偉大なるセキセイインコのプーコちゃん
この季節、春から初夏にかけての陽射しを浴びると、セキセイインコのプーコちゃんのことを思い出します。プーコちゃんはメスのインコであり、僕にとってはお姉さんのような存在でした。 人生で一番誰かを応援した瞬間は、今でもプーコちゃんが卵を産んだ瞬間です。諸手を挙げて応援していていました。 その時産んでくれた卵は無事に孵り、ひなが生まれました。 大好きなピーコちゃん(オス)とプーコちゃんの子どもです。 ピーコちゃんにお嫁さんがやってきた 小学生の頃、ある時家の近くの会社に勤めるおばさんが、メスのセキセイインコを連れてやってき
あまりに無防備なモンカゲロウ
先日、家の裏にカゲロウがいました。モンカゲロウです。 弱すぎる上に短命なことで有名なカゲロウですが、幼虫の時は水中で生活していて、亜成虫という不完全変態を経て自然界最弱級の成虫になるという感じです。 しかし「水辺でも何でも無いのに何でこんなところにいるんだ?」という感じです。 きっと車とか自転車とかに張り付いたりなんかして移動してきたのでしょう。 きっとそんな感じでやってきたであろうモンカゲロウは、天敵に対して「どうぞ発見してください」と言わんばかりの目立つ場所にいました。 「保護色という考え方はないのかね?」 と
倒木した桂川~天神川の桜と社会
先日、桜の季節ということで桂川の方に行きました。 いつもの菜の花スポットですが、そこには桜並木があり、ほぼ毎年のように行ったりしています。しかし、桜の季節は比較的人が多いので、桜が散った後に菜の花を見に行くことが多いという感じです。 ただ今年はちょうど桜が満開の時期に暖かい晴れの日が訪れてタイミングも良かったので、多少の人の多さを覚悟しながら桂川の方に行きました。 桂川と天神川が合わさる手前の場所で、厳密に言うと天神川の方なのですが、やたらと人が多く、「うーん…まあ仕方ないだろう」と思っていました。 桜並木の方に行
宝ヶ池のガチョウ「雪雄」
「雪雄」は京都市左京区の宝ヶ池にいたガチョウです。長年宝ヶ池公園のアイドルだったガチョウの雪雄は、2017年1月9日に亡くなりました。 宝ヶ池のガチョウ「雪雄」の写真などをまとめておこうと思います。ひとまず「ひとこと」に分散していた画像をまとめつつ少し追加してみました。 宝ヶ池のアイドル、ガチョウの雪雄。 なお「雪雄」という名は僕が勝手に呼んでいただけですのであしからず。 かなり前から一応知っていましたが、はっきりとコミュニケーションを取るようになったのはこの写真の頃からです。昔はガチョウが2羽か3羽いたような記憶
奥飛騨クマ牧場 ヒグマのグーちゃんとの思い出
奥飛騨クマ牧場にいるヒグマのグーちゃんとの思い出です。 奥飛騨クマ牧場にはたくさんのツキノワグマがいますが、ヒグマは一頭のみ。そのヒグマがグーちゃんです。牧場の一番奥にいます。 1995年生まれということで、僕とは干支一周り違いで亥年の歳男です。 最初ヒグマのグーちゃんのところに向かった時は雪が積もる高い場所にいました。 一応ビスケットを投げてみたりしましたが、それほど反応はなく、という感じでした。 ツキノワグマのように特に興味を示すわけでもなく、直接取りに来ることもなく、近くに落ちたものをゆっくりと食べに来るよう
奥飛騨クマ牧場 ツキノワグマとの戯れ
以前、福井県から群馬県に向かう途中に平湯温泉あたりを通過した時に「温泉の匂いが強烈だ」と感じ、印象に残っていたので、この度平湯温泉に行きました。 やっぱり匂い通り泉質がいいなぁと思いました。 僕の中では草津温泉の次くらいだと思います。 翌日、奥飛騨クマ牧場に向かいました。 やはりどこに行っても動物に会いに行ってしまいます。 奥飛騨クマ牧場にはツキノワグマとヒグマがいます。 ひとまずはツキノワグマたちとの思い出の方から触れていくことにします。 いざ!奥飛騨クマ牧場 若干昭和感のある奥飛騨クマ牧場。昭和生まれの僕として
美しくたくましく福井県 2019 越前松島水族館
敦賀市から一旦若狭町に向かい、翌日から例のごとく越前町方面に行きました。 毎度毎度越前町という感じですが、今回は坂井市まで足を伸ばし越前松島水族館に向かいました。なぜなら年始に桃鉄でマンボウラッシュだったことと気比の松原でマンボウを見たからです。越前町行きは旅立つ前から決めていたことですし、さらに少し先にある越前松島水族館では生きたマンボウを観ることができるということなのでパスする理由がありません。 そんな感じで今年はマンボウを筆頭に魚類や両生類など、海の生き物と仲良くなろうということで水族館に行きました。 越前松
美しくたくましく福井県 2019 気比の松原
美しくたくましく福井県 2019ということで福井ツアーに行きました。まず第一弾は 福井県敦賀市の景勝地「気比の松原」です。この場所へは何度か行ったことがあるのですが、久しぶりに寄ってみようということで松原を散歩しに行きました。 気比(けひ)の松原は、日本三大松原の一つです。近くにある氣比神宮の神苑だったようですが、その後小浜藩の藩有林になり、現在は国の名勝として指定されています。 浜辺のすぐ脇にたくさんの松が群生しています。赤松と黒松が生えていますが、赤松が多いのが特徴的です。 松の香りと潮風が相まってすごく良い匂
葉束 うさぎへのプレゼント
「プレゼントとして花束があるのなら、葉束というのはいかがだろうか?」ということで考案した、養子のうさぎへの誕生日プレゼントの「葉束」。 うさぎが食べることのできる野菜や香草をふんだんに。 うさぎ用葉束2014 2014年は、パセリ、セロリ、青梗菜(チンゲンサイ)、芹(せり)、春菊、みつば、サニーレタス、菜の花、バジル、水菜、壬生菜など。 花より団子ということで、うさぎとしては、花束より葉束のほうがいいだろうという感じで大好きな野菜をふんだんに使用しました。 うさぎ用葉束2015 2015年の葉束。真っ先にかぶりつい
第1400回投稿記念
これで1400記事目になります。ブログ創設から1400回目の投稿ということで「第1400回投稿記念」です。 前回の第1300回投稿記念は、2018年10月19日で、前回からの100記事は、40日ちょっとくらいかけて投稿したという感じです。なんだかんだで長文のものも結構ありますが、比較的短期間で100記事を迎えた感じになります。これは、書庫の心理学を増設したということが大きく影響しています。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。 また、contactからご連絡いただいた方、投稿にコメントをいただいた方、あ
縁起が良い動物とか悪い動物という発想
世の中では縁起が良い動物とか悪い動物という発想をする人たちがいます。もちろん本来の意味での縁起、「因縁生起」とはまた少し異なった感じで俗っぽくこうした縁起の良い動物や縁起の悪い動物について考えてみましょう。 縁起が良い動物は何か? 縁起の悪い動物は何か? A そんな分類は意味をなさない 単純な答えとしては以上となりますが、もう少し詳しく書いていきましょう。 本能が反応するという仕組み 昔何かで読みましたが、人は大きく「蛇を怖がる人」と「蜘蛛を怖がる人」に分類されるというような感じで、怖がるものの類型というものはある
神戸どうぶつ王国でさらにふれあいの時間
六甲山牧場に行った翌日、神戸どうぶつ王国でさらにふれあいの時間を満喫しました。有馬温泉の方からポートアイランドまで足を伸ばす形で、連日動物とのふれあいです。結局動物ばかりという感じになりました。 神戸どうぶつ王国は元々神戸花鳥園だったということで鳥がたくさんいます。鳥たちとふれあいたいということで、「うさぎをはじめとした草食動物の次は鳥だ」という感じで、どうぶつ王国です。 神戸どうぶつ王国 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1−9 神戸どうぶつ王国(公式サイト) 鳥たちとのふれあい 神戸どうぶつ王
六甲山牧場でふれあいの時間
神戸方面ツアーについては特に何の予定も立てていなかったのですが、六甲山に来たからにはと六甲山牧場に行きました。 六甲山牧場には羊や山羊、うさぎ、牛、馬、ミニブタ、牛、アヒル・コールダックなど様々な草食系の動物がいます。そしてそうした動物と触れ合うことができます。 なお、たくさんの羊だけでなく牧羊犬もいます。ちょうど先日「ベイブ」を観たばっかりだったので、そうしたことからこの場所を選んだのでしょう。 京都は京都市動物園くらいしかありませんが、兵庫県はいたるところに動物と触れ合う場所があるのでいいなぁと思います。 神戸
心にググっと群馬ツアー 2018 長野・群馬での生き物たちとの思い出
心にググっと群馬ツアー2018の番外編的に長野・群馬の旅先で出会った生き物たちとの思い出について残しておきます。 今回も碓氷峠や赤城道路を走ったり、榛名湖に行ったり伊香保温泉にも入ったりという感じでしたが、重複している場所についての新しい写真などは追々過去記事に反映することにします。 草津熱帯圏のアルパカのマーブルを筆頭に、今回はやたらと行く先々で動物や虫たちとよく接しました。 それではまず「25番」からいきましょう。 美ヶ原の牛「25番」 今回も長野県の美ヶ原に行ったのですが(しあわせ信州 2017 ビーナスライ
心にググっと群馬県 2018 草津温泉&草津熱帯圏
ババンババンバンバン!ババンババンバンバン! ということで、上州草津の湯です。 草津温泉は日本一の名湯とよく言われますが、内心は「ほんまかいな」と言う感じでした。 「お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ」 と言われるからには、想像を超えてもらわねば困ると言った感じです。 … 温泉の概念を変えるほどの泉質、日本一の名湯は伊達ではありませんでした。 ― 近畿圏の方々のイメージとしては「草津=滋賀県草津市」ということで、僕も高校生の時にはバイクで滋賀県草津市に遊びに行くたび「琵琶湖しかない…温泉はどこにあるのか?
真夏の墓参りと花々
「墓場ビジネスと霊感商法」などで触れていますが、墓自体はただのビジネスであり、墓参りという文化そのものが、文化という名のマインドコントロールであると思っています。 そんな中、母に頼まれて母方の先祖の墓に花を添えに行くということをこの夏経験しました。 その時に最も感じたのは憂いです。花に対しての憐憫です。 生きている花たちが、もう既にいない死者のために、もっと言えば宗教という狂気やそこから派生した習慣のために、なぜ劣悪な環境に晒されに行かねばならないのか、という憂いです。 人がその感情のために、―狂人的思考の結果思い
晴れの国おかやま 2018 真鍋島
いつも夏には高原に向かうのですが、今年は思いっきり日光浴ということで晴れの国岡山です。岡山県には過去に二回ほど行ったことがあるのですが、昔岡山駅からマリンライナーに乗って香川に行った時に観た瀬戸内海の印象、島々の印象が色濃く残っていたので、瀬戸内海の島、真鍋島(まなべしま)と北木島(きたぎしま)に行ってきました。 どちらかと言うと真鍋島がメインになりますが、その島を選んだ理由は、岩井志麻子氏の「ぼっけえ、きょうてえ」の中に含まれる風習を確かめに、という感じでした。 銀の匙を読みながら、凧あげのシーンが出てくれば校庭
走馬灯の如く思い返す太公望
「能ある鷹は爪を隠す」のおじさんは釣り好きであり、また勤め人時代には結構釣り好きの人がいました。すべての人ではないと思いますが、そうしたタイプの人から受ける印象はどうしても「趣味に生きている人」といったような感じがします。 生活を趣味に合わせて生きているという感じがして、有給などを念入りに消化していく感じの人が多いという印象です。 「能ある鷹は爪を隠す」のおじさんの車には「〇〇名人」というようなステッカーが貼ってあったりしました。それほど釣りが好きなのでしょう。その一方で、成績は寥々、仕事はいまいちという感じだった
三羽烏の直談判
以前、桜の季節に京都御苑で弁当を食べていたときです。 木の枝に烏が止まり、「あのー…それ、ちょっとだけいいっすか?」と食べ物をねだってきたことがあります。まるで雪雄が首を伸ばすように、「いいっすか?」とねだってきたので、おすそ分けしておいた、というような感じです。 鴨川の雀と鴨 そういえば先日は鴨川で雀が同じような感じでねだってきたことがありました。特に食べ物は何も持っていなかったのですが、やたらと周りをぐるぐるしていました。 「何ぞお持ちではありませんか?」といった表情です。 その時、目の前でいきなり鴨が飛び出し
アシナガバチを保護中
昨日の昼間、家の裏をアシナガバチがフラフラになりながら歩いていました。羽が機能せず、かなり弱っている様子で、足を引き摺るように歩き、その様子を観察しているとバタンと倒れてしまいました。 一昨日に近くで巣の駆除が行われたようで、その時に駆除を逃れたアシナガバチだと思います。一昨日の夜から近くで羽音と威嚇音を交互に繰り返すようなヘルプコールが続いていたのですが、どこにいるのかもわからない感じでした。何となく助けを求められている感はありましたが、どうしようもないような感じでした。 そんな中、その翌日になりますが、命からが
韋駄天が一目散
以前どこかで触れていましたが、僕は文化系ながら太ももが異常に太く63センチほどあります。高校生の時には体育会系の人たちを差し置いて立ち幅跳びなどで学年一位でした(でも走るのは速くありません)。ということで陸上部やラグビー部などからよくスカウトを受けましたが、文化系なので全てお断りしました。 「フォームをキレイにしたらもっと速く走れるぞ」 などと体育教師に言われたりもしましたが、別にその分野に関心もありませんでした。 体育は差別の塊 それは、速く走れることにそんなに魅力を感じていないという部分もありますが、それよりも
鹿の王との約束
最近、見る夢の中でも白昼のふとした隙間においても、何故か宝ヶ池の鹿の王が出てきます。 僕が勝手に鹿の王と呼んでいるだけですが、もちろん宝ヶ池に実在する鹿です。その旨は一応「宝ヶ池の鹿」で少し触れていました。 サラブレッド並みとまではいきませんが、かなり大きな体に加え、すごく立派な角を持っています。普段宝ヶ池で見る鹿とは圧倒的に体格が違うという感じです。その風格からおそらく宝ヶ池公園付近一帯の鹿の王だと思っています。 彼との出会いもまた不思議なのですが、「宝ヶ池」で触れていた通報を行った時でした。 僕が宝ヶ池公園から
植物と仲良くなった日
植物と仲良くなった日ということで、植物を育てることが絶望的に下手だった僕が植物と和解しうまく育てることができるようになった時の思い出について書いていきます。 内容が具体的だからか、そういえば何だかんだで植物カテゴリへのアクセスも結構あるのですが、それで何となく思い返すと僕は20歳位まで植物を育てることが抜群に下手でした。 小学生の頃は、家にインコのピーコちゃんを筆頭にたくさんのインコと接していたため鳥とは仲良しでした。傷ついた雀を保護したことがありますが、その雀ともすぐに友だちになれたため、結構長生きしました。普通
進化と退化
「テクノロジーを筆頭に、社会は目まぐるしく進化を遂げています」 そんなことがよく言われますが、僕はそうした表現に違和感を覚えています。 いつの時代でも、「進化に甘えて、現実が疎かになっている」というようなことを言いたがる人は出てきます。 「便利さに自由を奪われている」 みたいな感じで世代間のギャップに違和感を覚えている人ですね。 しかし僕の違和感はそうしたものとはまた異なったものです。 そういう人たちが言いたいことも理解することはできますが、根本的に便利さの追求はある種の退化であり、進化とは言いません。 最適化しエ
寝たきりうさぎとの過ごし方
先日の「うさぎの死 さようならわが息子よ」で予告しましたとおり、「寝たきりうさぎとの過ごし方」について書いておこうと思います。何度か斜頸(しゃけい)症状が出ていましたが、10歳半の高齢うさぎだったため、最終的な死因は老衰だったと思います。 うちのうさぎは、「神経症状を抑えるステロイドの効きめが限界に来たようだ」ということで、片足不随になりつつ、マッサージ等々で回復と再発を繰り返しながらも、ある時点でまっすぐに立とうにも足に力が入らないようになり、その後寝たきりになりました。 以下は、獣医との相談の上で僕自身が「うさ