同時に二つ以上の欲求があり、これらに対応する目標の心理的な方向が相反し、かつ、その誘意性の強さがほぼ等しい場合はコンフリクト状況が出現する。そうなるといずれの目標を選択するか決定できず、コンフリクト行動を起こす。
コンフリクト(conflict)とは「葛藤(かっとう)」、心理的な葛藤を意味し、同時に満足させることが困難な欲求や衝動が同じくらいの強さで個人の内部に存在することで行動を決定できない状態を意味する。
コンフリクト状況 三つの型
コンフリクト状況として以下の三つの型があげられる。
- 接近-接近(approach – approach)
- 接近-回避(approach – avoidance)
- 回避-回避(avoidance – avoidance)
接近-接近(approach – approach)
おもちゃを買ってもらえるのだが、欲しいおもちゃが2つあり一方を選ぶことを迫られると言うような状況。生物体が、二つの正の誘意性をもつ目標の間におかれている場合の状況である。
目標が近くに来ればその目標は誘意性が増大する。
接近-回避(approach – avoidance)
行きたい学校があるのだが入試が難しく、受けるのが嫌なので、その学校への志望を決定できないと言うような状況。
回避-回避(avoidance – avoidance)
学生が勉強は嫌だが留年も嫌だと思いながら、遊びと勉強をどちらも取ることができず、ただだらだらと時間を浪費しているような状況。
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接近-回避型のコンフリクトにおいては、成功回避動機が生まれる。また心理的拘泥という現象が起こることもある。
公開日:2014.11.09
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