ハエトリグサ(蠅捕草、ハエトリソウ)は、北アメリカ原産、ウツボカズラ目モウセンゴケ科ハエトリグサ属の食虫植物です。食虫植物の中でトップクラスに有名な植物です。
名称はハエトリグサ、ハエトリソウ、ハエジゴクといった名前ですが、蠅だけでなくダンゴムシやアリ、ハチなども捕食するようです。その他、牛乳や肉片、チーズ、鰹節なども消化可能なようです。
原産は北アメリカ大陸で、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州の郊外の湿地に自生しているようです。1属1種ですが、ロゼットタイプやエレクタタイプなどの種類が存在します。
ハエトリグサの捕虫方法
ハエトリグサの捕虫方法は、見ての通りの葉で捕まえるというもので、開いた葉の内側から無視を誘引する蜜を分泌しておびき寄せ、感覚毛(トゲ)が感知すると葉が素早く閉じて捕まえるというものです。
閉じる速度は約0.5秒と早く、内外細胞の膨圧の変化の差を利用して閉じるといったメカニズムのようです。
感覚毛(トゲ)は両側に3本ずつの計6本で、間違って無駄な動きをしないようにということなのか、1回触るだけでは反応せず、短期間に2回連続刺激を受けると閉じるという感じになっています。なお、刺激を感知するトゲが同一の場所でなくてもよく、2回目の刺激に関しては別の場所でも反応するようです。
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公開日:2019.09.19
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