラエルとトルコに行った時のことです。

イスラエル、トルコ共に西アジアになりますが、食事は毎食毎食西洋食です。

朝食はパンやチーズ、オリーブの丘だけにオリーブ(イスラエル旅行記 エルサレム)と、「おにぎりが食いたい」と思いながらも、そのような食生活になっていました。

西洋文化だからかワキガの臭いだらけです。

エレベーターで濃縮されたワキガ臭

ホテルのエレベーターでも、ワキガの臭いがしました。

「西アジアといえど、やはり西洋文化だからか、ワキガ集団よ」

と思いながら、エレベーターの中なのでニオイが充満しています。嗚咽を催すほどの強烈なワキガ臭です。と言ってもホテルなので地元民ではありませんね。

「自分より前に誰かが乗っただけでこのレベルか、やはり本場は違うな」

と思ったのですが、念のため、自らの脇を嗅ぐことにしました。

「原因は私です」

まさか自分がこんなに強烈なニオイを発しているとは気づきませんでした。しばらく滞在してからのことなので、嗅覚が麻痺していたのでしょうか、エレベーターほどの密室でないと気づかないほどに鈍感になっていました。

ワキガは食生活です。

あのニオイ、特に「おかず系」は体質でもなんでもありません。

ふとしたことで、チーズや小麦主流の食生活をしていると、観光客の白人が京都に撒き散らすかのようなワキガ臭になります。

ひとまず水を大量に買って長風呂にすることにしました。その場で洗っても、汗がワキガ臭です。汗をどんどん出すようにして、長風呂に浸かると翌日にはなんとかニオイはおさまりました。

やはり和食、特に米を食べなければなりません。

欧米方面のご旅行などの際は、帰り際にご注意ください。

われわれが極めて疎いギリシア的なもの 曙光 169

Category:曙光(ニーチェ) / 第三書

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